もうすぐ平成がおわり、令和の時代が始まります。本メルマガも、この発行が平成最後となります。今後ともよろしくお願いいたします。

その令和元年、10月1日には、改正された消費税法が施行されます。この新制度が施行されるまで半年を切りましたが、準備の方はいかがでしょうか。

今回の消費税法改正は、大きく二つのポイントがあります。

(1) 消費税の増税と軽減税率の導入による複数税率方式
標準税率が10%になると同時に、食料品等一部が軽減税率（8%）となり、はじめて複数税率が存在する形となります。販売だけでなく、仕入(購入)も複数税率となることに注意しましょう。

(2)発行する請求書(領収書)の様式の変更
軽減税率対象商品を取り扱う事業者は「区分記載請求書」といった様式に対応する必要があります。
※この対応は、消費税を納税する義務のない事業者も必要です
また、令和5年（2023年）10月には「適格請求書保存方式（インボイス方式）」になるので、これも見据えた対応もしたいところです。

上記をふまえ、事業者としては、概ね以下のような対策が必要になると考えられます。
　・自社商品が軽減税率対象かどうかの確認
　・提供価格の見直し（10%対応）
　・プロモーション（POP等の価格表示方法の検討）
　・資金繰り（仕入額や納税額の変動への対応）
　・事務処理等のシステム対応（レジや会計システムの対応）
　・社員教育（顧客への説明のため準備）

10月1日に、トラブルや混乱をできるだけ少なくするため、できることはすすめておきましょう。

なお、立川商工会議所において、この内容について説明する「消費税増税対策セミナー」を行います。お時間ございましたら、ご参加ください。

日程：5月28日 (主に飲食・小売等)
　　　6月27日 (主に製造・建設等)
セミナー案内：
https://drive.google.com/file/d/1pDvyL9JGHwjBjviR6I9A5Evt3hdRKWiC/view