ダンベル(この生徒は5kg)を頭上に持ち上げて
ダンベルの端と端を合わせたまま歩きます。
なんて事ありません。ただこれだけ。
でもこれ、やってみるとわかるんですけど
やってるとだんだん、ダンベルが離れてきて
肘が曲がってきます。
これ、なんでこうなるかっていうと
胴体が潰れてくるから、なんです。
特に、脇腹が縮んでくると
肘が曲がってきます。
ダンベルがあると
胴体が伸びてるのか、潰れてるのか、が
すぐにわかります。
負荷をかけた方が
弱点があぶり出されるんですよね。
この生徒は翌日
肩周りがものすっごく筋肉痛って言ってましたけど
まだまだ筋肉で耐えてる証拠。
この生徒はですねー、すごく面白くて
練習とかはホントにうまく走れなかったりするんですけど
大事な試合はほとんど外しません。
集中力がすごいんですけど
僕はその「集中力」って
この胴体を「伸ばす」ってことが
影響するんじゃなかろうかと思うんです。
集中するって、研ぎ澄まされてる状態。
余計思考がない状態。
胴体が細く・長くなって、芯に集まってる状態。
僕の中では
集中するって、そういう状態のことなんじゃないかなーって。
このドリルでは
ダンベルの負荷をかけることで
胴体を伸ばすことにフォーカスします。
実はこれだけでも
彼らが抱えていた足の痛みは軽減しました。
ってことはつまり
胴体を伸ばすことで
重力との付き合い方が上手になったってことなんじゃなかろうか、と。
あなたがもしどこかに痛みを抱えてるんであれば
ぜひこのドリル、やってみましょう。
ダンベルがなければ
手をできるだけ頭上に伸ばすようにしてやってみましょう。
ただ、可能であれば
一度ダンベル使ってやっていただきたいなーと。
多分、市民体育館とかそういうとこに
トレーニングルームあると思いますんで
ぜひそこに行ってやってみましょ!
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