こんにちは、高岡です。
昨日は毎月恒例
かわさきFM「CSPスポーツ応援チャンネル」の
担当番組「ベアフットランニングチャンネル」でした。
昨日は我ながら、なかなかイイ放送だったなーと。
昨日の内容は
「裸足で走ることによる、あんまり知られてない効果」
について、ぶっちゃけトークしてきました。
聴いていただいてない方がほとんどだと思いますが
「CSPスポーツ応援チャンネル」のFacebookページの
ライブ配信がアーカイブされてるので
こちらからすぐにご覧いただけますよー!
https://www.facebook.com/fm791csp/
で、今日はですね
この放送の原稿をシェアしようかと。
以下が原稿です!
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【飯能ベアフットマラソンに出る理由】
1、自分の走りのウィークポイントを
「痛み」という情報で知ることができる
2、痛みを通じて
どうやったら痛みを軽減できるかを
レース中にフィードバックして
レースの最中に走りを磨くことができる
3、子どもにも裸足で走る経験をさせてあげることで
「裸足で走るなんて無理」という精神的ブロックを
小さい頃に外してあげたい。
→裸足でなんて走れないもんだと思ってる子どもたちが
ものすごく多い。
→小学生の頃はシューズを履くと速く走れないと思っていた。
運動会のリレーの選手はみんな裸足だった
4、大会がものすごくアットホームで、和やかムードがいい。
→みんな笑顔。レース中も、お互いを励まし合っている。
→痛いのに笑ってる人多数。
【裸足で走るメリット】
<その1>
ベアフットランニングでは、ショッドランニングよりも
心拍数と相対的な主観的運動強度が有意に低下することが
見出されている。
●地面の上やトレッドミルをベアフットで走ると
ショッドランニングと比較して酸素消費量が
5.7%低下することが明らかになっており
70%VO2maxペースのベアフットランニングは
地面上でもトレッドミルでも
ショッドランニングよりも
経済的であることが判明しています。
●さらに、別の研究によると
ベアフットランニングはショッドランニングよりも
最大酸素摂取量が1.3%少なくなります。
→ランニングエコノミー、ランニングの効率が
上がることによる影響か?
<その2>
ピッチの増大によるランニング効率向上
●ピッチ、つまり脚の回転数が上がることで
「ブレーキ域接地時間」が減少する
●国府の生徒の話。ピッチを上げられない生徒は
膝が上がってから地面に着くまでのタイミングがルーズ。
それは、背面の筋肉を上手く使えてない証拠。
そうなると、着地のポイントが前方にズレて
「ブレーキ域接地時間」が伸びてしまい
大腿四頭筋や下腿三頭筋の負担が増加し、うまく走れない。
→ただしそんな生徒でも裸足で走ると
このウィークポイントが無意識に改善する。
→要は「ブレーキ域接地時間」が伸びると
足の裏がものすごく擦れて痛いので
痛い動きを回避するために
必然的にピッチが上がる。
<その3>
裸足で走ることは
固有受容器のフィードバックを円滑にする
●足裏と手のひらでは
足の裏の方が固有受容器(高感度センサー)の分布が優勢である
→足裏(踵、足の指の付け根、母趾)に分布が多い
→たぶん、人間が2足歩行をするようになったことによる
適応かもしれない
→足裏は唯一地面と接し、地面からの反力と
地面の状況変化とそれに伴う姿勢制御を求心性に伝達する基地である。
→固有受容器は、使わなければ機能低下する
→例えば、足首を骨折して長い間足ギプスを巻いていた人は
ギプスが外れてすぐの頃は歩くときに
バランスを崩しやすいということがよくある。
→これはギプスで足が固定されている間
メカノレセプターを使う機会がなくなり
そのためにセンサー機能が低下してしまうことが原因。
→足場が凸凹してるところは歩いたり走ったりすることで
固有受容器を刺激することができる
(アスファルトだと平らなので、情報量が少ない)。
→不整地を走ってて、パッとアスファルトなどの整地を走ると
体がズンっと重い感じがするのも
この固有受容器の影響かもしれない
<その4>
アーシング
●アーシングとは?
