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『ストラボ』メルマガ 2021.1.3 Vol.85
回復志向
~予想できない問題が起きる今だからこそ活躍できる
自分も周りもアゲアゲにする回復志向~
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ストラボ資質メルマガ、令和第18弾、そして記念すべき
2021第一号は、“回復志向”です。
2020年は世界中が同じ体験をする1年でした。
置かれている環境や立場、状況によって見方や感じ方は
異なるけれど、回復志向が上位にある方は、
「問題は必ずおこるもの」「解決できない問題はない」
と力を尽くし、周囲に希望を与えているかも。
ちなみに、裏の声役の森川は、最初にストレングス
ファインダー® を受けた20年前で31位、直近でも32位。
問題が起こると、「うへえ、なんでええ?」と
顔をしかめるやつです。そこからポジティブ×活発性で
持ち直すのも早いのですが、口では「問題は必ず起こる」
と言いながら、問題が起こると「うへえ」とがっかりする。
こんな自分からみると、回復志向の方々は超素敵な
フィックサー。スーパーマンかウルトラマンか(うう、ネタ
が古すぎる)。一家に1人、回復志向!!
さて、今回メルマガを担当してくれた3人のコーチの方々
は、どんな風に回復志向を解説してくれるでしょうか。
以下、バトンタッチ。
(今回、3人の意見、文章をとりまとめてくれたのは石崎勝俊コーチです)
◆目次◆
Part1 回復志向の<定義>
Part2 回復志向の<よくあるアゲアゲ症例>
Part3 回復志向の<処方箋>(もったいない使い方に対する)
Part4 回復志向×◯◯
Part5 回復志向診療所からのメッセージ
Part1 回復志向の<定義>
回復志向のキーワードは「あるべき姿に戻す」。
実行力の資質です。
人・モノ・事象など対象がなんであれ、それ自身が本来持っていた
輝き、素晴らしさを取り戻すために、行動します。
日常でトラブルが起こった時、周りが混乱状態であっても
「問題点」をすばやく発見し、嬉々として問題解決に向かっていきます。
(影の声:“嬉々として”に注目。“嬉々として”ですよ。問題に対して。
ありえねえ)
グローバルでは、 TOP5に出てくる方の割合が
34資質の中で8番目、2,174万人中19.4%(ほぼ5人に
1人)、日本では7番目、81万人中22%(ほぼ5人に1人)
がもっている資質です。(いずれも2019年9月現在)。
グローバルでも日本でも大きな差はなさそうです。
Part2 回復志向の<よくあるアゲアゲ症例>
*職業という視点から、回復志向の多様な傾向性を見てみます。
回復志向は、この職種に向いている、ということではなく、
自然に実行できることを強みとして活かそうとすると、
結果的に下記のような職業を選択する可能性がある、ということです。
■システムエンジニア系
他の人にはわからないシステムのバグや、プロジェクトの
問題を見つけ出し、解決して元の状態に戻し、また動くように
するのが天才的にうまい。トラブルシュータ―として
頼りにされる。
■メンテナンス系
壊れたもの、動きが悪くなったものが、また命を吹き返して
スムーズに動くように、本来の役割を果たすことができるように
自分で手を加えて修理することが大好き。
故障や不備をそのままにしておけずに何とか治そうと頑張る。
■コンサルタント系
企業、組織が抱えている問題、課題が自然に見え、業績回復
のための的確な改善策、企画を打ち出し取り組んでいく。
業績が回復したら、次の困っている企業や部署の再生に
嬉々として取り組む。
(影の声:出た!“嬉々として”がまたもや。自分が問題を
またいで逃げ切る人だから、みんな問題嫌いだろうと
思ったら、大間違い。コンサルお願いするなら、回復志向の
人がいいな)
■医療系
健康を損ねている人の原因を見つけ、元の健康体に戻そう
とする。人というより、病気、ケガ、悪いところを治したい。
その人の病気、ケガが治ったら「どうぞお大事にね」と送り出し、
「お次の方どうぞ」と他の人の悪いところを治すために力を尽くす。
■福祉系
何かが原因で日常生活を送るのに困っている人が、
できるだけ普通に生活できるよう支援したい。
原因そのものを解決するというより、その状態が苦痛ではない
ように、困りごとが少しでも減るように動き続ける。
(影の声:80代でパーキンソン&緑内障で目が見えない母が
老健施設に一時的にお世話になったとき、“困った”の塊のような
母を、笑顔で受け入れ親身に話を聞き、ケアをしてくれた
東札幌ひまわり老健の関係者のみなさん、回復志向度が
めっちゃ高い方々の集団な気がする。涙が出ます)
■カウンセラー系
人が抱えている問題、悩みを解決したいと努力する。
壊れた人間関係、上手くいかない環境も元々は良かったはず
なんだから、なんとか戻せる方法があると思っている。
たとえ、もとには戻らなくても、その人の苦しみや悲しみを
少しでも取り除いて、本来の元気な状態に戻してあげたいと、
気持ちに寄り添いながら関わっていく。
Part3 回復志向の<処方箋>
*気がつかないうちに、もったいない使い方になってしまっている
時には、こんな対応で回復志向を問題解決!
