今日は4Lと統合的生涯設計のサニー・ハンセンです
メルマガ第587号をお送りします 

本日は統合的生涯設計(Integrated Life Plan)のサニーハンセンです。
目次
 
1.ロープレ道場のご案内
2.なぜ「最初の5分」がすべてを決めるのか?
3.サニー・ハンセン
4.【コラム】キャリアの悩み、答えはインドにあった?
詳細・お申し込みは、こちらのページをご覧ください。

コラム:【合格への最短ルート】

なぜ「最初の5分」がすべてを決めるのか?

キャリアコンサルタントの実技試験を控えた皆さん、ロープレの冒頭で「何を話せばいいのか」と迷い、焦った経験はありませんか?夢ロープレ研究室が何よりも大切にしているのが、この序盤の数分間に特化した「最初の5分間トレーニング」**です。

 

なぜ、5分なのか?

面談の成否は、実は開始直後のわずか数分で決まってしまいます。この5分は、いわばロケットの「発射台」。ここがぐらついていては、その後の問題把握も具体的展開もうまくいきません。

  • 初級者の方へ: まだ自分の「型」が定まっていない今こそ、チャンスです。ラポール(信頼関係)の築き方や、相談者が本当に伝えたい「来談目的」を正確に受け止める基礎体力を、最短距離で身につけることができます。

  • 中級者・経験者の方へ: 実務経験があるからこそ陥りやすい「解決を急ぐ質問攻め」や「無自覚な思い込み」はありませんか?このトレーニングは、日々の業務で染み付いた「自分流の癖」を削ぎ落とし、本来の傾聴を研ぎ澄ますための「鏡」になります。

「ロープレ道場」という鏡

一人で練習していても、自分のエラーにはなかなか気づけないものです。集団練習では、他人のロープレを「自分がキャリコンならどう聴くか?」という視点で聴くため、驚くほど客観的な視点が育ちます。 「ABCD分析」を仲間と共有することで、自分の見立てが独りよがりな一般論になっていないか、相談者の個別の事情に寄り添えているかを、肌感覚で修正していくことができるのです。

 

体で覚える「瞬発力」

試験本番の緊張感に打ち勝つには、頭で考える前に体が動く「ドリル形式」の反復が欠かせません。異なるケースで5分間のロープレをひたすら繰り返すことで、どんな相談者が来ても動じない集中力と、柔軟な応用力が養われます。

「まずは聴くことに100%集中する」。このシンプルな、けれど最も奥深い姿勢を体に染み込ませること。それが試験合格、そしてその先の「実務で選ばれるプロ」への、一番の近道になると私たちは信じています。

参考動画「最初の5分間」完全攻略法
https://drive.google.com/file/d/1eyovQOfgNzUT6xoxPbsid71Awa4GCgOb/view?usp=drive_link

サニー・ハンセン(1929-2020)

ハンセンが提唱した統合的生涯設計(Integrated Life Plan)は、人生を例えば「仕事」だけで考えるのではなく、仕事や家庭、社会、世界とのつながりで統合的に考えていくというものです。

ハンセンは4L(Love,Labor、Leasure、Lean)の中でキャリア理論に仕事以外の領域を導入しました。この理論の出現によりキャリア理論の扱う領域が大きく拡大したので、試験的にみても引き続き出題される可能性は高いだろうなと考えています。

ただ、覚えることは少ないので今回の問題練習の問題をしっかり確認しておけば良いのではないかと思います。
 
 【出題傾向】第19回以降大問としては出題されていませんが、引き続き注意が必要な理論家です。
統合的人生設計(ILP)と4L
◇統合的人生設計(ILP:Integrated Life Plan)

「キャリア」=「仕事」という従来の考え方に対しキャリアを仕事以外の環境を含む「Life:人生」としてとらえ統合的に人生設計しようという考え方です。
◇4L(統合的人生設計を行う際の人生の要素)

Love(愛)Labor(仕事)Leasure(余暇)Learn(学習)
6つの課題
ハンセンは統合的人生設計のために6つの課題を示しています。

①  グローバルな状況を変化させるためになすべき仕事を探す
自分に合う仕事を探すという発想ではなく、地球や地球規模で直面している多くの問題を解決するためになすべき仕事を探すということです。
➁  人生を意味ある全体像のなかに織り込む
キャリア設計を、仕事や職場の役割だけでなく、人間としての役割や男女の役割を考え,自己充足や結びつきを感じられるようにすることが大切ということです。
③  家庭と仕事の間を結ぶ
男性と女性がパートナーとして平等に協力し合うこと。
④  多元性と包括性を大切にする
人種,性別,年齢,障害,信念,言語,宗教など様々な違いを認識すること。
⑤  個人の転機と組織の変革に共に対処する―チェンジ・エージェント
転機において、個人が決断することは大切な課題であること。組織・チームで変化の担い手になろうということも強調されています。
⑥  精神性、人生の目的、意味を探求する
ハンセンはより大きな社会やコミュニティへ貢献する”統合的人生設計”を、精神性が支えているとしています。また、精神性を”自分自身を理解している”という意味で捉えています。
【コラム】キャリアの悩み、答えはインドにあった?
サニー・ハンセンが教えてくれる、自分らしい人生の描き方

