テクノロジーの進化と倫理( 辰野博一 ショートエッセイ )
先日、研究者の方のメンタリングのために鹿児島大学を訪問する機会があり、大学内にある稲盛記念館を訪問してきました。鹿児島大学は、京セラの創業者・稲盛和夫氏の母校です。
1階から3階に至る一直線の階段の両側には稲盛さんの著書が並べられているとともに、鹿児島時代の歩みが紹介されています。
そして、3階には稲盛さん直筆のノート、経営方針(京セラ精神)などが展示されています。京セラ精神は、1967年年頭に、当時中小企業であった中堅企業になるために必要な精神性がまとめられたものですが、今日まで「京セラフィロソフィ」として知られる内容がほぼそのまま表現されているといいます。
また、「 人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力 」という考え方についての掲示もありました。能力は多分に先天的のものであるが、能力は自分の意思や努力で変えられるものである。そして考え方は善い考え方から悪い考え方までありプラス100点からマイナス100点まであるので、考え方が悪いと、人生や仕事は無残な結果となってしまう。よって、一番大切なのは考え方であるとして、人生に、経営に、哲学を持つことを求めています。経営に哲学を持ち、その哲学を従業員に浸透させ実践させることの価値は、その後のJAL再建においても示されました。
また、今年になって「ChatGPT」が話題になっているように、AI等のテクノロジーの進化がビジネスのありようを大きく変える可能性が指摘されています。一方で、テクノロジーを活用する人間の「倫理観」が問われる、との指摘もあります。
テクノロジーをどのように(どのような意思を持って)活用するかによって、社会に悲惨な結果を及ぼしかねない。そんな時代にあって、稲盛さんの言葉が、また深く響く気がしました。
 
Facebook
Twitter
正しく表示されない場合はこちら
このメールは、株式会社かたちなきもの または タツノ経営デザインからのメール配信をご希望された方に送信しております。今後も引き続きメールの受信を希望される方は こちらをクリック してください。 今後メールの受信をご希望されない方は、こちらから配信停止手続きが行えます。
本メールは info@value-labo.com よりinfo@value-labo.com 宛に送信しております。
高輪3-5-6, 港区, 東京都 108-0074, Japan


全てのメーリングリストから配信を停止する。 配信停止 | 登録情報更新