■問題点の指摘だけしてしまうケース
問題点、足りない点が光り輝いてみえてしまうくらい、問題を
見つけることに長けている。周囲の方々に対して、
問題点を指摘し続けると、重箱の隅をつついて嫌みを言い続ける
ように感じさせてしまう可能性も。結果的に周りのためにならず、
回復志向の本人も嫌な人に見えてしまう場合があります。
何を隠そう、回復志向2位の私、石﨑も、以前管理職の時に、
部下に対してダメなところばかりを指摘して落ち込ませてしまう
ことが多々ありました。それが回復志向のなせる技!と気づいた
時の驚きたるや。
♪ そんなときの処方箋
問題点の指摘ではなく解決策まで提案すること。そのためには、
解決策を導くための知識を周りにわかりやすく伝えることが
とても大事なポイントになります。
それができれば聞いている側は嫌な思いもせずに、どうすれば
よいかがわかり、動きやすくなります。
さらにその解決することのメリットを伝えられるようになると、
特に問題意識が薄い人は腹落ちしやすくなります。
また、問題点だけではなく良い点も合わせて伝えると良いです。
■自分への回復志向で落ち込むケース
自分に対して回復志向を向けてしまうと、出来ていないところが
次々湧き出て、どんどん自分を否定してしまい、気持ちが沈んで
しまうことがあるかもしれません。私も、回復志向の自覚が
薄かった時期、自分を否定した内容を数年間もブログで書き綴って
おりましたw。
♪ そんなときの処方箋
☆問題点をみつけられる自分を肯定する
ついつい問題をみつけてしまう自分に対して、「そんな自分も
いるよね」って、「そんなもんだよね」って言ってあげる。
自分を愛してあげること。
(影の声:自分のことが駄目で情けなくて悔しくて悲しくて
申し訳なくてという気持ちが続いてしまうときは、自分壺の中で
ぐるぐるしている状態。抜け出すには、誰か困っている人から
「助けて!」って頼まれて、壺から出て行動することも効果的です)
☆問題点を自分の外に出す
問題点を頭の中にしまわずにアウトプットしてみる。
具体的にはどこかに書き出してみることで、本当に今、解決しなければ
ならない問題点を整理する。そうすると実はたいしたことがなかったり、
緊急性がないものが多い。さらには「自分の問題発見能力すごすぎ」
と自分を肯定するきっかけになるかもしれません。
☆1人で解決しようとしない
どうしても解決しなければならないのであれば、自分1人で
なんとかしようとしないこと。周りの力を借りることも
頭の片隅においておくとよいです。
☆体調管理
一番大事なのはやっぱり体調だと思います。不調だと、
どうしてもネガティブに入りやすい、自分の体調を良くして
維持することを心掛けると良いです。
それこそ、自分の体調を元に戻すために回復志向の出番です。
診察券コレクターになっているとよく聞きますが、まさにそうかもw
■視点の違いで困るケース(回復志向と最上志向)
回復志向さん: 「絶対、この問題は解決すべきなのに何でやってくれないの!」
最上志向さん: 「それ、解決する必要ある? それよりここをもっとよく
できないの??」
回復志向さん: 「そこよくしても、何もメリットないじゃん。。過剰品質
なんだって!こっちの問題を対処しようよ」
みたいな会話。お互いの視点が異なることにより起こります。
このパターンは上司と部下の関係でもよくあり、相談を受けること
が多いです。できていないところを解決したい回復志向と、
できているところをもっと良くしたい最上志向。
どちらも視点が違うだけでストイックに良くしたいことは
どちらも変わりはないのです。本当に視点の違い。
♪ そんなときの処方箋
回復志向の最上志向への処方箋は「ここができてないから
解決したい」のように「~できていない」の表現を、
「ここをこうすると、もっとよくなるからやってみたい」のように、
否定ではなくプラスの言葉に変換するだけで
