紙の新たな価値を提案するデザイン
日本パッケージデザイン大賞には「VI・BI部門」も設けられています。この部門は、「商品パッケージデザイン中心にブランディングされた作品群。(包装紙、ショッピングバッグ、封筒など)」が対象です。VIとはVisual Identityのことで、企業やブランドの価値観やイメージを視覚的に表現するデザインの総称です。ロゴ、カラー、フォント、グラフィック要素など、ブランドを視覚的に表現する要素がこれに該当します。BIとはBrand Identityのことで、企業やブランドが顧客や社会にどのように認識されたいかを表現する概念です。VIに含まれる要素に加えて、ブランドの哲学や価値観、顧客体験など、ブランドに関するあらゆる要素を包含しています。
 
2025年のVI・BI部門では、東京都足立区の三洋紙業株式会社が運営するカフェ「PAP.COFFEE」が選ばれました(応募者/デザイン担当は株式会社BULLET)。​2023年9月、東京・原宿にオープンし、紙の新たな価値を提案する場として注目を集めています。
三洋紙業は1969年の創業以来、紙加工業を営んでいます。​2022年、東南アジアに拠点を持つ縁で、タイ北部の標高1,400メートルに位置するメーチャンタイ村を訪問。​そこでは、少数山岳民族のアカ族がアラビカコーヒーを栽培しており、同社はSDGs達成への国際的社会貢献としてコーヒー事業展開を構想しました。コーヒー豆は、メーチャンタイ村からダイレクトトレードで入手しています。
紙のおもしろさを伝える
ブランド名の「PAP」は「PAPER」の頭文字であり、紙と人をつなぐ「Paper And People」、人と人をつなぐ「People And People」という意味も込められています。​紙の可能性に向き合い、何を伝えたいのかを考える中で、「多彩な味覚をもつスペシャルティコーヒー」と「変幻自在で多種多様な紙素材」の親和性に焦点を当て、紙のおもしろさを伝える「紙とコーヒーのカフェ」を作ることになりました。
今回の受賞対象である「カップスリーブ」「ショップカード」「コーヒー豆の情報カード」などの紙製アイテムのグラフィックデザイン、またブランドのアートディレクションは、株式会社BULLETの小玉文氏を迎え、紙や印刷加工を生かした「手に触れて感じるデザイン」を展開しています。例えば​ショップカードは平面なのに立体に見える不思議なカードで、折り目に沿って折って完成させる仕組みであったり、豆情報カードは表ざらざら・裏ツルツルの活版印刷を採用するなど、それぞれ趣向を凝らした仕様となっています。店内の紙コップは全て回収し、板紙にリサイクルするなど、環境への配慮も行っています。
また、カフェの空間デザインにはDO.DO.の原田圭氏を迎え、紙を活用した家具を開発・活用しています。​机と椅子も紙製で、丈夫で軽量のRe-Board(リボード)や、紙材に樹脂を含侵させたリッチライトを使用。​カウンター下には50種類の異なる「グレー」の紙を使用した貼り箱を敷き詰めるなど、カフェは紙の多様性と可能性を体感できる空間となっています。
<参考URL>
三洋紙業株式会社ホームページ「PAP.COFFEE」 詳しくはこちら→
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