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『ストラボ』メルマガ 2022.3.11 Vol.97

内省 ~頭の中は無限の宇宙~

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ストラボ資質メルマガ、令和第29弾、2022第2号は“内省”です。

 

日本でストレングスファインダーを受けた82万人の中で12番目に多い内省。

(2019年データ。ギャラップが今後は国別資質出現率のデータは出さない、ことを決めたのでこれが今後も最新になりますね)

 

陰の声役の森川は、最初に受けた時が28位、最後に受けた時も29位。ない。ない。内省という才能は、自分の中に存在しないのです。

内省が上位にないことで、自分自身が「困った・・」と感じたことはないのですが、内省

4位の夫からは、結婚当初は「ちょっと考えたらわかるでしょ」とよく言われていました。最近は諦めて何も言わなくなったけど。

 

でも「考えろ」と言われても、「考えるって何だ。どうすれば考えられるんだ」となってしまう。残念すぎる。

 

でも、20年間3万人プラスの方々のストレングスを拝見させていただき、内省を上位にもつ方の目の中には、宇宙がある気がしています。別世界がある。これ、大げさじゃなく、目が知恵の泉というか、哲学者というか、宇宙を見ているというか。“憧れ”ます。

 

さて、ここからは、内省をTOP5にもつここからは、調和性をTOP5にもつ、山本美香コーチ、土信田 由利子コーチ、大原 亜希コーチの3人にバトンタッチ。

 

 

I think, therefore I am.

~我思う、故に我あり(Descartes)

 

この資質の持つ奥深き世界について考える時、いつも頭に浮かぶこの言葉。物事についてあらゆる角度から思考し続ける才能「内省」の頭の中はまるで宇宙のよう。表に見えてくる部分は隕石の欠片ほどなので、その性質はちょっぴり見えにくいことも。今月のメルマガでは、そんな内省の知られざる魅力をご紹介します。

 

<目次>

1.内省の基本操作

2.内省がキラリと光る時(強み使い)

3.内省がドツボにはまる時(弱み使い)

4.内省のトリセツ

5.もしも△△が内省持ちだったら?

6.内省を強みに変えるコツ

7.内省×〇〇=??(資質の組み合わせ)

8.コーチのご紹介

 

 

1.内省の基本操作

 

《納得感が大事》

内省は頭の中に入ってきた物事を、360度から眺める思考才能。脳内でひっくり返したり、調べたり、探求したりすることで、自分なりに「こうだ」と思える何かを掴みたい。いつでも、どこでも、思考の宇宙に旅立っちゃう。電車を乗り過ごす、料理が焦げる、は日常茶飯事(え?私だけ??)。だって楽しいんです、この「深く思考する時間」そのものが。

(陰の声:そうそう、森川が活発性×コミュニケーションの早口でまくしたて、結論を迫ろうとすると、「わからない」の連発で全力抵抗される。当然ですよね)

 

《脳内にもう一人の自分》

内省の思考のプロセスはまるで禅問答。頭の中にもう一人の自分がいて(人によっては複数人)、その人達が皆で

「なぜ、そのように思うのか?」

「○○とは、何を意味するのか?」

と次々に問いを立て、静かな対話が果てしなく繰り広げられている。内省の辞書には「考えない」という単語は存在しない(と言い切ってみたのもの、「いや、どうだろう、あるのかも?」と突っ込む、もう一人のわたしが……)。

 

《ひとり上手》

脳内に「自分だけの世界」を持っている内省。おうちでの一人時間も、一人旅も、苦にならないどころか、至福の時間。もしかすると、自分と一緒にいるので一人じゃない感覚があるのかも。自分と対話しながら、頭の中を整理したり、自分自身を見つめる時間は、内省にとって欠かせないエネルギーチャージの場。

(陰の声:寺田由美コーチのハズバンドは内省が1位で、独房は天国だと言ってたらしい!!。あ、入ったことがあるわけじゃなくて、もし入ったら、の話ですが)

 

《牛のごとく4つの胃袋で味わう?》

1つのお題を見つけると、牛の胃袋のごとく胃に入ったものを再度口まで戻して噛み砕く、を繰り返します。これは食べたもの(内省のお題)をしっかりと分解(理解する)したい、反芻したいという内省さんならではのパターン。

 

