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2022年 最上志向シリーズ第4

~ イマココにベストを尽くす

知識茂雄コーチの最上志向物語~

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ストラボ2022年メルマガは、最上志向の活かし方に

フォーカスして最上志向をTOP5にもつコーチの方々に、

それぞれの“最上志向物語”を語っていただいています。

最上志向ゆえに苦しかった時期、転機となったのは何か、

どんな風に取り組み、今、最上志向を活かしてどんな

人生を送っているのか。

 

4号は、知識茂雄(ちしきしげお)コーチです。

 

最初にお会いしたのは、コーチAのコーチ育成

プログラムの中でした。参加者名簿に「知識茂雄」という

名前をみつけ、「知識が茂る男って、いったい!?」と

興味津々。穏やかで冷静で、色々な知識が豊富で、

英語もできるし、まさしく“知識”が茂る紳士!。

忘れられない存在でした。

 

ITに強く、英語に強く、ギャラップから最新の情報

がくると、認定コーチのグループにアップデートして

くださるし、日本のストレングスコーチコミュニティは

知識コーチなしではまわりません!というくらい

素晴らしい活躍をしてくださっている知識さん。

 

そんな知識さんにも、ストレングスファインダー®

のフラレストレーション時代があったんだ!

(ある意味、資質が知識コーチの心身を乗っ取って

感情や言動を意のままにしていた時代)

それが、ストレングスファインダー®を知り学ぶことで

こんな風に変化したのね。(確かに、以前よりも

笑顔が増え、いつも楽しそう)

 

ここからは、知識コーチにバトンタッチします!

 

◆自己紹介

 

知識茂雄(ちしきしげお)

 

株式会社ハート・ラボ・ジャパン 代表取締役

ギャラップ認定ストレングスコーチ

国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ

日本プロフェッショナル講師協会認定講師

 

最上志向、調和性、学習欲、アレンジ、適応性、

自我、内省・収集心、責任感、達成欲

 

皆さん、こんにちは。

ストレングスコーチの知識です。

 

現在は、ストレングスコーチとして個人の方向けに

資質のプロファイリング、コーチング、

各種講座、セミナーなどを提供しつつ、

法人向けに各種研修を提供しています。

 

最近では研修のお問い合わせも多く、

日本でもストレングスファインダー®(クリフトンストレングス®)

浸透しつつあることを実感しています。

 

さて、当方最上志向シリーズの4番目としての登場ですが、

調和性持ちの私としてはちょうど良い順番だと感じています。

事前に他の方のを読むことで、

ここでのお作法()がわかると安心なのです。

 

一方で、ここまでの御三方が強烈だった()だけに、

怯んでいる自分もいます()

 

最上志向的に、成果を出す以上最高の成果を出したい

というのもあるし、

自我も上位なのでついつい他者と比べてしまう傾向もあり

(最上志向x自我は、競争性っぽくも働きますね)、

他の人の出している素晴らしい成果を目にしたとき、

「自分なんて」とか「まだまだだなぁ」とかの

気持ちが湧いてきます。

 

今は、そういう自分を客観視しながら

自分をマネジメントしているので、

「今の自分でベストを尽くそう」

と切り替えられるようになっています。

 

それにしても、ここまでの御三方のBeforeは酷いですねー。

Beforeが酷すぎる人たちシリーズなのかと思うくらい()

 

かく言う私もBeforeの酷さでは負けておりません

(何の自慢?())。

最上志向x○○で、面倒くささを極めた私が

どのように最上志向を手懐け、マネジメントしてきたのか、

是非最後まで読んでください!

 

◆人を責め立てる最上志向x責任感

 

これまでの皆さんが、

最上志向の一般的な特徴は書かれているので割愛しますが、

個人的に最上志向の特徴の一つとして、

他の上位資質の特徴を磨き、尖らせるというのもある

と考えています。

最上志向は中途半端が嫌いで、何事もとことん極める

というところがあるのでそうなるのだと思っています。

 

ご存知のように、

各資質はその特徴ごとに何かと役立つ面と、

その逆で何かの妨げになる面の両面があります。

最上志向が掛け合わされると、

その両方の特徴が尖ることになるので、

それぞれの資質の手綱をうまく握っておかないと、

何かとうまくいかなかったり、

周囲の人に迷惑を掛けてしまうことが多くなります。

 

