1. 食欲の秋、スポーツの秋、イベントの秋
2. 年度末の発表会&Christmasに使える教材
3. 英語の授業づくりの幅(option)を広げる

 【1. 食欲の秋、スポーツの秋、イベントの秋!

 

 例年この時期は新年度のスタートを見据えて毎週末ごとに全国でイベントが開催されています。当メルマガ読者の方の中にも、「私はこのイベントに行ってきた」「学会で最新情報を知った」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

1.「グローバル時代を生き抜く子どもたちの英語教育を考える」イベントに参加して

APRICOTは2年ぶりに、㈱ネリーズ・㈲AKブックス・㈱三善-Kids Martの3社主催のイベントに参画しました。10/20(名古屋)、10/27(大阪)、11/10(東京)の3会場合わせて350名以上の先生方が参加されました。 午前中は大学の先生や私立高校学院長による特別講演があり、午後からは各出版社提供で「文法」「多読」「4技能習得の近道」「アクティブラーニング」「e-Learning」「クリティカル・シンキング」など41の多種多様なテーマでプレゼンテーションが行われました。40分では物足りず、プレゼン終了後にも講師を囲んでアフタートークをする空間が設けられ、参加された先生方の真剣度を目の当たりにしました。

APRICOTの展示ブースでは、来年度からの公立小学校での教科化が実際にどんな内容で、中学英語にどのようにつながるのか、英語学校はどのように存在価値を高め、維持していくかという問題意識を、先生方が強く持っていらっしゃることを実感しました。

APRICOT枠でプレゼンターを務めていただいたウルトラウッチーこと内山京子先生は、「そもそも日本はどこまで真剣に将来の子供の英語教育を考えているのか?」と問いかけ、「これまで様々な施策を長年続けてきて、今更何も驚かないし、今後どのように変化していこうが、ご自身の目の前の生徒をひたすら大切にしていくことに注力しましょう!」「目先の教材に振り回されるな!教材は自身の教育理念を補完するアイテムであって、その手前にあるご自身の理念をしっかり作ること、その理念を具現化する授業のあり方をもっと時間をかけて研究し、構築すべき!」「教師の腕が一番大事!」と語気を強く訴えていらっしゃいました。当イベントを終えた今、「目の前にいる生徒をよく知り、大切にし、長く見守り続け、共に成長し、次への飛躍の背中を押すという私達教師の立ち位置に何の迷いがあるのか。ぶれずに行こう」という内山先生の言葉が今の英語教育がどうあるべきか?---の最も大切な答えであるように感じました。

★余談:名古屋会場でウッチー先生のプレゼンを聞いた先生方から、アプリコット出版の枠なのにテキストの紹介がなさすぎる!!?というウッチーファンならではの突っ込みを受け、東京会場ではREADY for Learning World の特徴や、なぜこのテキストが良いか?もきっちり(!!)お話しいただきました(笑)。

★立ち見も出るほど盛況だった内山京子先生のプレゼンは、主催者によると記録動画の公開を予定しているとのことですので、教材代理店担当者から動画公開のお知らせがきましたら改めてメルマガでご案内します。

2.中本幹子先生の「こどもに英語を教えるための講座」は12回目終了。
10/27(日)にスタートしたLearning World著者による講座には関西地区にお住まいの先生方をはじめ、広島、名古屋、香川等から定員いっぱいの先生方が集まり、和やかな雰囲気のもと開催中です。3回目からは、今英語を教えているが中本先生にじかに会って著者のお話をお聞きし今後の指導に役立てたい、LWをちゃんと教えているか不安なので今のままでよいのか確認したい、新しい指導法を取り入れたい等のお声を頂いており、中本先生に聞きたいことをノートに書いて来られるなど、更に期待感満載の回となる予定です。

 

*第3回11/23(祝・土) 、第4回12/ 1(日) の参加につきましては若干名のみ受付中です。

⇒ プログラム詳細はコチラから
⇒ クレジット決済ご希望の方はコチラから


★朗報
!?  2020年追加講座決定!! 

