【特集:パッケージデザインの力⑤】BASE FOODのパッケージデザインリニューアル

ベースフード株式会社は、全粒粉ベースのスマートフード完全栄養食「BASE FOOD」シリーズの全商品を対象に、従来のパッケージを刷新し、新デザインとして2024年7月27日よりベースフード公式HPオンラインショップや他ECサイト、取扱販売店にて順次リニューアル発売することを発表しました。

(プレスリリースより)

ベースフードは、健康的で栄養バランスの取れた完全栄養食を提供するスタートアップ企業です。2016年に創業し、2022年11月に東証グロース市場に上場しました。製品ラインナップには、パンやパスタ、クッキーなどがあり、1食に必要な26種のビタミンやミネラル、たんぱく質、食物繊維を含んでいます。忙しい日常の中でも手軽に健康的な食事を摂ることができる製品を開発し、健康志向の消費者に支持されています。


当社発表によると、当社販売チャネルの中心は自社ECであり、売上の約60%を占めています。一方、新規顧客を開拓するための認知を拡大する手段としてコンビニ、スーパーなどのチャネルでの販売にも注力しています。今回のデザインリニューアルは、リアルチャネルでの新規顧客の獲得を主眼に置いたものと予想されます。また、昨年10月に一部の商品にカビが発生し、自主回収を行う事案が発生していました。そうした状況で、デザインリニューアルに取り組みイメージ回復を期している側面もありそうです。

 

プレスリリースを参照し、デザインマネジメントの観点から、BASE FOODのデザインリニューアルのパッケージデザイン戦略について整理します。

●目標設定
・売上向上とブランド認知度の強化
・健康があたりまえになる社会の実現を目指し、「BASE FOOD」をより身近な存在として愛着を持っていただくことで、一人ひとりが自分らしく輝き、より楽しく充実した暮らしをサポートしていきたいという想いを表現する。

●市場調査
従来のパッケージデザインでは、完全栄養という機能性を訴求するべく、1食分の栄養が全て摂れるというシンプルさを、都会的であり先進性のあるブランドイメージを表現するため、あえて商品の中身を見せないデザインを主に採用していたが、「中身が分からないので手に取りにくい」「親しみを感じにくい」といった感想を抱く消費者も多くおり、ブランドと消費者との距離感に課題を見出した。

●ブランドアイデンティティの理解と応用
・「BASE FOOD」は、主に自然由来の厳選した10種類以上の原材料を使用している。これは、健康的な食事は「栄養素」だけではなく「食材」も大切であるという、当社のものづくりにおけるポリシーであり、ミッションである「健康をあたりまえに。」を実現する上での必須要件だと考えているからである。
・新パッケージデザインでは、それら使用食材の中から「小麦全粒粉」と「大豆」をデザインモチーフに採用することで、当社のものづくりへの拘りと想いを表現している。

●デザイン開発
・今回のデザインリニューアルでは、シリーズ全商品を対象に、それぞれの商品の中身をデザインとして見せることで、直感的に「食べてみたい」「おいしそう」と感じていただくと共に、BASE FOODらしさを保ちながらも、食品ブランドとしての「手軽感」であり「身近な存在」として親しみを持っていただけるよう変更している。フレーバーの異なる各商品の形状や質感など、それぞれの商品の持つ特徴を最大限に活かし、より魅力的に見せるデザインにしている。
・「BASE BREAD」シリーズの表面部には、フィルムの光沢素材とマット印刷の異なるテクスチャーを組み合わせたデザインを採用し、立体感を出すことで、見た目にインパクトを与えると共に、商品の持つ深みのある味わいを演出。
・社員の手書きデザインを取り入れ、メンバーのプロダクト愛と、お客さま一人ひとりへの約束の意味が込められている。

●実装と評価
現在21.7万人の定期ユーザーがおり、リリース後はユーザーへの検証を実施できる。

●ESG/SDGsへの対応
自然由来の素材を強調し、持続可能性をアピールし、消費者の理解と共感を引き出す。
(参考URL)
ベースフード株式会社 2024年7月22日プレスリリース 詳しくはこちら→
ベースフード株式会社 2025年度2月期 第1四半期決算説明資料 詳しくはこちら→
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