《楽しくない訳じゃないのよ〜》

みんなの話を聞きながら、うんうんとうなづいていると。

「それって、おもしろかったな〜同じで嬉しい!」

「そのツボってさ、そこもいいけど、ここもたまらんよね〜」

「ああ、それ気になってたの!もっと話が聞きたーい」

だなんて、気がつくと一人で黙ってしまい、あれ?なんか機嫌悪い?って、心配されること多数。

いやいや、楽しくない訳じゃなくて、一人の世界に入ってただけなのよ〜と、誤解されることもあり。

(陰の声:そうそうそう、顔の表情が消えて斜め45度下を見てじっとする“内省モード”に入られると、調和性×社交性としては、何か和水ことしちゃったかなと、ちょっとハラハラします。自分の世界にはいってるだけだから、と自分を落ち着かせますが)

 

《時間は巻き戻せなくても考えたいの》

某コーチ、前職はCAでした。目的地に到着して、ホテルに向かうバスの中は、一人内省タイム。機内で起こった事、クレーム対応はこれで良かったのか、ここをこうしたらもっと良かったかも、などなどひたすら考えている間にホテル到着!他のメンバーは、「着いたらどこ行く〜?何食べる〜?」と盛り上がっていても、内省タイム中は一切耳に入らず。そっとしておいてもらえるのが何よりありがたい時間でした。何のための内省かを思い起こしてみると、単に「考えたいから」次に活かすかどうかはそんなに大切ではないのかも。

 

 

2.内省がキラリと光る時(強み使い)

 

《洞察が深い》

以前働いていた企業の研修で、人事兼コーチの方にいただいた一言「とにかくどの振り返りも発言も気づきが深い」。自分ではあまり意識したことが無かったけど、内省の頭の中の宇宙は、外に出さない限りは誰にも見えないもの。アウトプットするとフィードバックが返ってくることに気づいて、それ以来、ブログで文章を書いたり、相手に考えを伝えるように。

「気づきの連鎖」とでも言うのか、考えまくって出てきた洞察は、誰かの気づきへと繋がっていくことが多く。書いてから数年経っても読まれ続けている記事があるのですが、内省が「納得感」をもって抽出した考えには、自分で思っている以上の価値がある証かも。

(陰の声:この洞察力は、内省が人に組織に貢献する最大のギフトかも。あらゆる角度から考え抜いているので、「そこ、確かに!」「視座高い!」「そこ、抜けてた!」「本質的にみると、ほんとにそうだ」と毎回感動します)

 

《問いから変わる》

様々な場面で、目の前の人とコミュニケーションをしつつも、頭の中では自分と猛烈にコミュニケーションしていることも。そんな中から送り出す「問い」は、その場に気づきを与える力があるかも。あなたが出した問いは、その場を行きたい方向へ導いてくれるかもしれません。

ある打ち合わせでのこと。

それまで、ちょっと膠着した場になっていました。

「その目的の意味や想いをもう少し教えてくれませんか?」

「それって、自分の言葉ならどう伝える?」

膠着していると理解しつつも、あえてそこに問いを置く。

メンバーは問いから導く力があると信じて、そっと置いてみる。

そこから、ポツリポツリと対話が生まれ、自分達の言葉で目的を作り出せた時の達成感と言ったら!

自分の中で考えた問いは、出してみることで場を変える力があるのだと体感した出来事なのでした。

(陰の声:そうそう、無理にでも前に進ませなければと焦っているのに進まない、そんな時は何かが間違っていることが多いのですが、内省下位で達成欲上位の私は、それでも前進しようとする。そんな時に、内省の方に質問されると、「え?」と立ち止まって考える。すると、そもそも大事なのは前進じゃないことに気づく。内省の問いの影響力はすごいです)

 

《哲学的な対話から主体性を生み出す》

以前働いていた職場に、アメリカからやってきたインターンシップ生。遅刻、サボりを繰り返し、マネージャーも周りのスタッフもさじを投げてしまったため、ある日近くのお寺に呼び出して、面談をすることに。
「なぜ日本にやってきたの?」「ここで何を成し遂げたいの?」そんな対話を経て、「もう一度頑張りたい」とスイッチが入った彼。三ヶ月のインターンが終わるころには、マネージャーから「いつでも戻ってきなさい」と言われるほどの人材に成長したことが。