→足の裏を大地に直接接触させる(アースする)ことで
体内の不必要な電磁波を地球に放出したり
有害な活性酸素を除去する。
→電化製品のコンセントに一緒についてる、Y字のあれ。
必要以上の電気を逃して製品が受けないようにするため。
カミナリとか。
→あらゆる電化製品、日常的なストレスによる活性酸素の増大は
血液をドロドロにするらしい。
→活性酸素は体内静電気の元になり
それが引き金で血液をドロドロにしたり
細胞や遺伝子を傷つける
→活性酸素の影響を受けやすいのは
赤血球。赤血球は酸素を運搬する。
●アーシングのやり方
→1日に1回、裸足で、地球につながる土に触れたり
歩いたりするだけでオッケー。
→静電気は、湿気のある大地に触れるとそちらに流れていく。
それで体内静電気が抜ける
→10分くらい歩けば効果的
→塩分を含んだ海水は電気を通しやすいので
高い効果がある。
●アーシングのエビデンス
→2013年代替・補完医学ジャーナル誌
「人の体は、アーシングによって
心血管疾患の主要な要因である血粘度が低減する」
などなど多数。
【裸足で走る問題点】
1、走りが雑だと、マメができたり中足部の負担が増える
→最初は足の内在筋が弱ってて、適切に足のアーチが働きづらい
→国府の1年生の話、足部が薄っぺらい
→ウォーキングから始めて、段階的に強度を上げていく
→痛みが出ても心配せず、走りを磨く良い機会だと捉える
2、シューズを履いて走る時のようなスピードで走れないことによる
練習強度不足
→裸足で走ることも重要なトレーニングと位置付け
少なくとも週に1回は裸足で走る日を作り
それ以外の日で練習強度を確保する
3、破傷風
→破傷風とは?土の中にいる破傷風菌の感染によって発病。
この菌は湿った土の中に多い。
初期症状は肩こり、下のもつれ、顔が歪むなど
感染から発症までの潜伏期間は3日~3週間と言われている。
→まずはキズを作らないことが大前提
→予防接種が極めて効果的。
だいたいの有効期間は10年
→発生頻度は・・・年間100人前後
4、人の目
→気にしない強靭なメンタル
→裸足で走るようなイベントに定期的に参加する
→住んでいるコミュニティから離れた場所で走る(噂の拡散が防げる)。
【最後に】
1、人間の体は、こき使わなければ廃れる仕組みになっている。
2、シューズを履いて走ることは、遠距離恋愛と同じ
→地面との距離が離れれば、それだけ付き合い方が難しくなる
→やっぱりたまには直接会って、お互いのことをわかり合う必要がある
→僕の生活が、今まさにそう。
→たまに遠距離になった方が、お互いの良さがわかるということもある
→だから僕はたまにはシューズも履く(マックスクッションも)
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っとまぁ、こんな感じでした。
で、実は原稿はまだあって
時間が足りなくなって省略した箇所があるんです。
以下がそれです。
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※裸足感覚シューズとは言っても
裸足で走ることで得られる恩恵全てを得ることはできない。
→基本的には
直接接触しなければ全ての恩恵を得られない
※現在、超・裸足感覚シューズを開発中。
これでももちろん裸足には敵わないが
おそらく類を見ないようなシューズになる予定。
※実際、今サンプルを履いてメーカーさんにフ
ィードバックしているところ。
無敵やToe–Biでは感じない砂つぶも感じ取れるレベル。
※どんな人に履いてもらいたいか?
→ランナーはもちろん
子どもや高齢者にも履いてもらいたい。
→実は、ランニング足袋を履いて歩いてると
膝や腰の痛みが気にならないというお声が多数
→これは、ソールが薄いので
一般的なシューズを履いている時よりも丁寧に歩くことで
得られる成果
→現在、埼玉県行田市のある小学校では
校舎の中や校庭で足袋を履いて生活している。
市と中京大学ときねや足袋さんが協力して
臨床データを取っている最中で
もしこれでポジティブな成果が出たら・・・
→高齢者の転倒予防にも効果的だと考える
→高齢者の転倒は、筋力低下というよりも
固有受容器からのフィードバックが遅れることによって
起きていると考えられる
→固有受容器は使わなければ廃れるので
高齢者にこそ、裸足での運動が必要
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この最後の部分を話したかったんですけど
飯能の件が、長くなりすぎちゃった・・・。
話し出すと、どんどん脱線しちゃう
悪い癖が・・・。
まぁ、その脱線した時の話が
実は大きな気づきになったりもするんですけどね。
もしよければ、ぜひFacebookページの
ライブ配信(今見たらライブじゃないけど)を
観てくださいね!
ちなみに、Facebookに登録してない方でも
観れますよー!
こちらからどうぞ!
>>> https://www.facebook.com/fm791csp/ |