2024年度グッドデザイン賞④会社の人格を見つめ直す
今年のグッドデザイン賞金賞を受賞した小田急電鉄株式会社のウェイストマネジメント事業"WOOMS"は、自治体および廃棄物収集運搬事業者等を対象に、廃棄物収集・運搬支援システム「WOOMS Technology」(SaaS)の提供をしています。
WOOMS Technologyは、収集運搬車両に通信デバイスを搭載し、収集データを取得・可視化することで、廃棄物収集業務の効率化と最適化を支援するシステムです。具体的には
・「収集サポートシステム」 :タブレットを活用したルート案内、収集データの蓄積
・「管理サポートシステム」 :リアルタイムな収集状況の把握、収集データの活用による業務最適化
・「事務処理サポートシステム」:電子マニフェストの発行
の3つのシステムからなっています。
WOOMSホームページより
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インフラ業の領域を拡大する
小田急電鉄がWOOMS事業を立ち上げたのは、「地域の発展と持続可能な社会づくり」という自社の使命を見つめなおした結果であるといいます。
鉄道、商業施設をはじめ、暮らしやビジネスに密着している小田急電鉄は、沿線地域社会において、最も“ごみ”を排出している企業のひとつです。そこで、“ごみ”に関する課題の解決は地域に根付いた私たち小田急グループが真っ先に取り組むべき本質的なテーマであると設定しました。
そして、地域の発展と持続可能な社会を実現するために、小田急グループは、鉄道・不動産を中心としたインフラ業に加え、街や暮らしの重要なインフラを担う「収集・運搬」を支援することで、“新たなインフラ事業”を作り出すこととなったのです。
会社の「人格」を見直すことから始める
2018年に経済産業省・特許庁が「『デザイン経営』宣言」を発表して以降、デザイン経営の実践を促進する取り組みが行われています。
特許庁が発行した「中小企業のためのデザイン経営ハンドブック」では、中小企業がデザイン経営を自社に活かすための方法として、自社にあった「入り口」から実践してみることを提案しており、3つのフレーム、9つの入り口を提示しています。このフレームの1つとして「会社の人格形成(キャラクターの確立)」があり、3つの切り口が提示されています。
特許庁「中小企業のためのデザイン経営ハンドブック」より
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・意志と情熱を持つ(MISSION): 自社の使命や存在意義を明確にし、それをデザイナーと共有することで、デザイン経営の基盤を築きます。
・歴史と強みを棚卸しする(IDENTITY): 会社の歴史や強みを再確認し、企業のアイデンティティを明確にすることで、未来に向けた新たな価値創造の軸を探ります。
・未来を妄想する(VISION): どんな未来を実現したいかを描き、ビジョンを明確にすることで、企業の方向性を定めます。
小田急電鉄株式会社のWOOMS事業は、まさにMISSION/IDENTITY/VISIONの見直し・再考から生まれているといえるでしょう。
<参考URL>
・グッドデザイン賞ホームページ(公益財団法人日本デザイン振興会) 2024年グッドデザイン受賞ギャラリー
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・小田急電鉄株式会社 WOOMS ホームページ
詳しくはこちら→
・特許庁ホームページ「特許庁はデザイン経営を推進しています」
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