自分の過去を思い返してみると、ヤル気が落ちてパフォーマンスが出ない部下に対していつも、「あなたはなぜここにいるの?」を問う対話をしていたような。誰でも胸の奥底には大切にしている価値感やニーズがあり、それが目の前のことと繋がった瞬間に自然と主体性が生まれる。それを「問い」によって呼び起こすのは、内省の得意技のひとつかも。

 

 

3.内省がドツボにはまる時は?(弱み使い)

 

《思考の沼にハマる》

明確な正解の無いことについて、考えることが多い内省。時々ぐるぐると思考のループにハマってしまい、中々抜け出せなくなることが。

「納得できる答え」が見つかるまで考え続けるのがクセなので、まずは沼にハマっている自分に気づくのが最初のステップ。次に「今本当にその問いについて考える価値があるのか?」自分に尋ねてみよう。答えがノーなら、思考を切り替えるアプローチを。答えがイエスなら、とことん考え続けるのも一つの選択肢。

 

《抽象度が高すぎて誤解される》

思考量がとにかく多い内省。実際にアウトプットをするときは、自分なりに納得した答えをすごく短いフレーズで表現することも。実際は頭の中を100周ぐらいして出したのに、周りにそれを理解されずガッカリ……。

せっかくの気づき、どうせなら思考のプロセスも少し共有しよう。「焦点が大事だと思うの。というのはね~」みたいな感じで。自分と他者の思考ルートが違うことを、頭の片隅に置くことを忘れずに。

 

《自分ワールドに入ってしまう》

全然、まったく、悪気はないのだけど、思考し始めると、体はここにあっても意識は時空の彼方へ。一緒にいる人に、「おいおい、どこいった??帰ってこーい!!」と思わせてしまうことも。

内省タイム⇔周りと繋がるタイムの切り替えには、トレーニングが必要だけど、誰かといるからこそ、進む内省もある。是非、他の資質の助けを借りて、取り組んでみよう。

(陰の声:確かに、心ここにあらず状態なので「もしも~し」「ちょっと話聞いてる?」と声かけしたくなることがあります。でも、○○さんの内省発動中だ、と思うと待てる。待ってるとステキなコメントや質問をもらえるので、そっとしておく、というお互いの理解が進むと、思う存分内省発動できます)

 

《トイレが長い?》

ある日のこと。

自宅トイレは、私にとって内省スポットの1つ。出るものも出ないと、内省が発動する訳でして。今日の予定はどうしようかな〜から始まり、何をしようかな、あ、あれは締切いつだったけ、あああの人にも連絡しないとな、ああ、今メモがあれば書き出せるのにと頭を回らせていると、トントンとノックの音。

「大丈夫か?」

へ?それはトイレが長くて心配した家族から。気がつけば、30分ほどトイレにこもっていたので、体調が悪いのかと心配されたのでした。内省モードは、時と場所を選ぶ必要がありますね。

(陰の声:我が家の場合は、内省夫のお風呂が長い。2時間くらい入っていて、のぼせて倒れたこともあるくらい。結婚当初は、1人でぼそぼそつぶやきながら長風呂をしている夫が不気味でしたが、今では1時間で出てくると「あれ、今日は短めだな」に)

 

 

4.内省のトリセツ

 

チームのメンバーや、友人、家族に内省持ちの知り合いがいるそこのアナタ。こんな風に接していただけると、内省が喜びます。

 

《一人時間をください》

忙しい時ほど、一人の時間が必要です。もちろん皆と一緒にいたくない、という訳ではないんです。内省にとって一人の時間は「自分をつくる時間」。静かに内省していたら、そっと遠くから見守ってもらえると助かります。

 

《とにかく考える時間を下さい》

自分の中でじっくり考えて、落とし込みができてからアウトプットしたいのです。答えを急かされるのは苦手です。意見を言う時は、後ろに回してもらえると、自分の考えを整理して伝えることができるので、ありがたいです。会議や面談のテーマ、わたしの視点が必要なことは、前もって(数日前とか1週間前とか)教えてもらえると、より精度の高い洞察をお届けできると思います。

 

《質問してもらえると喜びます》

一人で黙っている時は、この場が楽しくないのではなく、本人も気づかずに内省に入っていることがあります。そっとしておくよりも、ちょっと声をかけてかまってもらえると、とても喜びます。自分の想像にはなかった問いをもらうことで、内省をさらに深める効果があるかも。

 

 

5.もしも△△が内省持ちだったら?