「どんな仕事に就けばいいんだろう…」 「このままで、私のキャリアは大丈夫だろうか…」

 

変化の激しい現代、私たちは常にキャリアに関する悩みを抱えています。そんな時、心にそっと寄り添い、大きな視点を与えてくれるのが、アメリカの著名なキャリア理論家、サニー・ハンセンが提唱した「統合的ライフ・プランニング(Integrative Life Planning, ILP)」です。

 

彼女の理論は、ただの机上の空論ではありません。その背景には、彼女自身の人生を揺るがすほどの、ある「旅」の経験がありました。

 

価値観が揺らいだ、インドでの体験

サニー・ハンセンは、アメリカ中西部のミネソタ州の農場で育ちました。地域社会の強い絆の中で、人々が協力し合って生きる姿を原風景に持つ彼女は、やがてカウンセラーとして多くの人々のキャリア相談に乗るようになります。

 

彼女の転機となったのは、1970年代、フルブライト奨学金を得てインドに長期滞在したときのことでした。アメリカという国で、「個人の自由な選択と自己実現」を前提としたキャリアカウンセリングを行ってきた彼女にとって、インドで見た光景は衝撃的でした。

 

そこでは、個人の意思決定よりも、家族やコミュニティの意向が強く尊重されていました。カーストという見えない壁や、女性たちが置かれた複雑な社会的役割も目の当たりにします。「キャリアは個人が主体的に設計するもの」という、彼女が持っていた価値観がいかに限定的な「アメリカン・ドリーム」に基づいていたかを痛感させられたのです。

 

自分の信じてきたキャリア観が、世界では決して「当たり前」ではない。このカルチャーショックこそが、ハンセンの理論を大きく飛躍させる原動力となりました。

 

「仕事」だけでは人生は描けない - 4つのLの発見

インドでの体験を通して、ハンセンはこう考えます。

 

「キャリアとは、単に職業(Labor)を選ぶことではない。その人が生きる文化や社会、そして人生における様々な役割と深く結びついているのだ」と。

 

この気づきから、彼女はキャリアをより包括的に捉えるフレームワークを構築します。それが、人生を構成する4つの重要な要素の頭文字をとった「4つのL」です。

 

  • Love(愛): 家族、パートナー、友人など、他者との絆や愛情。
  • Labor(労働): 報酬を得る仕事だけでなく、家事やボランティアなども含む。
  • Leisure(余暇): 趣味や休息、心身をリフレッシュさせる活動。
  • Learning(学習): 生涯にわたる学びや自己成長。

ハンセンは、これら4つのLをバランスよく、そして統合的に人生の中に位置づけていくことこそが、変化の時代における真のキャリア開発(統合的ライフ・プランニング)であると提唱しました。

 

インドの地で、仕事以外の要素(家族、コミュニティ、学び)が人々の人生にいかに大きな意味を持つかを肌で感じたからこそ、この温かく、人間味あふれる理論が生まれたのです。

 

あなたの「人生のタペストリー」を織りなすもの

私たちはキャリアを考えるとき、つい「Labor(労働)」の視点に偏りがちです。どの会社に入るか、どんなスキルを身につけるか、いくら稼ぐか…。もちろんそれらも重要です。

 

しかし、サニー・ハンセンは私たちに問いかけます。

 

「あなたの『Love』は、今どうなっていますか?」 「心から楽しめる『Leisure』の時間はありますか?」 「新しい『Learning』への興味を失っていませんか?」

 

彼女のインドでのエピソードは、私たちに固定観念から一歩踏み出し、自分の人生をより広い視野で眺めることの大切さを教えてくれます。キャリアとは、一本の直線ではありません。愛、労働、余暇、学習という4色の糸で、自分だけの「人生のタペストリー※」を織り上げていく、創造的な営みなのです。

 

もし今、キャリアに迷い、立ち止まっているのなら。一度、サニー・ハンセンの視点に立ってみませんか。仕事(Labor)の悩みから少しだけ顔を上げ、あなたの人生を豊かにする他の「L」に目を向けてみることが、思わぬ突破口になるかもしれません。

タペストリー:風景・人物などの絵模様を織り出した綴織(つづれおり)。その壁掛け。

メルマガ名:キャリコン試験対策メルマガ(第587号)
発行者  :夢ロープレ研究室
発行責任者:中島則生
発行会社 :ソーニョプランニング株式会社
夢ロープレ研究室ホームページ:https://career-c.sognoplanning.com/
(YouTube)夢ロープレ研究室チャンネル:https://tinyurl.com/2buq7p5w
公式LINE:https://lin.ee/erkyqbh
アーカイブ(直近10号分):https://archive.benchmarkemail.com/yume_roleplay
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