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『ストラボ』メルマガ 2019.3.9 Vol.65
活発性 ～やってみないとわからない、未知に飛びこむ大胆才能の活かし方
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ストレングス・コーチの森川です。
ストラボメルマガを読んでくださっている皆様、
2月は内省！と叫び続けていたら3月が始まってしまった。
自分1人で抱えることを完全に手放し、
今回から、ストラボの毎月のメルマガ、
ストレングスコーチの方々との共同執筆でお送りしていきます。
切り込み隊長は、もちろん「活発性」！
ともまつけいこコーチ＆佐々木ちひろコーチ（＋影の声：森川）にてお送りします。
では、早速。(以降は、ともまつコーチと佐々木コーチが執筆しています)
ストレングスコーチのともまつ＆佐々木です。では早速いきましょう♪
（早速・早速うるさい！笑）
活発性、
グローバルでは、TOP5に出てくる方の割合が34資質の中で28位、下から7番目、
1870万人中10％に満たない9.7%（2018年1月現在）
日本でも同じく28位、下から7番目ですが、
67万人中7.1％とさらにレア（2018年9月現在）。
グローバルでも日本でも、
ざっくりいって10～14人に1人しかいない「レア」資質の一つです。
活発性は、名前の通り「活発」な才能で、
まず動く、まず始める、といった忙しい才能（笑）。
先が見えない時に、「とりあえず動く」才能です。
他人にも、「早く！」を求めるために、
活発性を持つ人への返事は「早く！」が吉です。
ぜひ、ご協力お願いいたします。「今、返信無理。」という返信でもOK。
合言葉は「とっととやろう！」（影響系です、はい。）
大きく分けると、何もかも“今すぐ、早く”という、
三歳児的な側面と
「ある程度考えたら行動を起こしてみないとわからない」
という大人な側面に分かれ、
活発性の方は、基本的にこの両面を持っています。
達成欲とどう違うのか。
活発性は「始める」、達成欲は「終わらせる」資質。
活発性単体は、始めるけれど終わらせる才能ではないので、
達成欲をはじめとした実行力系の資質を合わせもっていないと、
やり始めたことだらけになり、とっちらかることにも。
（森川：着想×活発性のともまつコーチ、今やましだが10年前はやばかった。）
逆に、活発性と達成欲を併せ持つと、
「どんどんスタートし、周りを巻き込みながら最後までやる」
高速ブルドーザー並みのスピードとエネルギーに、
周りがどんどん倒れていく可能性大。
（森川：私です。関係者のみなさん、ごめんなさい）
活発性のキーワードは「早く！」「すぐ！」「今！」。
エレベータは乗るとすぐに「閉」ボタン連打で、
乗り込もうとしている人をドアに挟んでしまうことも。
仕事は早いけど、ミスも多い。
経験がないことでも「取り敢えずやってみよう」と動き始めてしまう、
まるで巨大アクセルにブレーキなしの車のような。
そんな活発性の辞書には、「失敗」という言葉はありません。
早く始めると、思い通りにいかない部分がわかるので、
そこから学んで修正をかけていった方が効率的。
すべてはプロセスの一環で、むしろ「失敗」から学び、次につなげます。
「失敗とは最終結果だから、やり続ける限り失敗はあり得ない！」
と、恐ろしく「行動ポジティブ」です。
とはいえ、電池切れの時は一旦、停滞することはあります。
そして、別のことを始めてしまって、以前のことは忘れ去る場合も。
とにかく、「やってみないとわからない」という
フロンティア精神資質なのです。
（森川：ちなみに、責任感×活発性の佐々木ちひろコーチは、
電池切れをおこしません。恐るべし実行力×活発性）
ちなみに、活発性と一緒に出やすい資質は、
指令性、コミュニケーション、自己確信、社交性と
影響系資質群が並びます。
出にくい資質は、慎重さ、公平性、調和性。
決断に時間をかけたり、全体バランスをみる資質が並びます。
この３資質と活発性をTOP5に併せ持っている方は、
そうとうレアです。おめでとうございます。
持ち合わせている資質を大事にしてあげてください。
そんな活発性を活かすにはどうしたらいいか。
まず、活発性だけに注目すると、
膠着状態にあって動きが取れなくなっている状況や組織を、
動かし始める時に活きます。
そんな活発性君、活発性チャンたちは、
おんなじスピードで走ってくれる人がいると、超心地いい。
「やろうぜ～」と誘われたら、乗っかってあげてください。
たとえて言うなら、洞窟に避難している人がいたときに、
まだ洞窟にいた方がいいのか、出た方がいいのかもめていて、
そんな時に、活発性に「早く出ようよ！」と押されて出たら、
洞窟に爆弾が落ちた(驚)、出といてよかったね。というようなイメージです。
組織の例では、とあるグローバルメーカーで経営が芳しくなかったときに、
同業他社から引き抜かれた人が学習欲×着想×活発性の資質の人でした。
彼は、その企業の硬直状態を明るく楽しくぶっ壊しました。
結果、その企業は大復活。
お祭りのように「いいからやってみようよ」と言いつつ相手を否定しない。