 

「もしも有名なあの人が内省を持っていたら…」の妄想ストーリー。

 

※あくまでも個人の視点です。作者の他の資質が大きく影響しているであろうことをご了承の上、お楽しみください♬

 

《もしも桃太郎が内省持ちだったら》

 

「なぜ自分は桃の中にいるのか?」という問いを考える場面から物語スタート。桃を割った瞬間、おばあさんが

「まあ、まあ、まあ!!」

と感嘆の声をあげると、

「あ、思考がまとまらないんで、ちょっと静かにしてください」

とお願いしてビックリされる。村でも評判の、物静かで思慮深い若者にすくすく成長。鬼退治の話が出た際には、

「本当に倒す必要があるのか?」

「鬼には鬼の言い分があるのか?」

「わたしが行く理由は?」

と、野山のお気に入りスポットで納得するまで考えてから、旅立つ。道中出会った犬、猿、雉には

「なんでキビ団子欲しいの?」

「鬼を退治するその心は?」

と質問攻め。桃太郎とのやりとりを通して、3匹は自分なりの戦う理由を見つけ、鬼が島に勢いよく乗り込む。さっそく戦うかと思いきや桃太郎、鬼にも禅問答を開始。

「なんで村を襲うの?」

「わたしはこう思うけど、あなたは?」
「人生、じゃなかった、鬼生で本当にやりたいことって何?」

鬼、結局自分の新たな道を見出し新天地へ。桃太郎は戦わずして、お礼でもらった宝と共に村へ帰りましたとさ。めでたし、めでたし。

(帰り道、鬼が島で起きた出来事を内省していた桃太郎と3匹の間には、静かな沈黙だけがあったそうな………)

 

 

〈もしもかぐや姫が内省持ちだったら〉

 

竹取の翁に見つかってしまったかぐや姫、まず最初に内省したのは、「地球にいる間に共に過ごすのは、このおじいさんでオッケーかしら?この人と日々を過ごすと、どんな感じだろう?」お爺さんとお婆さんに大切に育てられたかぐや姫、日々の生活はあまり外に出ることもなく、内省タイムがたっぷり取れる日常に満足しておりました。

あまり外に出る事はなかったのに、なぜか彼女の美貌が噂になり、複数の若者から求婚される羽目に。「目立たないよう、静かに内省しながら日々を送っていたのに、なぜ私が美女だとばれてしまったのしら?うーむ。そしてお嫁に行きたいわけでもないし、しつこい男子はなかなか諦めない、なーんか煩わしいわー。そうだ、無理難題をクリアしたら、考えてもいいわよ、と言ってみよう。どんなお題を出そうかしら」と1人ニマニマしながら課題を考えるかぐや姫。これはどうかしら?と次々に思いつく妄想は、考えれば考えるほどエキサイト。絶対クリアできない難題を用意する事に喜びを見出すかぐや姫なのでした。

無理難題にチャレンジした男子たち、当然ながら誰もかぐや姫のお題はクリア出来ず。「わかってはいたけどさー、どうしてあそこまでできないのかしら?私ならこんなふうにするけどなー。」とまたまた実現不能で考えてもどうにもならない事を内省するかぐや姫。彼女の思考はどんな時も止められません。

 

そしていよいよ天に帰る時。「お爺さんとお婆さんにはとってもお世話になったから、なぜ帰るのかちゃんとお伝えするべきだけど、わかってもらえるかしらー?それに引き留められたら煩わしいし〜。」と1人悶々と内省するかぐや姫。考えるだけ考えたけど、上手い説明が思いつかなかったので、ま、いっか、とあっさり天に帰って行きましたとさ。伝わるかどうかより、自分の納得感が大事な内省持ちかぐや姫なのでした。

(陰の声:内省29位で調和性や達成欲など超現実的な才能が上位だと、そもそも「もし、○○だったら」と考えない。以前は「現実にありえないことを妄想して、何の役に立つのかわからない」と豪語していましたが、今は妄想を楽しめるって、なんって豊かなんだろうとうらやましい。

