こんにちは、

 製造業利益力向上コンサルタントの清水ひろゆきです。
 売上げ向上に役立つ情報をお届けします。

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 など、ご縁が有った方にお送りしています。


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さて、「値下げ!」の表示はは、逆効果になることも有る
とお伝えしてきています。

商材など状況によっては「値下げ」が「安物」にイメージされ、
購入を躊躇させることも有るのです。

特に、「住宅」の購入は"夢・希望"であり、
"生活"に結びついているため、
購入後は、
 「この住宅を購入して良かった。
  購入の判断は正しかった。」
と思いたいのです。

そんな中で、「安物」のイメージを持たせたり、
「何か理由が有るのか? 欠陥・手抜きでも有るのか?」
という疑念を持たせてはいけないのです。


そのため、単なる「値下げ!」表示は、
逆効果になる可能性が大きいです。



とは言え、購入者の予算・早期に販売したいなどの理由から
「値下げ(値引き)」が必要なことも有ります。


この場合、住宅(商材)自身の

 「"価値"を下げずに、"価格"を下げる」

ことが重要になってきます。

いわゆる「価値の毀損」が無いように、
購入者が、
 
 「だから、価格が下がっているんですね」

と、納得できる理由付けをすれば良いのです。


その一つが「限定性」である事は先週お話しました。

もう一つは「特殊性」です。

 "今回だけ" "これだけ"の合理的理由付け

です。

単純に"今回だけです" "お客様だけです"ではダメです。
なぜ今回だけなのかの理由付けが必要です。


 私が経験した電子計測機器の販売で、
営業からの値引き要求に対応した例です。

 ○デモ機、中古品:
  一般的に使われていますよね。
  一定期間使われていたので、"値下げ"は納得です。
  限定性ともいえます。
  営業は、
  「デモ機(中古品)を、手配しました。
   これなら、○%引きは可能です」
  とすれば良いのです。

 ○曰く付き
  何らかの曰くが付いていることです。

  「出荷検査でなかなか合格しなかった製品です。
   最終的には、合格しているので、
   性能的には全く問題ありませんし、
   通常の保証をしますが、
   経緯から、○%引きで販売させていただきます」

   もちろん、"性能には問題ない"ことはしっかりと
   伝える必要が有ります。

どうでしょうか?
新品製品の"価値"は維持されているでしょうか?
次回購入時には、"定価"がベースになりませんか?


建売住宅の場合にはどうでしょうか?

最初の例は、モデルハウスに相当しますね。

次の例は?
こんな理由付けは如何でしょうか?

 「建材の納品が遅れて
  完成が引越しシーズンに間に合わず、
  販売ピークを逃してしまいましたので、
  当初の価格から下げて提供します。」

 本当に納品が遅れたかどうかは、問題では有りません。
判らないし、それ自身は住宅の価値には影響しません。

私もなかなか良い「特殊性」を見つけられません。

このメルマガの購読者の皆さまで、
良い理由付けを思いついた方は、是非お知らせ下さい。

「大幅値下げ!」の看板が復活してしまった、
建売住宅の営業の方に、教えてあげようと思います。

 

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アットマーク・コンサルティング
 清水ひろゆき

TEL 090-1265-1500
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