テレワークを巡る直近の動向は?
1. 「ハイブリッドワーク」の主流化
パンデミック初期のフルリモートや、その後のフル出社への回帰といった両極端ではなく、出社とテレワークを組み合わせる「ハイブリッドワーク」が主流となりつつあります。週に数回出社する形態を「働き方の選択肢」の一つとして制度化し、定着させる企業が増えています。
2. 普及の「二極化」の鮮明化
テレワークの実施状況は、企業属性や地域によって明確な差が生じています。首都圏やIT・情報通信業では高い水準で定着している反面、地方、中小企業、製造業や対面サービス業などでは普及が伸び悩んでおり、導入できる企業・業種とそうでない企業・業種との格差が鮮明になっています。
3. 課題の再評価と運用の最適化
数年間の運用を経て、メリットとデメリットが明確に評価されています。
企業側の課題: 最大の課題は「社内コミュニケーションの希薄化」です。雑談や非公式な情報共有が減ることへの懸念や、「新人・若手の育成(OJT)の難しさ」も、出社回帰を促す要因となっています。
こうした状況を踏まえると、今後の焦点は「テレワークを導入するか否か」から、「いかに生産性と従業員満足度を両立させる形で運用するか」に移っているようです。各企業が自社の業態に合わせ、最適なバランスを模索する調整局面が続いているといえそうです。 |