自分探しのヒントが満載!キャリアインタビュー
「5つの質問」の深い意味を知っていますか?
「自分に本当に合う仕事って何だろう?」 「このままでいいのかな……」
キャリアに悩んだ時、そのヒントをくれるのが、米国の心理学者マーク・サビカスが提唱した「キャリア構築理論」に基づくインタビューです。
これは、難しく言えば「あなたが自分の人生をどんな『物語(ストーリー)』として意味づけているか」を理解するための手法。でも、もっと簡単に言えば、「あなたらしさの源泉」を一緒に探るための、ちょっと不思議な面談です。
一見するとただの雑談?と思うような5つの質問から、あなたが大切にしている価値観、本当にワクワクすること、そして無意識に取っている行動パターンまで、いろんなことが見えてきます。
🗨️ 5つの質問、その裏にある「本当の狙い」
それぞれの質問に隠された意図を、こっそり解説しますね。
1. 憧れの人(ロールモデル)は誰ですか?
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質問の狙い: あなたの「理想の自分(こうありたい!)」を探ります。
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解説: 私たちが誰かに「素敵だな」「あんな風になりたいな」と憧れる時って、実はその人に「自分が心の底で大切にしている価値観」や「こうなれたら最高だな」という姿を無意識に重ねていることが多いです。
その人の「どんなところ」に惹かれますか? 例えば、「信念を曲げない強さ」「ピンチでもユーモアを忘れないところ」「誰に対しても優しい姿勢」とか、色々あります。
そこを深掘りしていくと、あなたがキャリアで何を一番大事にしたいのか(例えば「信念」なのか「優しさ」なのか)がハッキリしてきます。まさに、あなたの人生の「価値」を見つけるような作業です。
2と3. よく見る雑誌やテレビ、お気に入りの本・映画は?
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質問の狙い: あなたが「本当に好きなこと」や「居心地のいい環境」を理解します。
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解説: これは、2つのパートに分かれています。
① 雑誌やテレビ番組(日常の情報): 普段、自然と目がいってしまう情報は、あなたの純粋な「興味・関心」そのものです。 ついビジネス誌を読んじゃうなら「成長」がキーワード、趣味の雑誌ばかりなら「探求心」が強い証拠。ドキュメンタリーが好きなら、社会の動きに敏感なのかもしれません。 これが、あなたがどんな「分野」や「職場の雰囲気」だとイキイキできるかのヒントになります。
② お気に入りの本や映画(心惹かれる物語): これは単なる「好み」以上に、あなたが「人生の壁をどう乗り越えるか」という「人生の台本」のようなものを象徴しているんです。 好きな主人公が「どんな困難」にぶつかって、「どう乗り越えたか」に感動するなら、あなたも無意識に似たような解決方法を選ぼうとする傾向がある、と考えられます。
4. あなたの「座右の銘」や好きな言葉は?
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質問の狙い: あなたが「人生で迷った時の指針」や「自分にかける言葉」を知ります。
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解説: 好きな言葉やモットーは、決断に迫られた時や落ち込んだ時に「あ、そうだ、こうしよう」と立ち返る、自分だけの「お守り」や「ナビ」みたいなものですよね。
「継続は力なり」が心に響くなら、きっと「コツコツ努力すること」をすごく尊いものだと感じているはずです。「為せば成る」が座右の銘なら、「まずはやってみよう!」という挑戦する心を重視している。 これは、あなたが壁にぶつかった時、自分自身にどんなエールを送るか、どんな信念で動くかを知る大きな手がかりです。
5. 子どもの頃(3〜6歳くらい)の印象的な思い出は?
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質問の狙い: あなたの「価値観のルーツ」と「今、何と向き合っているか」を探ります。
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解説: 不思議なもので、幼い頃の強烈な記憶は、その後の「何を大事にするか」「世界をどう見るか」という根本的な価値観(ライフテーマ)がギュッと詰まった「原体験」であるケースが多いです。
そして、ここが一番面白いポイントですが…… 過去の思い出を「今」語る時、私たちは無意識に「今の自分のフィルター」を通して、その記憶を再編集しています。
そのため、その思い出を「今、どう感じているか」がすごく大事です。例えば、昔の失敗を「ただ悔しかった」と語るのか、「あれがあったから学べた」と語るのか。それだけで、あなたが「今」どんな課題を持っていて、それをどう捉えているかが全然違って見えてきます。
まとめ:あなたの「ストーリー」こそがキャリアの資源
これらの質問は、「あなたの強みは?」「やりたい仕事は?」のように直接的に聞くものではありません。
これは、あなた自身の内側にある「ストーリー」にじっくりと耳を傾ける作業なんです。
その物語の中にこそ、あなたのキャリアを作っていくための大事な「材料(=価値観、興味、ピンチの乗り越え方)」がたくさん隠されています。
もしキャリアに悩んだら、ちょっと立ち止まって、自分にこの5つの質問を投げかけてみませんか? きっと、自分でも気づかなかった「あなたらしさ」を見つける、強力なヒントになるはずですよ。