実は伝わったりします。良くしていきたいことは変わりはないので、
表現の違いでコミュニケーションが改善されます。
私、石﨑のこれまでのコーチングセッションの経験から、
「問題解決」という言葉も最上志向の方はしっくりこない方も
多いように思います。
回復志向はマイナスを0にする、元の状態に戻すと表現されます。
その通りではありますが、回復志向も良くしたい思いはあり、
そのために問題点を対処することで導いていくのです。
なので0や元の状態をどこにおくかはとても重要だと思います。
最上志向は100%を120%に、さらにどんどん高めていくと
いわれますが、0や元の状態を最上志向の120%の状態に定めたら、
視点はちがえど目指すところは同じです。
ただ表現が違うだけ。それを理解してコミュニケーションを
とるとこの両者の関係は変わっていきます。
■ とことん相手に尽くしたくなるケース(回復志向×共感性)
「体の調子が悪いよ~」「物が壊れて動かないっ」「〇〇との関係が
上手くいってないんですぅ」等々、様々な問題で困っている人、
苦しんでいる人の気持ちを感じ取ると、そのままにしておけず、
この人の笑顔を取り戻すお手伝いがしたいと回復志向出動!
「何とかしてあげたい」と動きだし、根本的な心の問題を解決する
ために際限なく頑張ってしまいます。これは、もはや相手の感情と
自分の感情の一体化状態?!この組み合わせの弱み使いに
なっている可能性が高いです。
私、松下の場合、1番の共感性と2番の回復志向が一緒になって
向かう先は“人の気持ち”。 無意識のうちに相手の感情をキャッチ
して「私が何とかしてあげなければ」と相手の痛み、苦しみを取り
のぞこうと頑張り、「あなたのお陰で立ち直れました」と感謝される
ことで自己重要感が満たされる、そんなことを繰り返していました。
しかし、ちょっと待った~!
そこで頑張りすぎると、相手の気持ちを勝手に察して、
言われなくても「全部やってあげる人」になっていたこともあり、
そうすると、気が付かないうちにお互いに依存した関係になって
いったことも・・・。心の問題は際限がなく、相手のマイナス感情に
寄り添い続けることに疲れ果て、役に立てない自分を否定して
苦しくなる。 ストレングスファインダーを知るまで、このパターンを
何度繰り返したことか・・・(爆)。今は学んだおかげ相手との感情、
関係性についてもずいぶんとセルフマネジメントできるように
なってきています。
♪ そんなときの処方箋
自分の時間とエネルギーを使って頑張っているあなた。
「今、私が感じている感情、もとは誰の感情だろう?」と
ちょっと立ち止まって自分に問いかけてみる
『勝手に共感(推測共感)』かもしれません。
本人はそこまで望んでいないかも・・・。ちゃんと言葉で
「何か私がサポートできることはありますか」と
確認してから動いてみる。
設けておく。
- 自己基盤を整えるトレーニングをする。コーチをつける。
→松下にはこれが一番効果的でした。
■自分の欠損が気になるケース(回復志向×自我)
回復志向は、不足点・欠けている部分に自然と意識を向ける資質です。
そのため、他者と自分を比較してしまうと「英語が話せない…」
「プレゼンテーションが上手くない…」「自己紹介が下手だ…」
「カラオケでうまく歌えない…」などなど(無限に)自分の欠陥に気づき、
補うために様々な努力をしようとします。
高野の場合、上位資質に自我(他者からどう見られているのか?に
常時意識がいく傾向がある)もあるので、何をしていても
「あの人は上手なのに、自分は出来てない…。直さなくては!」と、
学ぶために本を買ったり(結局、積読になる)、毎週末研修や講座に
通ったり(休日にしっかり休めないので疲労困憊になる)と、
自分是正キャンペーンを行ってしまう時期がありました…。
もちろん、それが原動力になり自己成長につながるという
