2024年度グッドデザイン賞③「2024年問題」に対応するデザイン
グッドデザイン賞では、その時代において深刻化している課題、注目されている課題に対する解決策を提示しているデザインに対して評価が与えられることも多くあります。今年は物流業界における「2024年問題」がしばしば取り沙汰されましたが、こうした背景から、物流業界の課題を解決するデザインが、各賞を受賞しています。
自動倉庫ソリューション
ラピュタロボティクス株式会社の自動倉庫「ラピュタASRS」は、グッドデザイン金賞を受賞しました。
デザインのポイントは、

1. どんな倉庫にも導入可能:ブロック単位で設置可能なため既存倉庫にも導入可能で拡張も簡単に可能

2. 独自ピッキングステーションで高生産性:合計8個の在荷/出荷ビンで同時作業を完全歩行レスで実施可能

3. ロボット群制御技術:ロボットの複数台制御が可能で全フロアをロボットが走行し保管と同時に生産性を両立

となっています。需要に応じて迅速かつ柔軟に設置でき、ロボットの活用も含めて高生産性を実現できる特性を有していることや、デザインの統一感にもこだわっており、支柱は赤、棚やロボットは白と黒でまとめることで、革新的なシステムであることを視覚面でもアピールできていることも評価されています。
キャリアとボデーを切り離せる冷凍トラック
日本トレクス株式会社の「スワップ冷凍バンボデー」は、グッドフォーカス賞 [新ビジネスデザイン]を受賞しました。この賞は、2024年度に選ばれたすべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で、新たなビジネスモデルや新産業の創出、イノベーションの促進に寄与する優れたデザインとして特に認められたデザインに贈られるものです。
デザインのポイントは、

1. 荷積み荷下ろしからの解放により、ドライバー業務に専念。ドライバー不足解決に貢献。

2. キャリアとボデーが切り離せることで、中継輸送による日帰り運行が可能。輸送効率向上に貢献。

3. キャリアとボデーが切り離せることで、ボデー単体で予冷可能。ドライバー稼働率向上に貢献。

この3点で、ドライバーの「働き方改革」に寄与していることです。冷凍荷台部分の中継輸送を可能とした点、荷台が分離できて積み替えなく中継できることで、ドライバーは荷積み関連の業務から解放される点、これによって日帰り運行も可能となった点が評価されました。さらに、日本車体工業会の統一規格として採用された点も大きな実績として評価されています。
いずれも、「物流量の拡大への対応」と「労働力減少や働き方改革の推進への対応」という、同時解決が難しいと思われる課題に対して、新しいデザインでのアイデアやテクノロジーの活用を持って挑み、解決策を提示していることが評価されたと言えます。
<参考URL>
グッドデザイン賞ホームページ(公益財団法人日本デザイン振興会) 2024年グッドデザイン受賞ギャラリー  詳しくはこちら→
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