もしかしたら、大腰筋って言葉は聞いたことなくても、腸腰筋(ちょうようきん)って言葉なら聞いたことがあるかもしれませんね。
上の図にあるように、腸腰筋とは「腸骨筋」と「大腰筋」をひとまとめにした呼び方です。
それぞれ、役割が似通ってるのでまとめて呼ばれることが多いんですね。
その似通ってる役割ってのが「股関節の屈曲」です。要は、膝を上げる動きですね。あと「股関節の外旋」も共通しています。
ただですね、そういう共通した役割を持つこの二つの筋肉ですけど、実は大きな違いがあります。
それは、「またぐ関節の数」です。
また上の図を見ていただきたいんですけど、腸骨筋は腸骨に起始するので、またぐ関節は股関節の一つだけです。
対して大腰筋は第12胸椎から腰椎に起始するので、この椎間関節と仙腸関節、それと股関節をまたぐことになります。稀にみる多関節筋です。
で。
じゃあ、またぐ関節が多いと何が違うのよ?って話になりますよね。これがつまりはランニングのクオリティに直結するわけですから。
この「またぐ関節の違い」は、「筋肉の作用の複雑性」につながります。
要は、大腰筋を使って膝を上げるには、コツが要るってことです。
そのコツっていうのが、最近のYouTube動画でしつこいくらいに取り上げてる「胴体のローリング」です。
詳しくは動画をご覧いただきたいんですけど、胴体を捻らずにローリングするためには、股関節を引く必要があります。
この時、鼠径部を挟み込むようにするとわかりやすいんですけど、ここがポイントになります。
では、続きは動画をご覧いただき、まずは普段のウォーキングから取り入れてみましょう!
動画はこちらから>>>
https://youtu.be/IgUGWJjUtE8
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