 

 

 

5.内省を強みに育てるコツ

 

《自分だけの内省スポットを知る》

人によって内省の精度が上がる環境は、それぞれに違っています。「ウォ―キングや電車など移動中」「料理している時」「お風呂」などなど、思考がクリアになりやすい、自分だけの場所を見つけてみましょう。

自分のエネルギーが落ちていると感じたら、お気に入りの場所で、内省チャージしてみてくださいね。

(陰の声:そうそう、運命思考×内省は、自然の中でヨガしながらとか、森で1人キャンプしながら、とかベストスポットみたいですね)

 

《問いを選ぶ》

内省と質問は切っても切れないもの。問われると人の脳には空白ができ、その空白を埋めるために思考が始まります。常にたくさんの質問を頭の中に持っている内省にとって、「人生は問いの質で決まる」といっても過言ではありません。今どの質問について考えると最も価値があるのか、意識してみるようにしましょう。時には一旦横に質問を置いて、「これについては今は考えない」と決めることも大事かもしれません。

 

《思考を切り替える手段を》

忙しすぎて物事を脳内で処理しきれなかったり、一つのことについてグルグルと同じところを彷徨ってしまう時のために、自分なりの脳のリフレッシュ法を知りましょう。脳は眠っている間も思考し続けるので、内省を休めるのに、睡眠では効果が無いことも。わたしの場合は、テニスやダンスなど、内省していられないハードな運動が効果的ですが、あなたはどんな活動の後、脳がスッキリした、と感じられますか?

 

《紙に書いてみる》

一人で考える時間があると、いくらでもぶつぶつと考えることができ、時間を忘れてしまうこともしばしば。そんな時は、ふせんに自分の考えを一言ワードで書いてみます。ふせんにアウトプットしてみると、おお!いろいろ考えてるって、頭の中が見える化できると、考えを整理しやすくもなります。頭の中を整理して、新たに考えるための「余白」をつくることも大切ですね。

 

《問いを内から外へ》

「もっと自分で考えればいいのに」そんな風に思ったことはありませんか?それ、もしかすると、相手の中にまだ必要な「問い」が無いだけなのかもしれません。

内省の頭の中に無数にある「問い」を、相手が思考を深められるように、二人の間に置いてみましょう。

「一番大事なことって何?」

「本当はどうしたいの?」

沈黙が気にならない内省は、相手の思考のスペースを邪魔しません。ゆっくり、じっくり、自分に向き合える時間をプレゼントしてあげてください。

(陰の声:だから内省上位の方はコーチを使うのがうまいんだ!)

 

 

6.内省×〇〇=??(資質の組み合わせ)

 

様々なものに「深さ」をもたらす、この資質。他の資質と組み合わせると・・・??

 

《内省×着想》

内省の自分との対話が禅問答なら、内省×着想の対話は複数人によるわちゃわちゃトークのイメージ。発想が飛び石のように広がっていき、最後は予想外のところに着地。「あれ、最初の問いはなんだっけ。まいっか、面白いもの見つかったから」とウキウキ。

「腹落ちさせたい」その理由の一つは、そうするとより自由に発想できるようになるからかも。

 

《内省×最上志向》

松竹梅があるなら絶対に松!もっともっと上を目指すにはどこをどうしたら行けるのか、と常に頭の中はシュミレーションと反省会。次回こそ、この奥の手でかっこよく決めようと思っているのに、いざ、その場面に遭遇すると、ここでこれをやるのはどうなの?と内省がスタートしてしまい、タイムリーに伝家の宝刀が使えないのがとほほなところ。

自分の中で「一番の気づき」がどんどんアップデートされていくので、本人も気づかないうちにある分野で賢者レベルのエキスパートになっているかも。

 

《内省×慎重さ》

「私、失敗しないので」とは、それだけ準備をしているたまもの。これってやってみたら何が起こるだろう、これとこれならどちらが失敗しないか。リスクマネジメントの天才は、より効果的に結果を出すことにつなげられることでしょう。少し時間はかかるかもしれないけれど、決めたことは自信を持ってやり遂げることができますよ。

 