まさに、強みが成熟し、うまく使えている状態。
パートナーシップの例だと、
ストレングスファインダーRを開発したGallup社のレジェンドコーチである
カートさんが、Gallup社に入ったのも、活発性のおかげ。
カートさんの奥さんが活発性を持っていて、カートさんが迷っているときに、
「カート、あなたがいいと思うなら、まずは入ってみればいいじゃない。」
というのがきっかけというエピソードもあります。
誰かがなかなか動き出せない時に背中を押してあげるのが活発性
（ただし優しくではなく、“回し蹴り”でみたいなことも多いですが）。
次に、活発性を組み合わせで活かすために
活発性スイッチを増幅したり、うまくコラボする、資質との組み合わせ、
現役ストレングスコーチの実例からイメージしてみましょう。
◆活発性×着想
アイデアを実現するために、まずやり始める。
実は、スタートアップ企業の社長さんにも時折みられるこの組み合わせ。
イノベーションはこの組み合わせを持つ方から生まれることもしばしば。
ただし、暴走するとヤバイこの組み合わせ。
思いついたらやる、思いついたらやる(やらせる？)。
無意識にやると、無邪気な３歳児がおむつ付けたまま、
刃物を振り回しているような状況です。
周りから見ると、言っていることが朝令暮改になってしまい、
社員や支援してくれる人がテンテコ舞になっていることも。
もしあなたがこの組み合わせを持っていたら、ちょっとは振り返ってほしい。
もし周りにそういう人がいれば、大人なあなたが面倒を見てあげてください。
◆活発性×コミュニケーション
会話のテンポが速く、聞いていて軽快！
ただし、口から出たことはすぐに忘却の彼方。
「こんなこと言ってたよね？」とあとから言われても、
本人は忘れていることもしばしば。
（森川：私です。自慢じゃないが、ほとんど忘れています。というか、
覚えていることもある）
比喩やたとえ話も上手だし、後から後から出てくるので
聞いていてヒントになることもたくさん。
ただ、口から出まかせや毒も次々吐くので、
伝える伝えないを、うまくコントロール、「そこはぐっとこらえる」
ができればベスト。
（森川：失敗から学ぶ、でいいので、致命的な失敗をしないように
気をつけて）
◆活発性×内省
一見相反するような資質ですが、併せ持つ人はいます。
場面によってどちらかの資質が出ているということが多いようです。
活発性だけの人と内省だけの人だと、互いに「考えてばかりで動かない」
「考えなしで動いている」と互いを理解できないこともありますが、
2つの資質を併せ持つと、活発性でとりあえず動いてみる、
結果が出てそれを内省で振り返る。
なので、PDCAサイクルを回すように、
動いては、振り返り、動いては、振り返り
をうまく行うことができます。
ちなみに、しばしば活発性で思いついたことを話しかけるけれど、
相手が答えだすと内省に入り、最後まで聞いていないということも。
あるいはとにかく行動しながら、頭では別のことを考えはじめ、
気がついたら「何でここにいるの？」「何しようとしてたんだっけ？」ということも。
◆活発性×責任感
この2資質の組み合わせも割と相反する性質を持ち合わせる資質。
活発性単独だととにかく動く、失敗の文字はない、
相手も早く動かしたいと思う傾向があります。
しかし、責任感は相手に迷惑をかけることを嫌がります。
早くやりたい気持ちはありつつ、
相手を動かすことは心の中に留めるかもしれません。
あるいは、心の中に留められず、
迷惑をかけ、罪の意識を感じるかもしれません。
また、ときには責任感があるからこそ自分で動いて動いて
約束を果たそうとするかもしれないですね。
やりすぎて体調を崩さないように気をつけましょう。
◆（学習欲＋収集心）×活発性
学習欲もしくは収集心単独に活発性がくっついても
学びたい、知りたいからセミナーに行くということがあります。
学習欲、収集心両方に活発性がくっつくと
新しいことを1から、シリーズ完結あるいは同じことを
様々な人から学びたい、情報を得たいと
あちこちのセミナーに行ったり、ネットで情報を集めたりするでしょう。
学習欲は学ぶことが大好きな資質。
そこに活発性が加わることで
インプット過多になりがちです。
収集心の特性を生かして身近な人に質問してもらうことで
アウトプットしたり、
アウトプットすることに関して積極的に活発性を使ったり、
－とにかくブロクを書いてみる、セミナーを自分で開いてみるなど－
そうするとより資質を活かせるでしょう。
活発性全体に共通する点とその活かし方でいうと、
1)とかく忙しくなってしまうので、たまには立ち止まってみる。（自分メンテナンス）
手当たり次第にやり始めることも多い、活発性。
なんだかわからないけど、いつも忙しいというのが定常状態。
Top10に入っている終わらせる資質を活用したり、
周りの人に助けてもらったりしながら、やりかけの物事を棚卸をすることも大切。
（森川：呼吸が浅い傾向大。自分という車のハンドルを握って
スピードをコントロールするために、
1分間でもいいので、目をつぶってゆっくり呼吸する時間をもってみる。
頭の中で何かひらめいても、その1分間だけはすぐに動き出さずに。
