こんにちは、

 製造業利益力向上コンサルタントの清水ひろゆきです。
 売上げ向上に役立つ情報をお届けします。

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 など、ご縁が有った方にお送りしています。

 

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2月は少々忙しく、メルマガも少し間が空いてしまいました。
その間に寒さも大分緩んできた感が有ります。

もう今週は3月、一ヶ月もすれば春分の日。
日も大分長くなって、季節は順調に進んでいます。

2018年ももう1/6が終わろうとしていますが、
皆さんのビジネスは如何でしょうか?

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さて、今日は新製品の企画のお話です。

良く
  "新製品を企画する際は「コンセプト」が大事"
  "「コンセプト」を決める必要が有る"
と言われます。

確かに、コンセプトは重要です。
BtoCの商品はもちろん、BtoBの商品、工業製品でも
"誰に"、"何(どんな価値)を"、"どのように"、
提供するかは、商品の具体的な機能・仕様や価格を
決めていくベースになります。

このコンセプトが明確で無く、
また関係者で共有されていないと、
その後の企画・開発作業がぶれる事になり、
営業活動とも整合性が取れなくなってしまいます。

コンセプトが重要と言われる所以です。

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では、この「商品コンセプト」は
どのようにして決めていけば良いのでしょうか?

各会社ではそれぞれいろいろなプロセスで
決めていることと思います。

私が良く使うVE(価値工学)では、
「コンセプト・メーキングVE」という
手法が使われていることも有ります。

主に市場や顧客の情報を分析して、
決めていくというのが基本になっているようです。

但し、この「商品コンセプト」、
決めるのがなかなか難しいようです。

また、開発担当、営業担当、生産担当など、
関係者の間でなかなか共通の理解となるのも
難しいようです。



特に中小企業では、マーケティングの専任者が
おかれている例が少ない事もあり、
多くは開発担当者がプロジェクトマネージャとなり、
商品企画として、"「コンセプト」を定義する"作業を
行う事が多いようです。

市場・顧客目線を持っていたとしても、
なかなか難しい作業を強いられる事になります。

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それでも、「商品コンセプト」を決める前に、
経営者も含めて共有しておかなければならない事が有ります。

それを共有する事により、「商品コンセプト」の議論が
やり易くなる事が有ります。

それは、「商品の目的」です。

"この新商品は何のために開発・販売するのか?"です。


当たり前の事のようですが、実はここが明確に
定義・共有されないまま、

"何となく"、"判っているよね"と言う状態のまま、
「コンセプト」作りから仕様定義などの
企画作業、開発作業が進む例は多く有ります。

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では、「商品の目的」とは何でしょう?

あくまで、開発する会社のビジネスにとっての目的です。

例えば、

 〇特定の競合商品に対抗する
 〇重要な特定顧客の囲い込み、取引の継続
 〇既存商品のリニューアル、市場・売上げの維持、拡大
 〇フラグシップとしての技術アピール、知名度向上
 
などです。

 特定の競合製品に対抗するならば、キーな仕様は
絶対に上回る必要が有ります。

 特定顧客向けであれば、要求仕様は絶対に達成する必要が有ります。

これらは、会社の事業計画に沿っている必要が有ります。

会社の将来の"ありたい姿"を実現する為に、
この新商品がどのような役割を果たすのか?
必要なのか、つまり「目的」を明確にする必要が有ります。

何をするための商品なのか=「商品の目的」を
最初に明確に定義し、関係者間で共通認識にしておく事により、
その後の企画・開発作業の議論が、かなりスムーズに
なるのでは無いでしょうか?

 

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アットマーク・コンサルティング
 清水ひろゆき

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e-mail: h-shimizu@at-consul.com
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