こんにちは、高岡です。

いきなりですけれども・・・

シューズの踵部分。

ここ、どんな使い方してます？

一般的には、地面に接地する局面で

「踵を保護」する目的で使ってるランナーが

多いんじゃないかな、と。

これ、僕に言わせていただくと

すごーくもったいない。

ドロップ差があるシューズなら

なおさらもったいない。

そのドロップ差を、加速するのにうまく使えてないわけですから。

いいですか？

シューズのヒール部分は、「踵の保護」で使うよりも

「踵で加速」するために使うんです。

どういうことかっていうと

シューズのヒール部分を、接地の局面ではなく

離地の局面で使うってこと。

イメージ、湧きます？

前足部か中足部で接地した後

踵は体の後方に移動しますよね？

体の後方で、踵をポンっと地面に置く感じ。

その時に、シューズ履いてたら

ヒール部分の反発で、スーッと体が前に移動します。

もちろんこれは

裸足で走る時も同じ。

ただ、裸足の時はシューズのソールの反発は使えないですけど

スーッと体が前に進む感じは掴めます。

このとき、つま先で地面を踏み込む感じはありません。

だって、踵で地面を踏むってことは

足関節運動で考えれば「背屈」してるわけですから

つま先は地面から離れるようなベクトルで

力が働いてるはず。

この動画のドリルは参考になりますよ！

このドリルでは

前足部で接地して、踵で離地する感覚が掴めます。

ただし、もしあなたがこれまでのランニングで

踵から接地して、つま先で地面を踏み込み

力ずくで前進してたのであれば

このドリルでの足部の動きには

かなり違和感を感じるかもしれません。

これまでのあなたのパフォーマンスは

これまでのあなたの走り方が支えてるわけです。

でも、もしあなたがこれまでのパフォーマンスに納得がいかず

目の前の壁を乗り越えてでも

さらなるパフォーマンスアップを達成したいのであれば

一旦パフォーマンスが落ちることを怖がっちゃいけません。

故障に関してもそうです。

ずーっと故障に悩まされ続けてるんであれば

それは今の走りを変えなきゃいけないっていう

あなたの体からのサインです。

そのサインに真摯に向き合い、受け入れ

そして一歩踏み出した時、変化が起こります。

シューズのヒール部分は、諸刃の剣。

使い方を間違えれば

あなたのパフォーマンスを制御してしまいます。

でも、うまく使えば

こんな武器はありません。

さぁ、あなたはどうします？

ちなみに

武器を上手に使えないんであれば

素手の方がまだ、パフォーマンスが高いかもー！