      20201/26() 2/9(日) 2/23(日) 3/8(日) 全4回予定。

次回は、芦屋ではなく、大阪(梅田)のTKPカンファレンス会場を使用し、参加費、プログラムは今回同様にて開催する予定です。詳細は12月のメルマガでご案内致します。

3Learning World 集中セミナー11/17(日)東京会場スタート
  ■東京 11/17(日)  大阪 11/24(日)   ■名古屋 12/8(日)


 大手英語学校やインターナショナルスクールが英語学習の低年齢化を図って2-5歳児クラスを続々新設し、塾業界では小学校高学年からの入会に乗り出し派手に宣伝を展開するところも多くなりました。今後、民間英語学校は幼児クラスなしには成立しにくくなる時代が近いように思います。英語の音やイントネーションは耳の良い幼児期にインプットするのが最も効率的で、強く記憶に残ることからも、幼児クラスが大切であることは誰もが認めるところです。クラス運営の転換期を先取りし、今は幼児クラスは持っていないけれど今後幼児クラスの新設をお考えの方は、セミナーで3-5歳クラスのノウハウをGETしてください。

  

【幼児クラスのキーワード】 ~軌道に乗るための工夫~

 1. 音声を駆使する ― 歌やチャンツは該当UNITで使うだけでなくルーティン化する

 2.集中力を持続させる工夫を考える ― 子供達の集中力は5分!

 3.最初は子供達は英語に興味はないので、英語以外で教室に来ることを楽しいと思ってもらう方法を考える

 

急告!! 丸善丸の内本店のご厚意により、東京会場のみ全商品15%OFFで販売します!

 

★悩みや質問を受付中!!

11月に入り、ケリン先生への質問が続々集まり始めました!! 悲喜こもごも(?)、さまざまな質問を頂いています。この際聞いてみたいことがあれば、細かいことでもOK、メールに「ケリン先生に質問」と書いてお寄せください。

 

 【会場へのご来場が難しい方へ】

 後日ネット配信の「オンデマンド視聴」にてぜひご参加ください。24時間いつでもお好きな時間に、何度でもご覧いただけます。

 ⇒ イベント詳細、オンデマンド視聴 12/15(日)~12/25(水)の詳細はコチラから

⇒ 「素敵な先生、み~つけた」はコチラから

【2.年度末の発表会&Christmasに使える教材】

アプリコット出版には、Halloween, Christmasなどのイベントに使える絵本はありませんかという要望をよくいただくので新しい絵本シリーズの増刊を検討中です。⇒こんな絵本がほしい!を、本メルマガの最後のアンケートにてお答えください。

さて、今年、アプリコット出版からは12月の発表会に使えそうなクリスマス関連の動画をご紹介します。

 

 (Learning World Book1  Student Book p.65/ Bk1 教師用CD #99)

 

とってもシンプルですが、Book1のClass CD の2枚目のCDに収録されていて、あまり目立っていないので、動画にしてみました!クリスマスの華やかさはありませんが、right とleft の認識ができます♪

⇒ Book1のテキストはコチラから

2.SONG: We Wish You a Merry Christmas   (Bk2 教師用CD#98)

(Learning World Book2 Student Book p.65/ Bk2 教師用CD #98)

⇒ Book2のテキストはコチラから

3.    POEMSONG: Santa Claus is Coming

 

 

(WELCOME BLUE 教師用CD #62より)

 

歌詞:

もうふゆです。 Winter has come.

Is Santa Claus coming to your house?

わたしのいえには ちゃんとくるよ。

だから、くつしたをよういして、まってるのに、

いつもサンタさんは 私が ねてしまうまでには きてくれないの。

When Santa comes to our house, I would like to peek,

But I know he’ll never come, Until I’m fast asleep.

 

~ここからメインの英語の歌~

Santa Claus is coming,

Christmas is near,

Hang all the stockings,

We can’t wait, ‘til he’s here.