利点もありますが、「あるべき姿を、自分の外側の判断軸」に
置き続けると、人生すべてが是正キャンペーンになってしまい、
自分自身の欠損を埋めていくことだけに時間とエネルギーを
割くことになります。
♪ そんなときの処方箋
☆こんな問いを自分に投げかけてみてください。
『あなたにとって「素晴らしい人生」「自分らしい生き方」とは、
どんな状態ですか?』
回復志向の一番の強さは、あるべき姿=最終形まで
実行し続けて、完了させる力があることです。
その力を発揮するためには、「あるべき姿」を、自分の内側に
より鮮明に解像度の高いイメージとして持つ、
つまり「自分の内側の判断軸」を持つことにより、
あなた自身がありたい姿、自分にとって必要な行動を
選択することができます。
☆自分に問いかけてみてほしい2つ目の質問。
『あなたが既に持っている素晴らしい強み、自分で気に入っている
特徴はなんですか?』
自分で発見しにくい時は、信頼できる周りの人に聞いてみて
ください。これまで課題解決に挑んできた、あなたの素晴らしさに
気づいている人は、必ずいます。
自分が既に持っている強みに気づくと、回復志向を持っている
あなたは自分の本来の輝きを取り戻すため、活かすために、
どんなことができるか?を、自ら考え、自分を活かすための
行動を選択することができます。
■すぐに解決したいのに!周りにイライラしちゃうケース
(回復志向×影響・実行系)
回復志向は、課題を放置すること嫌い、解決したい!という
エネルギーが強い資質です。
そのため、一度課題に出会ってしまうと「解決したい!」
「解決につながる行動をしたい!」という欲求が、自分の内側に
マグマのように沸き上がってきます。
この解決したい!という欲求に乗っ取られてしまった状態で、
周りが解決に向けて動いていないと感じると
「なんで課題を放置するの?」「早く解決しなさいよ!」と
イライラしたり、本来その人、そのチームが行う仕事(次の成長に
つながる課題だったかもしれない)を「もういい、自分でやるわ!」
と奪ってしまったり、というケースもあります。
高野の場合、子育ての場面で、靴下が上手く履けない次女
(当時3歳)に、無言で靴下をはかせてしまい「自分でやりたかった
のにーーー!(号泣→保育園&仕事遅刻→母子共にぐったり…)」
という経験があります。とほほ。
♪ そんなときの処方箋
こんな問いを自分に投げかけてみてください。
☆『この課題を解決する過程では、誰がどんな活躍をすることが、
あるべき姿ですか?』
回復志向は課題が解決されること=完了させることに情熱を
注ぎますが、そこに解決のためのプロセス・過程も含めてみると、
ただ解決すればOKではなく、その過程で活躍できる人、
経験を積める人が、存在しているかもしれません。
このような点を持つことは、より有効な解決策を発見したり、
解決アイデアを持っている人と出会える機会にも繋がります。
(影の声:これ、ほんとにそうです!回復志向にスイッチが
はいると、やはり自分が行動して解決する方にエネルギーが
向かうので、世の中的には救世主ですが、状況によっては
自分が解決するのではなく、相手が解決するのを待つ、
相手に解決させるべく促す、ことの方が必要とされている
時もありますよね。そこがわかると、自分が手を出してしま
うことが問題、と設定できて、「手を出さない」という
解決行動もとれるのが、回復志向の素晴らしさです)
Part4 回復志向×◯◯
◆回復志向×成長促進
平均以上にできている人より、今は平均以下だけど伸びしろが
ある人の可能性をサポートすることが喜びですが、
つい力が入りすぎて、できていないところばかりを
伝えてしまいがちになります。裏で後輩たちに「ダメ出しの女王」
と呼ばれていたのは松下です。
まず成長促進で相手の成長したところを具体的に伝え、
「素晴らしいね」と成長をともに喜び、それから、回復志向で、
「さらに良くするには・・・」と改善点を伝えてあげることで
