入居支援に留まらない高齢者の引越し&くらしサポート
昭和32年生まれのSさん、10年ほど前から住むマンションは4階建てのエレベーターなしの物件で、3階に住んでいました。3年前まではホテルの駐車場での仕事をしていましたが、呼吸器障害で緊急搬送され、肺気腫の悪化で1週間入院した後、退職されました。
その後も、白内障の手術、腹部大動脈の手術を受け、身体の調子が悪い状況のまま一人暮らしを続けていました。月に1回は電話での面談を行うことで定期的な連絡は取り続けていました。
また、月に1度のピアサポーターの訪問で、生活面での不安を話してくださるようになり、同じマンション内で孤独死が起きたことをきっかけに、「備える」ことの重要さを認識されるようになりました。
呼吸器の疾患もあるため、マンションの階段の上り下りがつらく、買い物に行くのも億劫になってしまうことから、引越しを希望されたので、やどかり利用者どうしで、つながりを持っていただくために、多くの利用者が住むマンションに転居することになりました。
当日は荷物の出し入れ、買い物などをピアサポーターが手伝い、引越し後も、役所手続き、年金事務所、銀行での住所変更手続きなどもピアサポーターの同行のもと滞りなく済ますことができました。
くらしが落ち着いてきたところで、介護サービスへのつなぎとして、地域包括支援センターへ連絡し、面談後認定調査にも同席しました。安否確認の宅配弁当も取るようになりました。
「1階に住めたことで、通院や買い物など、外出しやすい環境になった。」「同じマンションの利用者やピアサポーターが訪問してくれて、対面で会話ができるので安心感がある。」とご本人は話されます。
住環境プラス人とのつながりが、日々のくらしの小さな不安解消となると実感することができました。 |