こんにちは、 様
ものづくり利益力向上コンサルタント、
アットマークコンサルティングの清水ひろゆきです。
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※VE:Value Engineering(価値工学)
使用者優先・機能本位の原則から目的思考で、
製品の価値の向上を行う、米GE発祥の手法。
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先週のメルマガでは、
新製品開発の際に、"QCD"の他に考えるべき、
"R:リスク"について、お話ししました。
新製品の開発では、なにがしかのチャレンジが有る訳ですから、
そのチャレンジがうまく行くかどうか、
当然リスクが有ります。
そして、製品開発を成功に導くには、
"リスクの管理"が重要になってきます。
では、具体的にどんなリスクが有るのでしょうか?
開発・進捗を脅かす可能性のあるもの全て、、、、
と言えます。
例えば、
〇新しい方式が、期待する性能を出せない
〇試作評価したら、想定よりばらつきが大きい
〇組立に想定以上のコストが掛かってしまった
〇新規採用の部品の入手が予定通り出来ない
などなど。
新製品の開発に関わった方であれば、
似たような事例に心当たりが有るのではないでしょうか?
上記の例を見てもお判りのように、
"リスク"は、F:機能はもちろん、QCDのどれにも可能性が有ります。
つまり、成功のKeyと言っても過言ではありません。
新製品開発の成功のためには、
〇如何にリスク項目を拾い出し
〇如何にリスクが発生していないかをモニターし
〇発生した時の対応を決めておく
という、"リスク管理"が必要です。
実はこのリスク管理、新製品の開発やプロジェクトを
進めるにあたって、必ず考える・思いつくことです。
但し、重要なのは、
〇リスクの管理を、明文化し、共有すること
です。
頭の中で、考えているだけでは不十分です。
書き出す、明文化することで、
モニターの仕方、発生時の対応を"具体的明確に"することが出来ます。
明文化することで、関係者と意識が共有でき、
発生時の対応が組織として素早く取れることに繋がります。
私も、新製品の開発をプロジェクトマネージャーとして
率いていた際には、DRなどで必ず、"リスク"について
報告するようにしていました。
実際、リスクとして事前に想定しておくことが出来た段階で、
ある意味、"そのリスクに関しては既に対策済み"とも言えます。
もちろん、開発には"想定外のことが必ず発生"します。
"想定外のことが発生することを想定しておく"ことも重要です。
想定外のことが発生したらどうするか?
究極のリスク管理、と言えるでしょうか。
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