さて、今年7月には、微細藻類ユーグレナ等を活用し食品や化粧品の販売、バイオ燃料の開発・製造を行っている株式会社ユーグレナが、CCD(チーフクリエイティブディレクター)のポストを新たに設け、デザイン経営をさらに推し進めることを発表しました。
ユーグレナは、「ありたい姿であるSustainability First(サステナビリティ・ファースト)実現にはステークホルダーからの、より一層の共感が必要であり、そのためにはデザイン面からも訴求する必要がある」としたうえで、「当社のステークホルダーにとって、製品やサービスに触れるだけで、ユーグレナ・フィロソフィーを感じられる状態をつくる」「まだ当社のことを知らない方々にも『自分自身が幸せだと感じる選択をしたら、それは自然とユーグレナ社につながっていた』という体験を届ける」「これらの体験価値を創造し、ブランド力を高め、企業としての存在価値を向上させることがCCDのミッション」としており、なぜデザイン経営を活用するのか、というビジョンが明確に感じられます。
デザイン経営の導入に向けては、なぜデザイン経営を導入する必要があるのかという目的が明確に設定できるよう、経営陣、あるいは社員も含めて議論を深める必要があります。したがって、そもそもデザイン経営を活用するタイミングも、企業によって異なると言えるでしょう。そして、十分な議論の上で目的が設定できれば、「費用対効果の説明が困難」という課題も、おのずと解決されるものと思います。 |