振り返ると、以前の私がまさにそうでした。

以下にそのエピソードをいくつか書いてみます。

主に前職の会社員時代のことです。

 

まずは、責任感(今使っているストレングスファインダー®

診断結果は二回目のもので、一回目の結果では責任感は二番目)。

 

責任感は、実行力の資質ですが、

人間関係構築力寄りの資質であり、

他者との関係性の中で誠実であることを大切にする資質です。

ここで言う誠実さとは、

人と交わした約束は必ず守るとか、

決められたルールや時間をきちんと守るといったことで、

そういう振る舞いを正しい行いであると認識しています。

 

ここに最上志向が加わることで、

無意識に自分なりの正しさを極めようとしてしまいます。

つまり、納期のある仕事に関しては、

“絶対に納期に間に合わせることが当たり前になります。

 

最上志向単独で考えても

仕事の質に手を抜くことなどあり得ないので、

妥協のない成果を納期までに必ず出すのが当たり前だし、

達成欲も比較的上位なので、

そのためにとことん頑張る、ということが起こります。

 

そういうところが自分にだけ向いていれば

自分がしんどいだけで済むのですが、

実際にはそうではありません。

人は無意識でいると、

自分に求めているものを他者にも求めてしまうもの

だからです。

 

結果的に私は、一言で言えば他人を責める人でした。

 

自分自身が質の高い成果を

“頑張って出し続けようとすればするほど、

他の人たちがいい加減で、怠け者のように見えていたからです。

 

そんな私は、いつもこんなふうに考えていました。

 

「自分はちゃんとやってるのに」「自分は頑張ってるのに

 

そんな私の他人を責めがちなところが最も悪く出ていたのが、

部下、後輩に対する関わりだったと思います。

 

最上志向x責任感で、自分が最も優秀であり、常に正しいとの自負

(今思えば単なる大きな勘違い=思い上がり)があったので、

自分の思い通りにしない部下、思い通りの成果を出さない部下を

責め立てていました。

それこそ、部下がミスをしようものならば、

ここぞとばかりに責め立てていました。

 

責任感から、部下のミスは対外的には自分の責任との認識だし、

その図式がありつつ自我も上位なので、

部下のミスにより自分の価値が毀損されるとの感覚があって

「何てことをしてくれてるんだ!!」

という感覚だったのだろうと思います。

合わせて分析思考も上位(一回目の結果では4番目)にあり、

「なぜ、そんなことになったのか?」

の論理的に筋の通った説明が欲しくなり、

「なんで?」「なんで?」「なんで?」と責め立てていました。

 

うっかりミスだったり、単なるポカだったりすると、

明確な理由なんてない訳で、

「なんで?」と訊くこと自体不毛なのですが、

対外的になぜそういうことが起こってしまったのかを、

“きちんと説明せねばならないとの思い込みが

自分を暴走させていたのだと思います。

 

それと同じようなことで、

会議などで部下からの報告を受け、自分が「それは違う」と思うと、

こんこんと説教するような場面も多々ありました。

最上志向x責任感x自我で自分は常に最も優秀で

正しい存在でなければならないとの思い込みがあり、

それを証明しようとしていたのだと思います。

 

ある日の会議でそれをやってしまったとき、

とうとう他の部下から

「ああいうのは見苦しいのでやめてください」

的なことを言われたこともあります。(^_^;)

 

その当時の部下に対しては、ただ申し訳なかったなぁ

という気持ちになります。

 

◆優秀さの証明のために暴走する最上志向x自我

 

優秀な人間であると周囲に認めさせたい(影響力なので)

最上志向x自我の組み合わせは、

最も暴走しやすく、自分を苦しめてきた組み合わせだった

(いや、今もそうかも…())と思っています。

 

私は、2013年の5月に米国に渡り

ストレングスファインダー®を学びました

(塙さん、友松さんと同期です)。

 

帰国後コーチ仲間と資質の勉強会を開催したときのことです。

 

ある資質の特徴について議論していた際、

他の方が言っていることが何か違うと感じたんだと思いますが、

「それは違うよ!!」的な勢いで

「正しい解説はこれだ!」的に

とうとうと説明してしまう自分がいました。

 

ここでもやはり責任感とか分析思考も絡んでくるのですが、

正しさへの過ぎたこだわりがあったのと同時に、

まったくの無意識ではありますが、

誰かを否定することで(誰かの誤りを正すことで)

