こんにちは、高岡です。
さて、このメルマガもとうとう
1500人の方々にご登録いただくまでになりました。
でも、よーく考えると
書籍「ゼロベースランニング」は1万部刷ってるので
1500人って、まだまだじゃね?
って思うわけです。
しかも
ランニングによる怪我とか
マラソン後半のペースダウンで悩んでる人は
何十万人もいるでしょうに
僕の発信力が未熟なばかりに
そういう人たちに情報を届けてあげられてない。
1500人ってのは一つの節目じゃありますけどね。
いつも読んでくれてありがとうございます。
そんで、あなたの周りの人にもシェアしていただけると嬉しいです。
さて、今日のお題ですけど。
マルチタスキングって聞いたことありますか?
上の画像みたいに
同時に色んなタスクを処理することをいう・・・
って、思われてるんですけど
実はそうじゃなくて、それぞれのタスクを
短時間に高速でスイッチングすることをいうんですね。
だから厳密に言えば「同時」ではない。
これってね、タスクの生産性を40%も下げるんです。
同時にいくつものタスクをこなすから
生産性上がるんでしょ?って思いがちだし
「すげー頑張ってる感」もあるんだけど
実際は、すっごい非効率なんですね。
しかも、高速で脳をスイッチングするので
そのストレスで、脳内の灰白質が収縮するとも言われてます。
そもそもですね
脳は一つのことにしか集中できないようになってます。
大転子をこうやって、鼠径部を挟んで、首を長くして・・・
なんて、いくつものポイントを同時に修正するなんてことは
土台、無理な話なんです。
しかもですね・・・
マルチタスキングの圧倒的なリスクは
エネルギーの無駄遣いにあります。
脳は全身の20%のエネルギーを使うと言われてます。
ってことは、ですよ。
頭で考えすぎると
もしかしたら20%以上のエネルギーを
浪費してる可能性もあるわけです。
ここに、マラソンの後半でふくらはぎが攣っちゃったりとか
なんかすっごくバテちゃったりとかの
原因もあるんじゃないかって考えるわけです。
であれば、できるだけ余計なことを考えないこと。
自分の息のリズムだけに集中することで
頭の中に侵入してこようとする雑念をシャットアウトする。
僕はこれが
「ゾーン」に入るための条件なのかなって思うんですよね。
ただね、じゃあ動きに関して無頓着でいいのかと言えば
もちろんそうじゃない。
要は、そこのバランスですね。
国府高校の生徒たちの練習計画を立てるときに
「動きを磨くフェーズ」と「持久力を磨くフェーズ」
っていうふうに分けてるのは、そこに理由があります。
今彼らは「持久力を磨くフェーズ」に入ってるんですけど
今このフェーズでは「動きを磨く」ことに
意識を持っていかれないようにしてます。
動きを磨かなきゃいけないフェーズは、もう終わり。
つまり、走りながら動きに意識を向けることは
今のフェーズではやってはいけないこと、なんです。
今は、自分の息のリズムに集中して
最後まで練習を続けること。
ここが最大のポイント。
マルチタスキングを排除して
いかに集中するか。
ただ、もしあなたがまだ走りを磨きたいということであれば
走り出しの5分〜10分くらいで
動きにフォーカスするようにしてみましょう。
ウォーミングアップみたいな感覚ですね。
で、その時間が過ぎたら
あとは自分の息にのみ、集中する。
雑念が入り込みそうになったら
その時の雑念がどんなものだったのかを記録してみましょう。
仕事のこと?家庭のこと?彼女のこと?
色んな雑念が入ってくるでしょう。
その雑念を、息のリズムを適切に刻むことで
シャットアウトするんです。
集中は、スキルなんじゃないかなーって思うんですよね。
もちろん、僕もまだまだ修行中。
まだまだ伸びしろ、ありますよー。