《内省×ポジティブ》

いい事も悪い事も、とにかく掘り下げて、なぜこうなったのか、自分の落ち度はどこにあったのか、どう対処するのがベストだったのか、などなど、ひたすら上手く行かなかった事を見つけて反省しまくるが、そこにポジティブスイッチが入ると、『やった、これネタになる』ネガティブな出来事も、誰かの力になるなら喜んでご披露しよう、と思っていたりします。

 

《内省×共感性》

誰かと話している時、相手が「言ったこと」を深く理解するだけではなく、「言っていないこと」を感じ取り、より深いレベルでの理解をしようとする。キャッチしたことを「こんなこと感じたんだけど、どうかな?」と返してみることで、より豊かでインスピレーション溢れる対話に繋がるかもしれません。

 

《内省×コミュニケーション》

人と話すことで、物事の理解を深めたり、新たな視点を発見する。また自分の気づきを誰かに話すこと、文章にすること、が得意だったり好きだったりするので、ブログやSNSなどで発信すると、あなたの知恵が世界のものになるかも。

 

 

7.コーチのご紹介

 

◆山本美香コーチ

収集心 内省 着想 学習欲 個別化 

・新しい情報を知り学び体験することをこよなく楽しむ知的好奇心の塊(収集心×学習欲)。体験している間にざまざまな問いや考えが脳内を駆け巡り(内省)、それが起爆剤となって新しいアイディアが泉のように湧き出る(着想)。脳内に小宇宙が広がり、外界と内界の2つの世界を行き来する。

・外界に対しては、一人ひとりの個性と強みを面白がり、画一的な枠の中にはめ込むことをせずに、それぞれを活かしていくので、仲間に対する許容範囲はとても大きい(個別化×着想)。

・思考系の才能が上位で、組織の中で生きずらさを感じている方は、山本コーチのセッションを受けてみてください。他人の人生を生きなくてもいいんだ、と楽(らく&楽しい)になります。

 

◆土信田 由利子コーチ

最上志向 運命思考 調和性 着想 内省

・外から見ると、どんな困難な状況でも喜怒哀楽を表に出さずに相手の意向に合わせるおだやかな方に見えますが(運命思考×調和性)、内側では「本物とは何か、人間としてどうあることが、本当のプロフェッショナルなのか(最上志向×内省)」「これこれするともっと面白くなる、あれもこれも出来るのではないか(着想×内省)」「今起こっていることにはどんな意味があるのだろう。ここから何を学ぶべきなのだろう(運命思考×内省)」とフル活動。外側が“静”、内側が“動”というおもしろい組み合わせ。

・自分の内側と外側の違いをもっと活かしたいと思っている方(または困惑している方)、土信田さんコーチングを受けることで、より良い活かし方を一緒に考えていくことができます。

 

◆大原 亜希コーチ

内省 最上志向 着想 ポジティブ 戦略性

・外から見ると、いつも笑顔で明るく楽しい(着想×ポジティブ)大原コーチですが、内側は「もし○○だったら」の妄想宇宙が果てしなく広がっています。「もし○○だったら、もっとより良く、もっと効率的にこうできる、自分だったらこうできる(戦略性×最上志向×内省)」「もし○○だったら、こんなこともできちゃう。もし□□と△△が☆☆したら、◎□△☆◇だああ!(戦略性×着想×内省)」。外側の世界は重力があり、ルールがあり、人間関係や経済や時間などしがらみばかりですが、脳内の内省宇宙空間は、何の制約もありません。自由に妄想を広げて楽しむことができます。

・現状を打開したいけれど上手くいかずにもんもんとしている方は、大原コーチと一緒にアイディアブレストしてみてください。はっとする視点や質問、あっと驚くアイディアや打開策のヒントが満載で、短い時間でも脳が解放され、次のステージへ進むことができますよ。

 

 

▼内省のFacebookグループはこちら。

 

皆で静かに内省中。。。(笑)

 

〜内省の海~内省は思考の海へダイブする

https://www.facebook.com/groups/1383131451896427

 

内省メルマガ、いかがでした?