自分が正しく、優秀である(一目置かれるべき存在である)

ということを証明しようとしていたのだと思います。

 

その当時は、正しいことを主張しているのだから、

自分が望ましくないことをしているとの自覚は

まったくありませんでした。

しかしながら、勉強会が終わった後、

先輩コーチから自分の行為をたしなめるようなメールをいただき、

初めて自分が暴走していたのだということに気づきました。

 

私の場合、優秀であるということと

自分の存在価値が紐づいているようなところがあり、

それが最上志向x自我という形で現れているのだと思います。

 

そういう私は、自らのミス、失敗に対し、

それを素直に認められないとの一面もありました。

 

会社員時代に、自分がミスをしてしまった際、

そのミスを隠すことまではしませんでした(責任感上位でもあるので)が、

そのリカバリーを自分でさっさとやってしまい、

周囲の人たちに自分のミスについては触れさせないようなことを

やっていたように思います。

 

他者のミスはとことん責めるくせに、

いやだからこそ、自分のミスは攻め入られないように

ガードしていたのだと思います。

なぜならば、自分のミスを素直に認めるということは、

自分の優秀さを自分で否定してしまうことに他ならないからです。

 

最上志向x自我的には、

ただ優秀なだけではなく、完璧な存在でなければならないのです。

そんな自分がミスすることなど到底許されないのです。

 

今振り返ると、実にバカバカしいなぁと思いつつも、

その当時はそういう思い込みにとらわれていました。

 

◆結局言うことを聞かせたい最上志向x調和性

 

調和性は、

自分にとっては日常的にとても強く表れる資質だと思っています。

チームとして物事を進める際に合意を得ることを当たり前とする調和性に

最上志向が掛け合わされることで、

無意識に細部に渡って合意を求めるところがあったと思います。

 

こういうところが、

組織、特にメンバー同士の関係性がフラットな場合に

自分を苦しめていたような気がします。

会社組織の中のリーダー(管理職)であれば、

良い悪いは別にして自分主導でいけますが、

フラットな組織の場合はそうもいかないからです。

 

私は、会社員時代に社外のとある団体のリーダーを

長く務めていたことがあります。

 

活動そのものには大きな意義を感じていたし、

素敵な仲間にも恵まれていて、

その後の人生にも大きな影響があったくらい

得がたく貴重な経験だったと思っています。

 

一方で、

イベント中心の活動の運営に対しては常に葛藤を抱えていました。

 

責任感で、

やるからにはきちんと運営したい(収支がきちんと成り立つように)

との自分の思いがありつつ、

他のメンバーの中には、まず自分たちが楽しみ、

来てくれる人たちを楽しませることが大事である

旨を主張される方もいます。

 

調和性的には、

独断で物事を進めていくというのは選択肢になく、

(公平性も比較的上位なので)

メンバー全員の意見を尊重し、全体で合意を得ながら

進めていくことをリーダーとして大事にしていました。

 

そこに最上志向が加わるので、

そんなことあり得ないのはわかっていつつも、

メンバー全員が芯から納得して合意している状況を

望んでもいました。

 

自分が引くことで他の人の意見を最大限尊重すれば

そういう状態に近づきやすいのはわかっていても、

例によって自分が正しい人だったので

自分の意見は曲げない、でもきちんと合意は得たい

の葛藤を常に抱えていてストレスフルな状態でした。

 

結局は、そのストレスに耐えきれず、

自らその団体から離れる決断をしたのですが、

その頃他のメンバーから言われた

「結局自分の思い通りにしたいんでしょ」的なことは、

その当時は受け取れなかった

(「いや、皆さんの意見を尊重してたじゃん!」

という思いが強かった)のだけれど、

今振り返るとたしかにそうだったんだなぁと思います。

 

少し違う側面で語ると、

責任感とか自我とかはどちらかと言えばアクセル的に働き、

調和性はブレーキ的に自分の中では働きます。

最上志向はそのどちらも際立たせる、

すなわちアクセルベタ踏み、ブレーキもベタ踏み状態なので、

動きがギクシャクして葛藤を抱え、ハイストレスであり、

その結果悪い影響を周囲の人たちに与えていたという感じですね。

 