 

【日本語訳】

サンタさんがうちの家に来た時、薄目を開けて見ていたいな、

でも、サンタさんはぼくが寝てる時じゃないと来てくれないんだよね。

【歌】

サンタさんが来るよ、

クリスマスがもうすぐだよ

長靴をつるそうよ、サンタさんが来るまで待てないね

⇒ WELCOME BLUEのテキストはコチラから

4. SONG: I Have a Joy  (Learning World Book 1 Unit 7-3 p.45)

直接クリスマスとは関係ありませんが、子供達に人気の歌です。歌詞の”joy”のところを子供達自身に考えさせて、替え歌にして歌います♪ このユニットの指導書は下記の通りです。

 

(Book 1 Unit 7-3 Teacher’s Manual より)

I Have a Joyの歌の音声はコチラから

⇒その他、教材の音声内容の視聴はコチラから

 

5.暗唱教材としてよく使われている題材 (Learning World シリーズより)

最近は、発表会とはいえ、特別なプログラムを組むのではなく、日頃のレッスンで習った題材からオリジナリティを加えて少し発展させたものを披露することが多くなってきました。幼児クラスでは子供達に好きな歌やチャンツを選ばせて歌い、Book1では簡単な自己紹介やI Have a Joyの歌を替え歌にして歌うスクールもあります。 Book 2以降のクラスでは暗唱を取り入れることが多いですが、下記の題材がよく使われているようです(2017-2019年編集部調べ)。

Book 2: In a Cabin in the Woods (Unit 10-2)

Book 3: It is important to learn a foreign language (Unit 10-3)

Book 4: Smiling is Infectious(p.77) + original speech

Book 5: Jack and the Beanstalk (Unit 10-2)

【3. 英語の授業づくりの幅(option)を広げる

 

今秋の各地の英語教育実践者のための学会で特に注目したのは、

1. 文部科学省の直山木綿子先生による、「小学校外国語科の評価のあり方を考える」
2. 英語の授業づくりの幅(option)を広げるためにTBLTを意識する の2つでした。

 来年から教科となる小学校5,6年生の小学校外国語科の評価については数値による評価なのか、ペーパーテストなのか、「思考・判断・表現力」や「主体的に学習に取り組む態度」をどう評価するのかが注目されていましたが、「音声」については、指導はするが評価はしない、ということが決定したようです。イントネーションや発音を評価基準に入れると子供達が口を閉ざしてしまうことを考慮し、適切に指導は行うが評価基準とはせず、長いスパンで考える、とのことでした(10/27 日本児童英語教育学会JASTEC第39回秋季研究大会より)。

APRICOTのLearning World シリーズでは「到達度評価」を採用しており、各巻のAchievement Targetsの15-20のタスクを達成すればCertificateをもらえるシステムのため、クラスの他の生徒の成績とは無関係に生徒個々の達成度を測ることができますが、小学校ではだれが評価するのか(担任か、支援の授業担当者か、外国人講師なのか)、数値化はどのようにされるのか、全貌はまだ決定していないようでした。来年1月以降に文部科学省が評価の事例集を出す予定とのことですので、今後メルマガで紹介したいと思います。

 

次に、11/10開催の英語授業研究学会関東支部第25回秋季研究大会で東京家政大学の太田洋先生がお話しになられた内容をご紹介します。Learning World をお使いの方、これまで中本幹子先生の児童英語講師養成講座を受講したAPRICOT Mateの方は「まず使う」という言葉に馴染みがあると思いますが、太田洋先生も「まず、やらせる Let Students do it」⇒ 生徒が困ったらチャンス(生徒を困らせるくらいのつもりで。生徒がstruggleしたら手助けをする)⇒「またやらせる Let Students do it again」⇒振り返る *やりっぱなしにしないことが大切とのこと。

 

【英語の正確さは、いったん下がって、またあがる!なぜか・・・?】

太田先生曰く、これまでの英語の授業は「間違えようがない授業」だった。間違えさせない授業=教師が手助けしすぎ⇒この教え方は、一見親切で生徒が安心して英語を言えるように配慮しているつもりが、実は生徒にとって不親切。まちがった時どうするか、こそが大切。生徒に自由に発話させて、既習事項から生徒自身が選んで使うことが大切。でも、やりっぱなしにはしない。なぜなら…