相手も凹まず前向きに進んでいけます。
◆回復志向×適応性
問題は起きて当然と思っているので、突発的なアクシデントや
問題が起こっても動じることなく、むしろアドレナリンが出てくる
感じがして、嬉々としてその問題の解決に向けて取り組んでいきます。
CAだった松下は、機内でお客様が貧血で倒れたと聞くと
「よっしゃー!」と救急キットを片手にすっ飛んでいき、
即対応にあたっていました。問題が全く起きない平和な状態が続くと、
むしろダラ~となってやる気が感じられなくなる傾向があります。
◆回復志向×内省
問題解決するにも表面的な問題解決ではなく、その問題の
本質をしっかりみていくことができます。現在の状況、
元に戻したい理想の状態、問題が起きた原因など、
それぞれに対して一見見逃しそうなところも理解を深めて
問題の根本から解決ができる素敵な才能です。
ただの表面の問題解決ではなく、その根底にある問題を
根治させる才能の組み合わせです。ただ、思考を深めすぎてしまい
「あれも問題」「これも問題」とネガティブループの罠にはまる場合
があるので気をつけて。
◆回復志向×責任感
お願いされた内容が何かを元に戻すような問題解決の内容
であれば、責任をもってやりきろうとスイッチが入ります。
実際に問題解決するとなれば、いつまでに、どの部分がどんな
状態になっていれば元に戻った状態といえるのかの定義を明確にして、
解決まで責任をもって導くことができる。
余程のことがない限りは投げ出さないので、お願いした側は絶対に
やり遂げてくれる信頼感と安定感を感じて、安心して任せられます。
◆回復志向×着想
誰も解決に至ることができない問題に対して、周りが落胆して
いる中、目をキラキラ輝かせているのがこの組み合わせ。
これまでに誰も考えてこなかった視点や、全く異なる分野のこと
などが、この問題と紐づいて解決するためのアイデアをどんどん
出していくことができます。もうどうしようもない窮地に立たされた
時の発想の爆発力は周りを驚かせるに違いありません。
◆回復志向×公平性
課題解決への意欲が高い回復志向と、一貫性を大事にすることで
不平等や混乱を防ぐ公平性の両方持っている人は、
課題が発生している構造を捉え、再現性の高いプロセスで
課題解決策を講じることができます。たとえば、社内でクレーム事案が
発生した時、その場の対処案だけでなく、再び課題が発生しないように
新しい社内ルールを検討する、頼もしい存在となりえます。
◆回復志向×慎重さ
あるべき姿を完了地点としてゴールを定める回復志向と、完了地点
までにあるリスクを先読みして回避する慎重さ、この両方の資質を
持っている方は、起こり得るトラブルの事前想定と、その具体的解決案を
自然に考え、実行することができます。たとえば、子連れ旅行の際、
予備の着替え・薬・子ども不機嫌時用のおもちゃ&お菓子等々で
荷物が多くなるのはもちろんですが、初めて泊まる場所では、
自然と避難経路を確認するなど、万が一に対応できる行動をとります。
Part5 “回復志向診療所”からのメッセージ
1年前、COVID-19(新型コロナウィルス)が発生して世界に大きな影響を
与えることは予想できたでしょうか? 今は本当に何が起きるかわからない
VUCA時代だと感じています。これからも予想できないさまざまな
問題が発生すると思います。そんな時代に、問題に動じることなく
嬉々として解決に動ける回復志向は特に必要な才能だと感じています。
もし問題が発生して苦しくなった時には一人で抱え込まず、
ぜひ回復志向をお持ちの方に相談してみてください。きっと何かの
助けになることでしょう。
回復志向の皆さん、この資質を有効に使って自分を周りを、そして
世界をアゲアゲに元気にさせていきましょう!世界に問題がある限り、
回復志向は輝き続けます。
影の声に戻ります。
回復志向解説、いかがでしたか?