とまあ、ここまで振り返ってみて、

「そのままで生きていたらしんどかったろうなぁ」と

自分ごとながら思いますねぇ…(^_^;)

 

◆客観的に、そして論理的に自分を理解する

 

ここから先は、

そんなに酷かった私がどんな方法で、どんな順番で

最上志向を手懐けつつあるか(常に現在進行形ですね)

について書いていきます。

あまり驚きはない王道のやり方だと思います。

 

まずは、なんと言っても自己理解ですね。

客観的に自分のことを理解することが大事。

具体的には、特に自分の望ましくない言動がどこからやってくるのかの

メカニズムを客観的に理解することだと思います。

 

これまで書いてきたような、

自分にとってうまくいかないことが起こったときにも、

それなりに「何でだろう?」とは考えるわけです。

他の人からも、「なぜそんなふうに考えるの?」的な問いを、

恐らくたくさん受け取っていただろうとも思います。

 

しかしながら、その当時の私は、

客観的に自分を見つめるということができていませんでした。

それどころか、

基本的に自分が正しいと思い込んでいる人だったので、

自分がうまくいかないのは、

ある意味自分のやり方を認めない周りの人間が悪い

との認識だったと思います。

端的に言えば聞く耳を持たなかったというか。

 

そういう意味では、

徹底的に自分を客観視させてくれる何かが必要だったのです。

私にとってはそれがコーチングの延長上にあった

ストレングスファインダー®でした。

 

コーチングには、

テーラーメイド、個別対応という考え方があり、

そもそも人はそれぞれに異なるし、

その違いを尊重した関わり方をするのが大事であると考えます。

その意味で人それぞれの違い、特に強み目線で個性を捉える

ストレングスファインダー®は、

コーチングとも相性の良いツールであると言えます。

 

そして、

ストレングスファインダー®は、

自分の内側にある無意識の思考、感情、行動のパターンを、

資質という形で言語化し、

外に取り出してくれます。

それはすなわち自分のことを客観視することそのものです。

 

さらにストレングスファインダー®では

それぞれの資質には役立つ面と妨げになる面があると

明確に定義されているので、

自分がうまくいかないときのメカニズムを

資質やその組み合わせの出方で説明することができます。

 

分析思考持ちの私にとっては、この点がはまったのです。

すなわち、場面によりどんな資質(そしてその組み合わせが)が

どんなふうに働き、

それにより何が起こり得るのかを

論理的に説明することができるのが自分にピッタリだったのです。

 

自分のことを客観視しつつ自分に何が起こっているかを論理的に

説明、理解できたことで、

今後どうすれば自分自身をうまくマネジメントできるかが

わかったことが大きかったということ。

後は、それに則って行動すれば良いわけですから。

 

それはすなわち、最上志向を野放しにはしないこと。

必要なときには存分に表に出し、そうでないときは引っ込める、

そういうマネジメントをしていくこと。

 

と言いつつ、もちろんそれは決して簡単なことではありませんでした。

 

◆思考の枠を緩める

 

資質ってある種の思い込みが表出したものであるとの

側面もあると思っています。

 

ここで大事なのは、

例えば最上志向的な優秀さを追い求めるということを考えたとき、

「優秀でありたい」なのか、

「優秀でなければならない」なのかの

違いです。

私の場合は、責任感、自我も相まってか、完全なる後者であり、

ある意味強迫観念的にそう思い込んでいました。

 

コーチング、ストレングスファインダー®の学びを深め、

実践していくうちに、

人って本当にそれぞれに違っていて、

かつ違うからこその素晴らしさがあるということを

実感できるようになりました。

 

少し語弊があるかもしれませんが、

自分の思い込みの世界での優秀さを発揮していなくとも、

その人なりの価値を発揮している人はたくさんいる、

いやむしろそういう人たちの方が圧倒的多数だし、

それで世の中は成り立っていることを

実感することができたのです。

 

そう考えると、

自分自身もある領域では優秀かもしれないけれど、

他の領域ではポンコツな面が多々あって、

それでもいいんだなぁということが実感できた

ということでもあり、

いつでも、誰に対しても優秀さをアピールする必要もない

ということに気づけたということでもあります。

 

ここまで来ると、

それまで常に表に出し続けていた最上志向を、

場面によって出し入れする感覚で使えるようになってきました。

具体的には、必要以上に(求められている以上に)

