こんにちは、高岡です。

さて、今日のメルマガは
こんな方にはぜひ読んでいただきたい内容になってます。

・練習では30kmを設定タイムで余裕を持って走れるのに
レースになると30kmから急に体が重くなって失速する。

・練習でもレースでも
常に時計をチェックしないと気が済まない。

・練習でもレースでも、その最中に
タイムをチェックして一喜一憂する。


僕は基本、練習ではタイムを気にしません。
重視するのは「感覚ゾーン」です。

この「感覚ゾーン」とは
全力の何パーセントで走るってことです。

例えば、フルマラソンでいくと
60％くらいの感覚が僕の中でのレースペースです。

5000mなら80％くらい。
1500mなら90％くらい。
そんな感じです。

今、国府の生徒たちも
インターバル中は時計を見ず
そしてマネージャーはラップタイムも伝えません。

設定タイムはなくて
設定感覚で走ります。

走ったタイムは
練習後に選手たちに伝えるんです。

もちろんコーチ陣には
これくらいのタイムでいけるかな？っていう
想定はありますけど
選手たちには基本、伝えません。

これ、11月から始めましたけど
まだうまくできませんね。

最近は午後の練習時間はだいぶ暗くなってきましたけど
暗くなればスピード感も分かりづらくなるんで
視覚に頼りすぎてもダメなわけです。

自分の息遣いに集中して走る必要があります。

そうすることで
自分自身の体調を把握することができます。

自分では80％の感覚で走ったのに
思ったよりタイムが悪かった・・・とか
逆もまた然り、です。


だけど・・・

時計を逐一チェックして
「時計に走らされている」状態だと
自分の今の現状は、タイムによって
そして、そのタイムで走れた満足感によって
棚上げされてしまい、行方不明になってしまいます。

そのタイムで走れたという結果を
自分に都合よく解釈するんです。

このタイムで３０km走れたし
ちょっと余裕もあったから
レースでもこのタイムで走ってみよう。

そうなるわけなんです。

でも、これが罠だったりするんです。

その「余裕」って実は
時計にって作られた「余裕」ってことがよくあるからです。

「何言ってるかよくわかんない！」って方もいるかもしれませんけど
練習では問題なくこなせてたペースでも
レースになるとなぜか余裕がなくなる・・・
もしあなたがそんな経験をしたことがあるんであれば
あなたが練習で感じてた「余裕」は
時計によって作られた
「まやかしの余裕」なのかもしれません。


もしあなたが
30km以降のペースダウンに悩んでらっしゃるんであれば
ぜひ練習で、時計を見ない習慣を身につけましょう。

もしまだレースまで日程的に余裕があるんであれば
30km走を、時計見ないでやってみて
ゴール後にタイムをチェックしてみましょう。

そのタイムが、あなたの今の実力ですよ。