こんにちは、 様
ものづくり利益力向上コンサルタント、
アットマークコンサルティングの清水ひろゆきです。
売上げ向上・新製品開発に役立つ情報をお届けします。
※このメールは
- 以前にお会いした方
- メルマガ配信に登録された方
- セミナーに参加された方
など、ご縁が有った方にお送りしています。
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今回は最初に、セミナーのご案内です。
来る9月27日(金)に、
「売れる新製品開発セミナー
~ワーク中心実践コース~」を開催します。
「新規事業の創出が思うように進まない!」
「開発した新製品が売れない! どう売れば良いのか判らない!」
「市場分析をどう進めて良いか判らない!」
「顧客の潜在ニーズをつかめと言っても、方法が判らない!」
などのお悩みを持つ経営者、製品開発責任者の方が
いらっしゃれば、是非ご参加ください。
前回も好評でしたが、今回のコースでは、
〇顧客ニーズ・自社の強み弱みの把握
などをグループワークを中心に
御社について実践的に行います。
御社に合った、実現可能な事業/製品開発計画に
繋がります。
このセミナーは、私と、
ゼロクレームコンサルタントで、品質工学に詳しい高木正和氏の
コラボセミナーです。
セミナーの詳細・申し込みは、こちらをご覧ください!
↓ ↓ ↓
https://www.kokuchpro.com/event/at0927/
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先日、私がコンサルティングを行っている企業様の
生産工場を訪問しました。
この企業様では、数十年前に生産出荷した製品が、
いまだに多数現役で使用されているのですが、
時折、故障や誤動作などが発生しています。
また、寿命が長く、顧客企業は今後も使い続けたいと
強い希望を持っていますが、
部品調達がだんだんと難しくなってきています。
他社への切替の可能性から、なかなか”サポート終了”を
宣言できない状態です。
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このような中小企業の長寿命の製品では、
開発を担当したエンジニアがもういない!
ということが殆どです。
また、回路図や図面は残っていても、
設計意図、なぜその設計にしたかなどを示した
設計資料や計算・検討資料が
充分に残っていないことが多いです。
(残っていても、整理されていない)
そのため、トラブル時にはどうしても
対症療法的、応急的な対策になってしまいます。
また、副作用が怖くて部品の変更なども出来ません。
古い部品を使い続けなければならない状態に
陥っています。
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このような状態の時には、
どのように対応すれば良いのでしょうか?
その解決策は、
「”機能”で考える」
です。
その上で、本質的な対応を取る、です。
もちろん仕様としての装置の機能が有ります。
今いる社員の方でも、顧客のサポートもあり、
充分に把握しているでしょう。
問題は、設計としてその機能を実現する手段ですね。
それぞれの部品が何のために有るのか、
どんな役目をそれぞれ担い、
どう関連しながら、装置としての機能に組み上がっていくか?
上位の「装置としての機能」と
「実現のための手段」を如何に結びつけるか、が重要です。
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メカ機構や電子回路、ソフトウェアなど
さまざまな技術要素で構築されています。
理解にはそれぞれの専門分野の知見が必要となりますが、
それでも、過去の人の設計を理解するのは
なかなか至難の業です。
私自身も、中小での勤務時を含めて、
このような場面に何度も遭遇しました。
たいてい、最低限の回路図・パターン図・メカ図のみで
生産することはできても、
設計的に変更するとなると、そのための情報が
無い場合が多かったです。
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さて、「上位の機能と下位の手段」を結び付けるには、
〇上位からは、機能をブレークダウンしていく
回路図ならブロック図、タイミングチャートなど
〇下位からは、アンプやカウンタ、発振器などの
個別機能を持つ単位を少しずつまとめていく
※このカウンタは、周囲の回路から見て
どのような機能を提供しているか?
※出力のカウント値はどのような意味を持つか?を
考えていく
ようにします。
そして、上位からと、下位からのまとまりを
繋げていくようにします。
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このようにして、装置としての仕様と、
部品を繋げていくと、
途中の段階では、現状の部品そのものに依存しない、
抽象化された機能になります。
「回転方向を判定する」「回転速度を得る」など
すると、これを実現する手段を逆に考えていくことで、
今使用している部品に依存しないで、
装置としての機能・仕様を実現できることになります。
部品の生産中止が有っても、対応できます。
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いまの時代、部品の生産中止は避けて通れませんし、
その時の手間をゼロには出来ませんが、
なるべく、確実に、手間を少なくして対応するために、
「機能と手段」で考えて、設計を理解していくことが
求められます。
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