中小企業支援策としてのデザイン経営
前回、前々回のメルマガでは、特許庁デザイン経営プロジェクトチームが発表した「中小企業におけるデザイン経営の効果に関する調査」について紹介しました。この調査は、経済産業局や地方自治体が提供するデザイン経営支援プログラムに参加した中小企業を対象に行われたものですが、デザイン経営支援プログラムを積極的に展開している近畿経済産業局が、「地域の産業を起こし、耕し、かきまぜるデザイン経営」という小冊子を発表しています。この冊子の特徴は、自治体や支援機関を対象にしていることです。自治体や支援機関等が新たな支援施策を検討する際の参考となるよう企業支援の現状やデザイン経営に取り組む先行事例紹介、デザイン経営に取り組む際のプロセスなどをまとめています。
自治体・支援機関における中小企業支援
多くの中小企業が人材や資金など経営資源の制約がある中で、経営課題の解決を支援する自治体や支援機関の取り組みが一層重要視されていることを指摘しています。一方、支援者側は、支援の現状
について一定の効果を感じながらも、新たな方策にも興味を持っていることが、アンケート調査からの結果として指摘しています。そして、地域産業振興について、下のような限界や停滞を感じている支援者に対して、デザイン経営の手法を取り入れることを薦めています。
デザイン経営はこれまでの支援施策と何が違うか
デザイン経営が対象とする「ブランディング」や「イノベーション」は、これまでも中小企業支援で取り組みのあったテーマです。これまでの支援とデザイン経営の違いについて、まずデザイナーなどのクリエイティブ人材が支援を主導する点を挙げています。そして、クリエイティブ人材が支援を主導する意味合いとして、起業をコンピュータに見立てたメタファーで説明しています。
すなわち、デザイン経営は、新しいアプリケーションの追加ではなく、これまでとは異なるOSのインストールであり、ブランド構築、イノベーションといったアプリケーションを、デザインというOSを基盤として推進することに特徴がある、としています。
そして、「デザインOS」の特徴として、①人(ユーザ)中心に考える②柔軟に反復・改善を繰り返す③意味を問い直すの3点を挙げています。①②については、従来特許庁のデザイン経営の説明の中でも強調されていますが、③については、競争力の強化として、機能面や価格面の優位性のみに意識を向けるのではなく、自社の歴史や固有の経営資源を深掘りして腹落ちするまで考えることで、機能や価格だけではない固有の価値を見出すことを指摘しています。
<参考URL>
近畿経済産業局ホームページ「関西デザイン経営プロジェクト」 詳しくはこちら→
Facebook
正しく表示されない場合はこちら
このメールは、株式会社かたちなきものからのメール配信をご希望された方に送信しております。今後も引き続きメールの受信を希望される方は こちらをクリック してください。 今後メールの受信をご希望されない方は、こちらから配信停止手続きが行えます。
本メールは info@value-labo.com よりinfo@value-labo.com 宛に送信しております。
高輪3-5-6, 港区, 東京都 108-0074, Japan


全てのメーリングリストから配信を停止する。 配信停止 | 登録情報更新