2020に引き続き、コロナ渦の行方はまだ見えませんが、
「解決できない問題はない」と嬉々として様々なトラブルに取り組んで
くれる回復志向上位の方々が一緒にいてくれたら、心強い!
今回の執筆を快く引き受け、わいわい相談しながら作成してくださった
3人の回復志向コーチをご紹介します。
石崎勝俊コーチ
着想、回復志向、共感性、調和性、慎重さ
仲間の話をよく聞き(調和性×慎重さ)、誰かが困っていることを察知
すると(共感性)、「ぼくがやりますよ」と静かに手を上げて問題を
引き受け解決してくれる(回復志向)。仲間の気持ちを傷つけない
ように気遣いする優しさ(慎重さ×共感性)と、変わっててヘンテコな
面白さ(着想。自称“変態”)と、仲間を救うトラブルシューター才能
(回復志向)を併せ持つ石崎コーチ。
回復志向と着想を併せ持つあなた、石崎コーチのコーチングセッションで
2021を最高に楽しく面白く成果を出せますよ。
松下由樹コーチ
共感性×回復志向×成長促進×適応性×運命思考
突発的なクレームや想定外のトラブルが起こった時は、回復志向
×適応性の松下コーチの出番です。「どんなにしっかり計画をたてて
いても、想定外はおこるもの、問題はおこるもの」と思っている
松下コーチにとって、「困った~、助けて~」はご馳走。
「呼んだ?」と走り出ます。どんな困難な問題がふりかかってきても
「これも何か意味があるはず(運命思考)」とそこから逃げず、
相手のためだと思うとド級の力がわき即座に行動を起こす
(共感性×回復志向×適応性)。相手の(ToT)が、(^▽^)になることが
何よりの喜び(共感性)、相手が成長して自分を超えると号泣(成長促進)。
こんなコーチに伴走してもらうと、あなたの2021は明るい!
高野 愛コーチ
個別化、自我、目標志向、回復志向、親密性
高野さんの場合、自分にとって大切な家族や仲間や親友がトラブル
を抱えていると、自分の身を削ってでもその問題解決に力を
尽くす才能(親密性×回復志向×目標志向)と、
世の中にとって重要なインパクトがある仕事やプロジェクトで
大きなゴールを達成し、自分にしかできない何かを成し遂げたい
という強い思いで努力し続ける才能(自我×個別化×目標志向)
を併せ持っていて、効果的に使われると、自分と関わる一人ひとり
を底抜けに大事にしながら自分も最高に輝いていくことが
できます。ただし、エネルギーが強い才能を併せ持っているので、
回復志向が自分の駄目なところに焦点をあてると、
「自分、だめ、自分、だめ」と攻め続けるエネルギーも強い。
文中にあったように、彼女は、ストレングスファインダーを深く
理解し、自分にコーチをつけて客観視することで、今は
本当に活き活きと世界を明るくしています。
自我×回復志向が上位にあるかた、高野さんのコーチングを
受けてみてください。人生変わりますよ。
次回は適応性、変化が多い時代(変化しかない)を
楽しみながら人生送っていける21世紀型才能、お楽しみに。
==========今後のスケジュール===========
■ストレングス・ラボ主催■
コロナウイルスの影響で集合講座の開催が難しくなってきましたが、
なんとZOOMで受講できるようになりました。
もちろんZOOMで受講しても修了書は受け取れます。通常の基礎や
応⽤と同じ扱いです。
★基礎コース★
◆<ストレングス基礎コース(2⽇間) / 43,000円(税抜)>
ストレングスファインダーⓇの基本的な考え⽅、
34種類の各資質の基礎知識と1つ1つの資質の使い⽅を、
たくさんの事例を通して学びます。
【ZOOM】全て受付中です
「オンライン開催 ストレングス基礎2Dayコース」
2021年1月 9(土)・10(日) 9:45~17:00 残席わずか
2021年2月 4(木)・ 5(金) 9:45~17:00 受付中
2021年3月 6(土)・ 7(日) 9:45~17:00 受付中
2021年4月10(土)・11(日) 9:45~17:00 受付中
2021年5月 4(火)・ 5(水) 9:45~17:00 受付中
2021年6月 3(木)・ 4(金) 9:45~17:00 受付中
お申込> https://strengths-labo.com/information/#basic
★応⽤コース★
<ストレングス応⽤コースI (7時間) / 30,000円(税抜)>
“⾃分探求”〜⾃分をより深く知り、才能を最⼤限に活かす〜
<ストレングス応⽤コースII (7時間) / 30,000円(税抜)>
“相⼿探求”〜相⼿の強みを深く知り才能を活かすコツを知る〜
