ローカル・ゼブラ企業は、「社会的インパクトと収益性の両立」を目指すものとされています。さらに、指針で紹介されている企業の中には、昨年12月に東証グロースに上場を果たした株式会社雨風太陽(岩手県花巻市)のように、企業としてのスケールを果たしている企業も含まれています。事業規模として成長することで、結果的により大きな社会への貢献・還元を期待することが、NPOや財団法人などではなく、「企業」の創出・育成を志向する意図といえるでしょう。
株式会社雨風太陽は、NPO 法人として活動を開始した当初から、“都市と地方をかきまぜる”ことをミッションに掲げています。「関係人口の創出」を自社が生み出すインパクトとして捉え、 2050年までに「2,000万人の関係人口の創出」を目指しています。実現に向けて、事業を通して「生産者と消費者のつながり」を創り出し、そのつながりが、地域と多様に関わっていく関係人口になっていくと期待しています。
そして、「社会的インパクトと収益性の両立」の実現のために、「顔の見える流通金額」「生産者と消費者のコミュニケーション数」「都市住民が生産現場で過ごした延べ日数」という関係人口創出に紐づく3つの指標を、”生産者と消費者のつながり”を示す数値として、財務諸表と同様の重要性を持って企業活動を進めていく(KPIとする)ことを、明言しています。 |