それを2分、3分、と増やしてみてください。5分できるようになったら、
活発性を使いこなす“大人活発性”の太鼓判を押せます）
2)ペースが同じ人たちと趣味の活動を共にする。（自分活性化）
トントン拍子、ノリの良さが好き。
思い立ったが吉日。
「いつやるの？」「今でしょ！？」
ノープランでとにかくやり始めることが好物。
「ちょっと待って」と言われようものなら、餌を目の前に「待て」された
猛犬のようにガルルルル…となります。
逆に言うと、あなたたちほど「早くやらないと！」と周りは思っていません。
周りが「遅い」のではなく、あなたが「早い」だけ。
3)なにかと周りの人も動かしてしまうので、自身の動きが
みんなのハッピーにつながっているかを確認する。（周りへの貢献）
動きが停滞しているときは切り込み隊長として、
何も恐れないあなたはみんなのヒーロー、ヒロインですが、
じっくり考えることが必要な局面では、周りの迷惑になります。
⇒とはいえ、止められないのが自分の傾向性である資質。
特に活発性は動いてしまうがゆえに影響力も絶大。
まずは、信頼できる人へやりたいことを伝えてアドバイスをもらう、
という習慣を持つことが現実的ですが、
そのためには動く前に「一瞬Stop」できる技を磨く。
あらためて、無意識だと自然にまず動いてしまうのが活発性の特徴です。
全体を通して効果的に活用するためには、
まずその「動く」前に意識を挟み込む。
そして、「一瞬Stop」できるようにする。
自分を訓練することは、より良く活発性を活かすことにつながります。
（森川：これを実践するのは、かなりのエネルギーがいります。
そう、活発性以外の方々は、行動を起こすのにエネルギーがいるけど、
活発性は、行動を抑制するのにエネルギーがいる。
少なくとも、18：00以降のメールは、本当に緊急対応以外のものは
翌朝まで下書きに入れておいて、翌朝にもう1度読んでから出すと、
相手との関係性が改善されるかも）
Facebookグループに、
「活発性GoGo!」
があります。活発性をTOP10に持つ
方はどなたでも入れるので、申請お待ちしております。
活発性LOVEの方も歓迎！傾向が知りたいだけのディスる人はNGです！
https://www.facebook.com/groups/156194861666368/
以上、ともまつけいこコーチ、佐々木ちひろコーチでした。
今回、ストラボのメルマガをストレングスコーチの方々とコラボして出して
いきたいとFacebookのグループにアナウンスした瞬間に、「活発性担当！」
と声をあげたのがともまつコーチ。
何も考えていない。なんだか新しいんだ（着想）、自由にできそう（指令性）、
とりあえず手をあげてから考えよう（活発性）。
先が見えない新しいことを始める時には、ほんとうに心強い。
少し遅れて手を挙げた佐々木コーチは、活発性が挙げようとした右手を、
責任感と内省の左手が「ちょっと待て」と押さえたけど1日だけしか
もたなかった。やはり、活発性の炸裂エネルギーは高い！
レア資質活発性をTOP5にもつ皆さん、ともまつコーチ、佐々木コーチ、
森川と何かやらかしませんか！！提案お待ちしています。
森川
※メルマガ本文に関する補足説明※
本文中の順位や割合は、ストレングス・ファインダーを
受けた方の中での集計結果となりますのでご注意ください。
ストレングスラボのHP、リニューアルしました。
以前のHP、ちょっと昭和な匂いがして、それはそれで気に入っていたのですが、
ようやく”洋服”を着替えました。
ストラボがお勧めするストレングスコーチの方々も、どどん、と掲載しています。
コーチの方々が書かれているブログも次々とお届けできるようになりました。
1度覗いてやってくださいませ。
https://strengths-labo.com/
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＜バックナンバー＞
バックナンバーの閲覧はパソコンからのみとなります。
http://m.strengths-center.jp/7/356/114/106
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【編集後記】
２０１９年第２弾は『活発性』です！活発性の代表と言えば、コーチの森川！ですが、
「取り敢えず、
飛んでみてから・ボタンを押してから・やってみてから
考える！！」
が代名詞のような。。。方です。はい。
私も割とせっかちですが、それ以上にせっかちです。ですが私の活発性は中くらい、
せっかちと活発性は違うのか？ う～ん脳内でぐるぐる着想中。
今度確認してみます本人に。
そして、脳内ぐるぐるしていると
「ねぇねぇ あれどうなった？ これってどうしたっけ？ 終わってる？
そーいえばさぁ～」
と矢継ぎ早に問い合わせが(笑) 活発性発動です。
でも分かっていると、楽しい活発性です！ そしてこれが無いと
「あれ？ 具合悪いのかな？」と心配するのです周りが。
引き続きストレングス・ラボのメールマガジンをよろしくお願いします。
事務局 堀江
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