アメリカではピンタレストを検索エンジンである、と言う人がいます。
その言葉の持つ意味合いを少しわかりやすく説明しておく必要がありそうです。
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SNSの代表格としてFacebookがあり
日本の今年11月までのアクティブなユーザー数は2800万人
Twitterが4500万人、Lineが7000万人、インスタが2000万人
ピンタレストは340万人です。
ちなみに、アメリカでのピンタレストのアクティブユーザー数は約5000万人
それも今年一気に膨れ上がっています。
では、皆さんFacebookの方が圧倒的にユーザー数が多いから
こっちに入った方が得と思いますか?
さて、死に物狂いでリミット近くまでお友達を集め
必死に毎日のようにネタを考えて投稿した記事は
実際どれくらいの人にフィードされ
どれくらいの「いいね」やコメントをもらっているのでしょう?
500「いいね」で7万5000人にフィード、1000「いいね」で15万人が目安です。
つまり5000人の友達を作ったとして、クオリティの高い投稿をしたとして
結局全体ユーザー数の0.25~0.5%程度しか拡散できません。
その代わり、日常的なコミュニケーションを交わす友達との
濃い関係性が作られるというのが一般論です。
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では、検索エンジンである、ということの本質は何でしょう?
それは会員数「全数」に直接接点を求めることができる!
ということです。
注意してください!「拡散」ではありませんよ
「接点を求めることができる」です。
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つまり、SNSは言ってみれば「機関銃」、検索エンジンは「大砲」です。
まだ、わかりにくいかもしれませんね。
つまり、「射程距離」です。
これが違うのです。
SNSはある意味「接近戦」であり、「歩兵戦」です。
歩いて行ける距離にいるお友達を重点的に一人ひとり自分の牙城に取り込む
というイメージの戦いです。
検索エンジンは大砲の中にビラを持った兵隊を詰め込み、数十キロ先に一気に吹き飛ばし、着弾した地点で持っているビラを撒く
そんなイメージですかね。
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SNSで一生懸命プロモーション活動しているとき
ある日ふいとメールで問い合わせが入ったりするケースがあります。
どうして連絡をしてきたのかを聞くと、検索で見つけました
という回答がほとんどです。
(こういうのをインバウンド=引っ張りこむと・・言います)
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さて、もし、あなたが検索結果が一億件も表示されるようなビッグワードで
検索結果が一番上に表示される、極めてラッキーな状態になったら
一体どんなことが起きるでしょう?
こんなこと考えたことありませんか?
おそらく、いや、これは間違いなく毎日メールボックスには
読み切れないほどのメールが入り、寝る暇など本当になくなってしまうでしょう。
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大分わかってきました❓
現在のピンタレストは、Facebookが日本上陸したての状態とほぼ同じです。
というかGoogleが初上陸したようなもんです。
Facebookがこれだけ幅を効かせてきても
未だにどこのホームページでもアクセス元は
圧倒的に検索エンジンからなのです。
そして、アメリカのピンタレストユーザーの数を改めてごらんください。