クオリティを上げようとはしないとかです。

 

最初はそういうのはとても勇気のいることですが、

繰り返すうちにそうやって(自分から見たら)大きく質を下げたとしても

何も問題ないということに気づけます。

そうすると、さらに別の場面でも最上志向を緩めてみようと

チャレンジすることができ、

この連鎖で不要なとき(野放しにすると悪さをする可能性が高いとき)

には意識的に緩めることができるようになりました。

 

この段階までくると、

とことん酷い状態は何とか脱することができたかなぁという感じですね。

 

◆最上志向を極める方向性を定める

 

ここまでは、

最上志向が悪さをしないように緩める方向で話しをしてきました。

でもそれだけでは、

せっかくの最上志向という才能を強みとして活かさないのは、

もったいないですよね。

 

ある場面では緩めて、

別の場面では意識的に表に出して積極的に使っていく、

そんなふうにメリハリの利いたマネジメントをしていくのが

資質を効果的に活かすコツです。

 

最上志向が他の上位資質の特性を磨き、

尖らせる資質なのであれば、

どの資質との組み合わせをより磨き、輝かせるかを

意識するのが最上志向を強みとして活かすポイントです。

 

私の場合、それは適応性です。

 

そもそもストレングスファインダー®を学び始めた当初は、

適応性を自分の強みであるとは思ったこともありませんでした。

どちらかと言えば常に行き当たりばったりな自分を

否定的に見ていたくらいですから。

 

そんな自分が、

適応性が自分にしかない強みだと気づけたのが

2013年の米国オマハへの旅でした。

詳細は以下のブログに書いているので読んでみてください。

 

https://heart-lab.jp/blog/140/

 

最上志向x適応性、

すなわち相手のニーズや、状況、環境に合わせて

フレキシブルにベストな対応が取れる。

これは今の私にとって最大の売りとも言える強みとなっています。

 

今、ココにベストを尽くす。

これが今の私の人生の指針ともなっています。

 

適応性を磨こうと意識を向ける前は、

むしろ適応性的な特性を否定していたわけで、

そうなると苦手なことを頑張って取り組まねばいけなくなります。

具体的には、計画通り、決められた手順通りにきっちり進める

ということだったり。

 

本来最上志向は、

自分の苦手なことに取り組むよりは、

自分の得意なことに特化したい資質なので、

「自分の苦手なことに取り組まねば」との思い込みは、

あきらかに矛盾する考え方なのです。

 

今では、予定された通りにきっちり物事を進める、

あるいは進んでいくということを手放し、

今この瞬間に起こることに

最大限対応していくということを意識しています。

 

例えば、研修においても、

一応のタイムスケジュールはきっちりと定めますが、

必ずしもその通りはいかないという前提を置いているので、

予期しないことが起こったら起こったで、

共に上位にアレンジも活かしつつ

臨機応変な対応を取ることを自分に許しています。

 

今この瞬間に必要なことを、

自分の持てるリソースを最適に、そしてフレキシブルに

組み合わせて提供していく、

これが最上志向xアレンジx適応性の強みであり、

それを意識することで

自分にとっては苦も無く楽に、そして質の高いパフォーマンスが

発揮できていると思っています。

 

そして、

こんなふうに自分の強みを意識し、行動につなげることで、

結果的に自分の自我も満たせているなぁと最近思います。

 

前述したように

最上志向x自我はどちらかと言えば緩める方向で意識しています。

無意識でいると「自分が、自分が」になりがちだし、

過度に承認を求めてしまうところもあるので、

そうならないように意識している感じです。

 

そうやって自我を抑え気味に、

適応性を全開に活用してきた結果最近何が起こっているかというと、

自分にはまったくそんなつもりはないのに、

会う人ごとに「いつもお世話になってます」とか

「いつもありがとうございます」とか

言われるようになったことです。

 

こちらとしては本当に何かお世話しているつもりはなく、

飛んできた案件を最上志向xアレンジx適応性で

ただ打ち返しているだけなのに、結果的に人のお役に立っている。

そんな感じなのです。

我がことながら、理想的だなぁと思う次第です。

 

◆その先へ

 

だいぶ各資質を手懐け、

マネジメントできるようになった感のある私ですが、

一方で「まだまだだなぁ」と思うことも多々あります

(最上志向ですから…())。

 