これは英語の正確さと時間の経過を表した図(Kellerman, 1985: 母語でおこなった研究であるが第2言語にも当てはまると考えられている)で、講演で太田先生がスライドで示された図をメルマガでお伝えするために模写して作ったものですが、英語の発話では、最初は丸ごとかたまりとして真似ているので正確(1)。その後、クリエイティブに英語を使おうとすると単語を並べてでも何とか伝えようとするので正確さは下がる(2)、その後、教師側の補足や練習によって英語のルールがわかり、自分なりにわかって言っている段階で再び正確さが増す(3)。英語を習得したと言えるのはこの3の段階で、2の段階を経ない限り3には到達しない。1と3は同じ正確さでも、3は生徒自身がわかって英語を使っている、これが大切とのことでした。(3に到達するまでに数週間から数年かかる(!!)とも仰っておられました。)

言い換えると、

1:最初に丸ごと言った英語は真似ているのでスルっと出てくるが

2:クリエイティビティを伴うと、言いたいことがあるので正確ではなくなる=Creative use of language

3:教師の手助けや補足後、正確に言えるようになった時は文構造や意味も把握している状態。

これを知っておくと、「まず使う」から始める指導の途中で、一時的に生徒の英語の正確さが著しく落ちるのは必然で、2⇒3に引き上げていけばよいことがわかります。

なお、授業の振り返りで「できたこと」「あまりできなかったこと」を意識させる際、「あまりできなかった」ではなく「できつつあること」と言うだけでも子供達は前向きになる(!)とのことでした(笑)。

 

加えて、ちょっとした工夫を2つご紹介します。

【語順マグネット】

生徒が言いたいことがあって単語を並べてなんとか伝えようとした時は、教室のボードの右上に、「語順マグネット」を作って貼っておいて、「だれが?」と聞きながらマグネットの方を指さすなどして語順を理解させる(いつもクラス内で見えるようにしておくのが良い)

 

【2つにわける!】

生徒が言おうとした英文が複雑になると感じた場合は、2つに英文をわけるように言ってあげるだけでも言いやすくなる。

 

★余談★ ちょうどこの日は兵庫県芦屋市で中本幹子先生による「子どもに英語を教える講座」第2回目が行われ、講座の冒頭でTask Based Language Teaching (TBLT) について説明されたので、都内の学会でも同じテーマで中本先生が仰っていることを大学の先生がお話しされていたことに驚きました。(いよいよLearning World の教え方がメジャーに躍り出てしまうかも!?・笑)

【アンケートご協力のお願い】

「先生方に最も近い出版社」として、皆さまの声をもっとたくさんお聞きしたいと思っていますので、アンケートにご協力いただければ幸いです。※過去アンケートでは、大変参考になるご意見や、レッスンに関する悩み、ご相談、ご質問等を多くいただきましたので、今後何らかの形でご紹介させていただければと考えております。

ご回答いただいた方には、抽選で10名様に☟プレゼント!(3つの中から1つ選択)
① カラー教具34 Let’s Make a Snowman  2セット
この時期だからほしい! 雪だるまの顔のパーツでオリジナルのsnow man を作ります。(2グループで競争できるように2セットプレゼント♪)
②  My Words 564 チェックシート 

小学生クラス(英語歴3-4年)で語彙力をためす、もっともリーズナブルな教材です。児童英語の基本カテゴリーごとにどれだけ語彙を知っているかチェックができます。

③ Report Card (出席カード) 10枚入り 1セット  

日付、連絡事項がたくさん書き込めます。1度絶版にしたところ、これが良かったのに!のお声が多かったのでご要望にお応えして復活した小学生クラス向けの出席カードです。

アンケートはこちらから。ご回答は2019/12/10までにお願い申し上げます。当選者プレゼントは2019/12末頃までに発送予定です。プレゼント郵送先が不明の場合はメールにて確認をさせていただいておりますが、発送前日までに確認が取れない場合は自動的に当選キャンセルとなりますのでご了承ください。
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