先週の土曜日は、熊本国府高校の生徒たちが
佐賀県で開催される記録会に出たので
その引率をしてたんですけど・・・
ようやっと、出てくれました。
5000m14分台。
今回は絶対に記録出せるだろうと
自信はあったんですけど
こないだの九州選抜駅伝でも
同じくらい手応えはあったんですよね。
でも、そんな手応えもその日は
グッシャグシャに潰されて
結構精神的ダメージが大きかったので
今回はあまり期待しないようにしようと。
期待しすぎず、出た結果に対して
粛々とフィードバックしていこうと考えてました。
すると、1人の2年生が14分58秒。
もう1人2年生が15分12秒。
そしてもう1人2年生が15分23秒。
全員自己ベストでした。
ようやく、練習の出来を上手く発揮できる生徒が
増えてきたなーっていう印象です。
ここに、今調整中のキャプテンが加わると
高校駅伝のチームとしては
ある程度まとまってきたなーと。
九州選抜合宿からこの佐賀の記録会までにやったことは
ゼロベースランニングクラブのFBページでシェアしますけど
練習内容の組み立てに関しては
今回の流れは重要な「引き出し」の一つになりましたね。
この「引き出し」に再現性があるんであれば
かなり高校生たち、そしてゼロベースランニングクラブの
武器になるはずです。
しっかし・・・
5000m14分台っていうのは
最近の高校生長距離ランナーで言えば
「遅くはないんだけど、そんなに速くもない」
そんなレベルです。
今年の熊本県高校駅伝の上位3位以内に入ろうとするのであれば
少なくともメンバー7人が7人とも、14分台で揃えるくらいじゃないと
ぶっちゃけ厳しいですね。
昨年よりもレベルが上がってる感じです。
ただ、駅伝っていう競技が面白いのは
トラック種目とはまるで違うっていうことです。
駅伝も、走ってるのはそれぞれの区間で1人ですから
個人競技といえばそうなんですけども・・・
「流れ」っていうのが必ず生徒たちの能力を揺さぶります。
良い方向にも、悪い方向にも。
これ、ホントに面白いですけど
あなたも箱根駅伝とかで目の当たりにしたこと
あるんじゃないですかねー?
なんか良い「流れ」の時って
自分の実力以上の走りができちゃったりします。
だけど、その「流れ」が一旦滞ってしまうと
それは次の生徒に伝わっちゃって
実力の半分も出せずに終わっちゃうことだってある。
それが「流れ」です。
で、今日の内容なんですけど。
もしあなたが今
どこかに痛みを抱えてるとします。
きっとあなたは
こんなことを考えるはずです。
「この痛みの原因って、何なのよ?」
このメルマガでお話ししてるのは主に
走り方の話だったりするわけなんですけど
じゃあ、なんで走り方が悪いと怪我すんの?
って話になりますよね?
走り方がめっちゃ悪くても
怪我しない人は世の中にゴマンといます。
だから、走り方が悪いからどーのこーのって言うよりは
走り方が悪いせいで、何かが起こってるから
怪我するわけです。
そう考えると、東洋医学ってのは
すごく面白い情報を与えてくれます。
東洋医学で考える、体の不調の原因って
何だと思います?
何だかんだ、話を超シンプルにすると多分
この一言に尽きるのかなと思うんです。
それは・・・
「滞り」
です。
流れが滞ること。
血液の流れ、気の流れ、走りの流れ。
この流れが滞ることが、不調の原因なんじゃないかなーと。
そしてこれが
駅伝っていう競技でも、あるんですよねー。
だから、走りのなかで痛みが出るって言う場合
痛みがある場所に原因があるわけじゃなくて
走りの「タイムライン」の中で
どこが滞ってるのかを見つける必要があるんですね。
で、その原因ってのは・・・
ここが東洋医学の真骨頂だったりします。
「流れ」と「滞り」。
いかに流れを滞らせず走るか?
そして、上手くいかないのであれば
どこで流れが滞ってるのかを探し出すこと。
「不調」ってのは、「調子」が滞ってる状態。
ここをいかに調律するか。
県駅伝まであと2週間。
いかに彼らの音色が協調するのか?
ぜひ楽しみにしててください!