私自身は、

より良い生き方を手に入れる旅に終わりはないと考えているし、

だからこそ人生は意味深いものだと考えています。

学習欲上位なので、

自分を高めるための旅に終着点などないのです()

 

よりよく生きていくためのカギは、

人生の選択肢を増やし、それを自己責任で選択していくことです。

そしてその選択肢を狭めているのが

思い込みやとらわれといった思考の枠です。

 

従い、自分にとっては凝り固まった思考の枠をほぐし、

緩めていくことがこれから先も求められると思っていて、

そのために学び続けているのが「自己基盤」です。

 

ストレングスファインダー®の資質というのは、

自分のあり方という土台(自己基盤)があり、

その上に現れる思考、感情、行動のパターンなので、

資質をうまくマネジメントしていくためには

自己基盤の強化が欠かせないと思っています。

 

そして、もう一つ言うなれば、

思考の枠を緩めるためには何らかの行動が必要であり、

それは多くの場合、

自分にとってはチャレンジングなことであるということです。

そういうチャレンジをし続けるには、仲間の存在が不可欠です。

 

ストラボを拠り所としたストレングス・コーチのコミュニティもそうだし、

自己基盤を学んでいるコーチングのコミュニティも

私にとっては大切な、そして自分に勇気をもらえる仲間のいる場所。

 

最良のコミュニティで仲間と共に自分を磨き続ける。

これもまた最上志向には欠かせないことなのです。

 

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<バックナンバー>
バックナンバーの閲覧はパソコンからのみとなります。
http://aRchive.benchmaRkemail.com/stRengths-labo
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===== 今後のスケジュール =====

■ストレングス・ラボ主催■

 コロナウイルスの影響で集合講座の開催にはまだ時間が必要ですが、

引き続きZOOMで開催しています。

 

★基礎コース★

 

<ストレングス基礎コース(1⽇間) / 30,000円(税抜)>

ストレングスファインダーⓇの基本的な考え⽅、34種類の各資質の基礎知識と1つ1つの資質の使い⽅を、たくさんの事例を通して学びます。

【ZOOM】全て受付中です

 

7月より基礎コースが一日に凝縮されて開催されます。

受講料もお安くなりますので、是非ご受講くださいませ。

 

2022年 8月11日(祝木)「ZOOMストレングス基礎 1Dayコース」

2022年 9月4日(日)   「ZOOMストレングス基礎 1Dayコース」

2022年  10月8日(土) 「ZOOMストレングス基礎 1Dayコース」

2022年  11月11日(金)「ZOOMストレングス基礎 1Dayコース」

2022年  12月10日(土)「ZOOMストレングス基礎 1Dayコース」

 

お申込> https://strengths-labo.com/information/#basic

 

★応⽤コース★

 

<ストレングス応⽤コースI (7時間) / 30,000円(税抜)>

“⾃分探求”〜⾃分をより深く知り、才能を最⼤限に活かす〜

 

<ストレングス応⽤コースII (7時間) / 30,000円(税抜)>

“相⼿探求”〜相⼿の強みを深く知り才能を活かすコツを知る〜

 

<ストレングス応⽤コースIII(7時間) / 30,000円(税抜)>

“対話⼒向上”〜相⼿の強みを引き出す対話⼒を⾼める〜

 

<ストレングス応⽤コーⅣ(7時間) / 30,000円(税抜)>

強みで人生を構築する”〜仕事や生活で強みを活かし

                続ける方法を学ぶ〜

 

I・II・III・Ⅳそれぞれテーマが異なりますので、

詳しい内容はこちらをご覧ください。

 

詳細>https://strengths-labo.com/workshop-individuals/

 

※各コース「ストレングス基礎コース」修了の⽅が対象です。

【ZOOM】全て受付中です︕

 

2022年

 

