こんにちは、高岡です。

最近、また国府高校で
足が痛いって言い出した生徒が4人ほど出てきました。

ちょっと痛いくらいだったら
彼らは基本、報告せずに黙ってます・・・。

このあたりは、僕のコミュニケーションの取り方っていうか
意思の疎通ができてないからっていうこともあり
反省してるとこなんですが
彼らにはこれを機にもう一度
「足に痛みが出たら
まずは自分で解決方法を探す」
これがファーストチョイスで
それでどうにも解決方法がわからないんであれば
必ず僕に聞きに来ること。

これを徹底するようにしました。

基本、いつもやってるドリルの中に
足の痛みを改善するための要素が含まれてるんですけど
まだまだそこの理解が浸透してなかったんですね・・・

というわけで
痛みが出てる選手を個別で診て
ドリルの質を確認してみました。

昨日診たのは
左の足首外側に痛みが出る生徒と
左膝の真ん中に痛みが出る生徒。

この二人に共通してる原因として
先日このメルマガでお話しした
「捻れ」がありました。

なので、これも先日のメルマガでご紹介しましたけど
下の動画のように
膝を外に開くようにして
小指が浮かないようにするドリルをやりました。

この動画にもありますけど
「捻れ」ってつまり
膝が内側に入るようなベクトルで力が入ることです。

そうすることで
母趾球に体重が集まりすぎて
小指が浮きます。

そうすると捻れが出る。

これが彼らの痛みの原因だと考えたわけです。


上の動画は蹲踞の状態からの屈伸ドリルですけど
彼らには別に、太ももの角度を地面と平行にするくらい
腰を落とした状態をキープするドリルをやりました。

コンセプトは
蹲踞の状態からの屈伸ドリルと同じです。

ハーフスクワットみたいな感じですけど
足を肩幅よりも少し広めにスタンスをとって
つま先をできるだけ外に向け
頭とお尻を結んだ線を地面と垂直にする。

そこに、１５kgのシャフトを担いで
10回深呼吸。

これを３セット。

そうすると彼らの膝は内側に捻れて
小指が浮いてきます。

これが彼らの癖ですね。

そうならないように
できるだけ膝を外に開いて
小指に体重が載るようにする。

もう、かなり脚をプルプルいわせながらやってましたけど（笑）
それを３セットやった後に走ってもらったら
「痛くないです・・・」と。


「腰を入れる」って表現がありますけど
すごくザックリした、というか
わかりにくい表現だったりしますよね？

僕が考える「腰を入れる」は
四肢が外旋することで
脊柱（仙骨含む）が前に押し出される感覚です。

この感覚ってなかなか字面ではお伝えしにくいですけど
上の動画にある蹲踞の構えからの屈伸ドリルを
繰り返し繰り返しやっていただくと掴めるはずです。

動画の前半は
膝が内側に捻れて
体を前に倒しながら立ち上がってます。

これは「腰が抜けた状態」。
足に過度なストレスをかける動きです。

で、やっていただきたいのは
動画の後半にあるように
膝を外に開くベクトルで力を入れながら立ち上がる。

この動きです。

腰が入った動きを数回繰り返すと
しばらくの間は体がそれを記憶しています。

それでいつの間にか
患部にストレスをかけすぎない動きに修正され
痛みっていうサインが必要なくなる。

そういうことです。

ただ、捻る動きが体に根強く残っていると
すぐに痛みが戻ってきます。

つまり、体が教えてくれてるんですね。

「あなた、捻れてるよ」って。


うどんと同じで
人間も「コシ」が入ってないと
ダメなんだなーと。

もしあなたが今
足のどこかに痛みを抱えてらっしゃるのであれば
ぜひ上の動画の
蹲踞の構えからの屈伸ドリルをやって診てくださいね。

きっと、面白い体験ができますよ。