内省29位の陰の声としては、読みながら、「20世紀が戦いと獲得を繁栄の時代だったとしたら、21世紀は、生きるとは何か、人を,人たらしめているものは何か、どう生きることが共存共栄につながるのか、急がずに考え立ち止まる時代。そう、内省が求められる時代なのかも」と考えていました(考えた!)。

今回のメルマガで、「内省って謎」と思っていた方々に内省才能の素晴らしさを感じていただけたら何よりです。

 

 

===== 今後のスケジュール =====

■ストレングス・ラボ主催■

 コロナウイルスの影響で集合講座の開催にはまだ時間が必要ですが、

引き続きZOOMで開催しています。

 

★基礎コース★

 

◆<ストレングス基礎コース(2⽇間) / 43,000円(税抜)>

ストレングスファインダーⓇの基本的な考え⽅、34種類の各資質の基礎知識と1つ1つの資質の使い⽅を、たくさんの事例を通して学びます。

【ZOOM】全て受付中です

「オンライン開催 ストレングス基礎2Dayコース」

 

2022年 4月12日(土)・13日(日) 9:45~17:00 受付中

2022年    5月 4日(祝水)・5日(祝木)9:45~17:00 受付中

2022年    6月 9日(木)・10日(金) 9:45~17:00 受付中

 

お申込> https://strengths-labo.com/information/#basic

 

★応⽤コース★

 

<ストレングス応⽤コースI (7時間) / 30,000円(税抜)>

“⾃分探求”〜⾃分をより深く知り、才能を最⼤限に活かす〜

 

<ストレングス応⽤コースII (7時間) / 30,000円(税抜)>

“相⼿探求”〜相⼿の強みを深く知り才能を活かすコツを知る〜

 

<ストレングス応⽤コースIII(7時間) / 30,000円(税抜)>

“対話⼒向上”〜相⼿の強みを引き出す対話⼒を⾼める〜

 

I・II・IIIそれぞれテーマが異なりますので、

詳しい内容はこちらをご覧ください。

 

詳細>https://strengths-labo.com/workshop-individuals/

※各コース「ストレングス基礎コース」修了の⽅が対象です。

【ZOOM】全て受付中です︕

 

2022年

 3月16日(水) 9:45〜17:00/応用コース II ”相手探求” 受付中

 3月22日(火) 9:45〜17:00/応用コース III ”対話力向上” 受付中

 4月17日(日) 9:45〜17:00/応用コース I ”自分探求” 受付中

    4月19日(火) 9:45〜17:00/応用コース II ”相手探求” 受付中

    5月14日(土) 9:45〜17:00/応用コース III ”対話力向上” 受付中

 

お申込> https://strengths-labo.com/information/#applied

※応⽤コースI・II・IIIを⼀括でご購⼊いただけます。

 

★実践コース〜ストレングス・ファシリテーション〜★

<ストレングス・ファシリテーション / 120,000円(税抜き)>

 

3⽇(6時間×3⽇)Day1,2,5(10:00-17:00)

2⽇(3時間×2⽇)Day3,4(10:00-13:00)

全てオンライン研修(ZOOM利⽤)に変更になっています

 

2022年 5-6⽉「ストレングス・ファシリテーション 12期」

2022年5月18-19日, 6月1日,15日,29日   受付中

 

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■ストレングスファインダⓇー関連セミナー■
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【編集後記】

 

トイレ中、お風呂に入ってるときも、運転中も、寝る前も常にいつでも考えている。 

それって普通のことじゃないの? 誰でもじゃないの?

 内省9位! もう読んでいてその通り!の内容。 内省族は一人の時間が無いと思考が爆発しそうになります。

SFを知る前は、「一人でじっくりと考える時間が無いとすごく疲れる自分は少しおかしいのか? 私だけなのか? 」と悩んだ時期もあります。で・も、SFと出会い、それはおかしいことではなく内省族あるあるなのだと。

一人反省会は限りなく続きます。 飲んでいる席でも急に内省タイムが始まります。大勢が出席している会議中でも始まります。片耳で聞きながらも、脳内で内省しているのです。

考え始めると長いので、最初のころに考えていたことを忘れてしまう。メモは必須です。

そして、その考えを言葉にすることが割と苦手です私の場合。言葉よりもイメージでまとめているので、相手に伝える際言葉少なになり、でもそれが相手に伝わっていると思っているアホな自分(私だけかも?)。

(伝わってたらそれは超能力の仕業)

 

「堀江さん 全く何も伝わってないんだけど!!どういうこと?」

  (うっわぁまたやっちまった~)

「すいませ~ん 書き直しま~す」

 

             事務局 堀江

                

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