ロープレ試験対策特集④
メルマガ第602号をお送りします .

このロープレ試験対策特集も4本目です。
目次
 
1.【キャリコン面接対策】その質問、命取りかも?「既に語られたこと」を聞き返す致命的な罠
2.自信を持ってロープレ試験に臨むための最終確認 
3.JCDAのロープレ試験の流れを再確認
【キャリコン面接対策】その質問、命取りかも?
「既に語られたこと」を聞き返す致命的な罠

キャリアコンサルタントの試験(ロープレ)が近づいてくると、どうしても「何か気の利いた質問をしなきゃ」「話を展開させなきゃ」と焦ってしまいますよね。

 

日々、一生懸命に技法を練習している方ほど、その罠に陥りやすいものです。

 

ですが、実は良かれと思って投げたその「質問」が、合否を分ける致命的なミスに繋がっているかもしれない……としたらどうでしょうか。今回は、練習の中で無意識に連発されがちな「危険なエラー」について、少し耳の痛いお話をさせていただきます。

 

相談者が「すでに差し出してくれた言葉」を捨てていませんか?

ロープレの最中、相談者さんが勇気を出して話してくれたばかりの気持ちや考えに対して、「その時、どう感じたんですか?」「どう考えているんですか?」と、あろうことか同じことを聞き返してしまう場面によく遭遇します。

 

なぜ、目の前で言ったばかりのことを、わざわざもう一度聞いてしまうのか。 理由はシンプルです。キャリコン側の頭の中が「次に何を言おうか」「どう展開しようか」という自分の都合でいっぱいになってしまい、目の前の相談者さんの言葉が、耳を通り抜けてしまっているからです。「聴いている」つもりで、実は「自分の思考」を聴いている状態なんですね。

 

試験官は「心の不在」を見抜いている

このミスを試験官の視点から見てみると、かなり厳しく映ります。 相談者さんがせっかく自己開示してくれた「大切な感情」を、まるで初めて聞いたかのような顔で問い直す。その瞬間、試験官はこう判断します。 「ああ、この受験生は、目の前の相手の存在を感じながら関われていないな」と。

 

これは単なるスキルの不足ではなく、傾聴の土台である「関係構築」ができていない決定的な証拠になってしまいます。何より、相談者役の方も「さっき話したのに、伝わっていないんだな……」と、心の内で静かに落胆し、そこから言葉が重くなってしまいます。これでは、せっかく築きかけた信頼関係(ラポール)も台無しです。

 

合格への近道は「質問」を捨てること

「面談を前に進めなきゃ」という焦りからくる、質問ありきの姿勢は今すぐ手放してしまいましょう。 合格するために本当に必要なのは、気の利いた質問をひねり出すことではありません。相談者の歩みに合わせて「ただ、無心に聴く」ことです。

 

「次は何を聞こう?」と脳のリソースを使うのをやめて、そのエネルギーをすべて、相談者さんの言葉や声のトーンから「今、何を受け取ったか」に全振りしてみてください。

 

 無理に新しいことを探る必要はありません。「〜というお気持ちだったんですね」「〜とお考えなんですね」と、受け取ったものをそのまま丁寧に、心を込めて「伝え返し」をする。それだけで、相談者さんは「深く分かってもらえた」と安心し、自ら話を深めてくれるようになります。

「質問を頑張ったせいで不合格になる」なんて、あまりにももったいないです。 まずはご自身の練習を録音して、じっくり聴き返してみてください「相手がすでに語ったことを、聞き返してしまっていないか」。この客観的なチェックを習慣にするだけで、あなたのロープレは劇的に変わるはずです。

自信を持ってロープレ試験に臨むための最終確認

先週からロープレ試験が始まり、これから受験される方の緊張も高まっていることと思います。試験直前は、新たな知識を詰め込むよりも、これまで積み重ねてきた努力を信じ、心身ともに最高のコンディションで臨むことが重要です。

 

1.まずはマインドセットを!
まず重要なのは心構えです。焦りは禁物。 深呼吸を繰り返し、リラックスした状態で試験開始を待ちましょう。自分自身を信じ、「必ずできる」という強い気持ちを持つことが、最高のパフォーマンスを引き出すための第一歩です。

 