<ストレングス応⽤コースIII(7時間) / 30,000円(税抜)>
“対話⼒向上”〜相⼿の強みを引き出す対話⼒を⾼める〜
I・II・IIIそれぞれテーマが異なりますので、
詳しい内容はこちらをご覧ください。
詳細>https://strengths-labo.com/workshop-individuals/
※各コース「ストレングス基礎コース」修了の⽅が対象です。
【ZOOM】全て受付中です︕
2021年
1月24(日) 9:45〜17:00/応⽤コース Ⅰ ”自分探求”
受付中
1月27(水) 9:45〜17:00/応⽤コース II ”相手探求” 受付中
2月 7(日) 9:45〜17:00/応⽤コース III ”対話⼒向上” 受付中
2月18(木) 9:45〜17:00/応⽤コース Ⅰ ”自分探求” 受付中
3月13(土) 9:45〜17:00/応⽤コース II ”相手探求” 受付中
3月23(火) 9:45〜17:00/応⽤コース III ”対話⼒向上” 受付中
4月17(土) 9:45〜17:00/応⽤コース Ⅰ ”自分探求” 受付中
4月22(木) 9:45〜17:00/応⽤コース II ”相手探求” 受付中
5月15(土) 9:45〜17:00/応⽤コース III ”対話⼒向上” 受付中
5月25(火) 9:45〜17:00/応⽤コース Ⅰ ”自分探求” 受付中
お申込> https://strengths-labo.com/information/#applied
※応⽤コースI・II・IIIを⼀括でご購⼊いただけます。
★実践コース〜ストレングス・ファシリテーション〜★
<ストレングス・ファシリテーション / 120,000円(税抜き)>
3⽇(6時間×3⽇)Day1,2,5
2⽇(3時間×2⽇)Day3,4
全てオンライン研修(ZOOM利⽤)に変更になっています
2021年4-5⽉「ストレングス・ファシリテーション 7期」
4月10(土)・11(日)・25(日)・5月9(日)・23(日) 受付中
2021年6-7⽉「ストレングス・ファシリテーション 8期」
6月17(木)・18(金)・30(水)・7月7(水)・22(木) 受付中
<実践コース / 9,900円>
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2021年
1月31日「ストレングスファインダー®
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13:00~18:00 受付中
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■ストレングスファインダーⓇ関連セミナー■
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<バックナンバーはこちらから!>
http://aRchive.benchmaRkemail.com/stRengths-labo
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編集後記
明けましておめでとうございます。
編集後記を書くのも3年目に突入しました。時々どうにも
筆が進まない資質の時もあるのですが、一つの資質と
じっくりと向き合えるのもよい経験だと思っています。
2021年初の資質は回復志向です。この資質は割と上位にあるの
ですが、もっと上位なのでは?と自分自身思っています。
本文にある、システムのバグを見つけて元に戻すことや
色々な問題点を見つける際の探っていくプロセスが自分にとって
何よりのごちそう(なんなら快感)なのです。
それをすっ飛ばして、「結果良ければいいでしょ?」みたいに
言われると、「何言ってんじゃー。邪魔をするなぁー!」
オーラーを出しまくります。 問題解決せずに明日を迎えられない。
さて、昨年のストラボ集合講座は早々にオンラインに切り替えました。
対面の良さはもちろんあると思いますが、オンラインに切り替えた
ことにより、地方の方や海外の方の参加がとても増えました。
SFの学びが広まることは素晴らしい事です。
今年もオンラインでの講座が続きますが、マスクを脱ぎ捨てて
思う存分対面での講座が出来ることをコーチ・事務局共々祈って
おります。引き続きストレングス・ラボをよろしくお願いします。
事務局
堀江
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