 
    8月 7日(日) 「ZOOM開催 ストレングス応用コース IV ”強みで人生を構築する”」
 8月21日(日)「ZOOMストレングス応用コース III ”対話力向上”」
 8月24日(水)「ZOOM開催ストレングス応用コース I ”自分探求”」
    9月10日(土)「ZOOM開催 ストレングス応用コース IV ”強みで人生を構築する”」
 9月22日(木)「ZOOM開催ストレングス応用コース II ”相手探求”」
 9月27日(火)「ZOOMストレングス応用コース III ”対話力向上”」
 10月16日(日)「ZOOM開催ストレングス応用コース I ”自分探求”」
 10月25日(火)「ZOOM開催ストレングス応用コース II ”相手探求”」
 11月 5日(土) 「ZOOMストレングス応用コース III ”対話力向上”」
 11月17日(木)「ZOOM開催ストレングス応用コース I ”自分探求”」
 11月27日(日) 「ZOOM開催 ストレングス応用コース IV ”強みで人生を構築する”」

お申込> https://strengths-labo.com/information/#applied

※応⽤コースI・II・III・Ⅳを⼀括でご購⼊いただけます。

 

★実践コース〜ストレングス・ファシリテーション〜★

<ストレングス・ファシリテーション / 120,000円(税抜き)>

 

3⽇(6時間×3⽇)Day1,2,5(10:00-17:00)

2⽇(3時間×2⽇)Day3,4(10:00-13:00)

全てオンライン研修(ZOOM利⽤)に変更になっています

 

★実践コース~ストレングス+〇〇~★

 

各コーチが講師を務めます。 実践コースお待たせいたしました。

<時間 13:00~18:00 / 9,000円(税抜き)

 

    8月27日「ストレングスファインダー® ☓ ワクワクスイッチ」

 10月30日「ストレングスファインダー® ☓ 家族×子育て」

  11月  6日「ストレングスファインダー® ☓ 英語」
  11月 23日「ストレングスファインダー® ☓ サーバントリーダーシップ」

 

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■ストレングスファインダⓇー関連セミナー■
全国各地のストレングスコーチ主催のセミナーも⽬⽩押し︕
最新の開催情報はこちらをご覧ください︕
https://strengths-labo.com/blog/event/
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【編集後記】

 

この時期、「九州地方の線状降水帯」というワードが

出てくるとつい「あ、知識さんのご自宅あたり大丈夫かなぁ」

と、思ってしまう私です。

 さて、最上志向第四弾! ラスボス(知識さん)で締めるのかと

思っていたら、年単位らしい。。。最上志向祭り。

最上志向というワードが出てくると、

「いやぁ~最上志向が一番怖い資質かも?!」

なんて何度かここに書いていた私。 先日、久しぶりに受けたら

最上志向がなんとTOP5に入っていて、なんか言い辛くて

まだ誰にも言ってない自分。 

 まぁそんな事はどーでも良いとして、私の知識コーチの

印象といえば、前回のともまつコーチが陽キャラで、

「さちさ~ん、ちゃんとやってる~~(いぇ~い)」という感じだと

すれば、知識コーチは「うむ、しばし待たれよ(( -`д-´)キリッ」

という感じかと・・・思っていましたが、実際は非常に面倒見が良く

私のなんだかわかんないような質問にも、優しく答えてくれる温厚な

お方です。今回の最上志向物語、そんな温厚な方が、会社員時代に

色々と悩んでいたことや、やらかしちゃった事があったのかぁ、と

自分と重ね合わせながら何度も読み返しました。

その中でも刺さった言葉が二つ

 

「今の自分でベストを尽くそう」

「人は無意識でいると、

 自分に求めているものを他者にも求めてしまうもの」

 

 最初の言葉、意識しないとどうにも自分を責めてしまうこと。

「何で出来ないんだろう。もっと出来るでしょ。もっともっと」と

自分で自分に鞭を打ってしまうこと。自我持ちでもあるので、

何で、あの人に出来て、自分には出来なかったんだろうと

物凄く落ち込み、中々上がってこれず、

今の自分を客観視出来ない・・・・あほな自分。

 二つ目の言葉、「こんな私がこんなに努力してるんだから

彼・彼女だって出来るはずでしょ!」と、自分の物差しで

測ってしまうことだ。SFを知らなかったら、本当にやな奴のまま。。

なので、上記の2つの言葉は、刺さりまくりでした。でもって、

手帳に記入しました。私への戒めの言葉です。

戒め? 何故なら「あれ? これ自分のことか?」と思うエピソードが

結構あって、こりゃマズイと思ったからだ。思っただけでも偉い

と思ってくれ~。

 まだまだ続きます最上志向物語。お腹いっぱいになるのはまだ早い!

次回もお楽しみに!!!

 

 事務局

   堀江

 

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