2.キャリコンらしさを出すために基本的姿勢を確認
ロープレにおける基本的な姿勢を改めて確認しましょう。相談者を尊重する ことは最も重要です。受容的な態度 で、相談者の言葉に注意深く耳を傾け、共感する姿勢を示しましょう。相談者の言葉を解釈せず、言葉のまま受け入れる ことが、真のニーズを理解する上で不可欠です。先入観や決めつけは排除し、客観的な理解に努めましょう。

 

3.ラポール形成を常に意識
試験中は、ラポール形成 を常に意識してください。相談者が安心して話せる信頼関係を築くことが、問題把握の第一歩です。 焦って質問を重ねるのではなく、傾聴 を第一に心がけ、話しやすい雰囲気 を作り出すように努めましょう。もし、ラポールが十分に形成できていないと感じたら、話を戻す などして、関係性の再構築を試みることも重要です。ラポール形成のシグナル を見逃さないようにしましょう。

 

4.自分の苦手なテーマはイメトレで下見
自分の苦手なテーマ について、改めてイメージトレーニング を行うことは非常に有効です。様々な展開を想定し、どのように対応するかをシミュレーションしておくことで、本番で落ち着いて対応できる自信につながります。

 

5.パターン化した対応はNG、相談者に合わせ臨機応変な対応を!
パターン化した対応 は避け、臨機応変に対応する ことを心がけましょう。目の前の相談者の言葉や表情 を注意深く観察し、その都度最適な応答を考えるようにしてください。

6.試験時間を意識し、時間配分に注意
試験時間も意識し、時間配分 に注意しましょう。相談者のニーズに沿った深い議論 を行うためには、焦らずに 、しかし時間を有効に使う 必要があります。

 

ロープレ試験は、皆さんがこれまで学んできたキャリアコンサルタントとしてのスキルを示す 場です。自信を持って、積極的にその能力を発揮してください。皆さんの合格を心から応援しています。

JCDAのロープレ試験の流れを再確認

ロープレ試験を行う際にイメージしておいた方が良い、経験代謝を意識した面談の流れです。いくら経験代謝に重点を置いていると言われるJCDAのロープレ試験でも、キャリコンが強引に過去の経験に話を持って行き、その結果をキャリコンが解説するような流れにしてしまったら、正直言って厳しいです。

あくまでも自然な流れで相談者が歪んだ認知・考え方を得た過去の経験を振り返ってもらい、キャリコンの気づきを促す質問で、相談者が自らその歪みに気付く、という流れができるようイメージを持っておくようにしてください。


経験代謝とは(念のため)
キャリ協受験の読者もいるので、参考まで経験代謝というカウンセリング手法について説明します。経験代謝とは、過去の経験を振り返り、そこから学びを得て、未来に活かすプロセスです。悩んでいる現在の自分は、過去の経験によって歪んだ思い込みや決めつけを持つようになったことが原因。そのため、その歪みを修正し未来につなげようというものです。ロープレ試験では、相談者の経験を深く掘り下げ、その経験から得られた学びや成長を促すことが重要となります。


ロープレ試験への応用
経験代謝の考え方をロープレ試験に応用するには、以下の点に注意する必要があります。

 1.過去の経験の掘り下げ
  • 相談者の過去の経験を具体的に聞き取り、成功体験だけでなく、失敗体験や困難な経験も深く掘り下げます。
  • 経験を通してどのような感情や思考の変化があったのかを丁寧に聴き取ります。
2.経験からの学びの促進
  • 経験を通して得られた学びや気づきを相談者自身が言葉にできるよう促します。
  • 経験から得られた学びが、今後のキャリアにどのように活かせるかを一緒に考えます。

3.未来への展望

  • 経験を通して得られた学びを活かし、どのような未来を描きたいのか、具体的な目標設定を支援します。
  • 目標達成のために、どのような行動計画を立てるべきか、具体的なステップを一緒に考えます。
ロープレ試験では「2.経験からの学びの促進」が完了できることが目標になると思いますが、実際には相談者の話が長くなり難しいかもしれません。この流れに沿っておけばどこまで行ったかは問題ではないと予想していますので、先に進むことを焦るあまり強引な展開にならないようにご注意ください。
メルマガ名:キャリコン試験対策メルマガ(第602号) 
発行者  :夢ロープレ研究室
発行責任者:中島則生
発行会社 :ソーニョプランニング株式会社
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