2026年・ビジネスの注目キーワード②「PinterestにみるZ世代の変化」
2026年・ビジネスの注目キーワード②「PinterestにみるZ世代の変化」
年末年始のビジネス雑誌・新聞やメディアでは、新しい年の展望について特集されるのが恒例となっています。今年も、そうした中から、気になるトピックをピックアップしていきます。
Pinterest(ピンタレスト)とは、インターネット上にある画像や動画を集めてコレクションにし、シェアもできるWebサービスです。日本および世界的に女性が多く、年齢層は20代から40代前半のミレニアル世代やZ世代が中心といいます。
Pinterest は昨年12月10日、2026 年トレンドを予測する年間トレンドレポート「 Pinterest Predicts 2026」を発表しました。このレポートは、機械学習と専門家のインサイトを組み合わせ、世界 5 億人以上の Pinterest ユーザーの毎月の検索行動や、保存されたビジュアルスタイル、カラー、アイデア、商品の購入計画などを分析したものです。
(以下、レポートより)
今回のレポートでは、過度な刺激やあふれるコンテンツ、絶え間ないデジタルノイズといったオンライン世界の喧噪を「ambient chaos(アンビエント・カオス)」と定義づけ、現在の消費者を取り巻く環境の特徴であることを明らかにしました。こうした状況の中、Z 世代は、よりゆっくりとしたペースで、優しい、自分の意に沿ったオンライン体験を求めて、これまでのデジタル行動のルールを書き換えつつあり、その傾向は 2026 年の 3 つの主要なカルチャードライバーとして表れています。

①感情的な安らぎや帰属意識:居心地が良く、自己を肯定してくれる空間への欲求とそこから生まれる原点回帰への美学。

②模倣よりも、キュレーション:個性や心地よさを生む、意図的な選択による自己の定義。
 
③現実に根ざした楽観主義:現実に根ざしながらもよりよい未来を思い描き、創造的な回り道を楽しむ姿勢。

こうした傾向の裏付けとして、
・世界の Pinterest 月間アクティブユーザーの 4 人に 1 人が、ビンテージやレトロアイテムの収集など、ノスタルジックな気持ちになれる活動を増やした。
 
・Z 世代とミレニアル世代の 4 分の 1 以上が、手書きや手紙のやり取りを再び生活に取り入れており、アナログ習慣への回帰も目立っている。
 
・Z 世代ユーザーの約4割が「トレンドはクリエイティビティを刺激する」と回答しており、Pinterest を発見(模倣)する場所ではなく、自分らしさをデザインする(キュレーション )ための空間として活用している。
 
・「BOHO リビング」 や 「アフロシックインテリア」 といった検索の増加は、ルーツや文化性に根ざしたインテリアへの関心を示しており、こうした動きは「アフロボヘミアン インテリア」というトレンドにつながっている。
 
・住空間において、暖かく安心感のある色に惹かれるユーザーが 45 %、住まいのリフレッシュが気分改善につながると答えるユーザーが 26 %に上り、消費者がインテリアを活用し、より穏やかで心を回復させる空間づくりを行っている。

といったデータを上げています。
(以上、レポートより)
この内容を踏まえると、企業から一方的、直接的な商品説明や機能訴求には距離を置く姿勢や、「トレンド」や世の中の「正解」を求めるのとは違う態度、世界観の変化が感じられるように思います。 Pinterestは、他のSNS同様企業がマーケティングに活用しているメディアですが、このような変化を捉えた施策の検討が求められそうです。また、2026年のスタートから世界情勢の不安定さが露見する中で、こうした傾向は、より幅広い世代でも見られる可能性があるのではないでしょうか。
<参考URL>
ピンタレスト・ジャパン合同会社 2025年12月10日プレスリリース
「Pinterest Predicts:2026 年のトレンド予測を発表」  詳しくはこちら→
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