こんにちわ〜!
ブランディングプロデューサーの髙橋珠美です〜\(^o^)/
 


今日のニュースレターは、成功する起業家が持っている24の資質の
6番目の資質『楽観』についてお送りいたします
 


 
最後の24の資質をご送付するときに、PDFファイルも合わせて
ご送付しますので、しばらくお付き合いいただけますと幸いです!
 

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前回のメールで募集しました
「無料コンサル30分つき・アンケートモニター」は3名枠のうち
 6名のご応募があり、無事終了いたしました。
 ご応募いただきましたモニターの方々ありがとうございました〜m(__)m
 
 
今日の Tamami,s Letter は・・・
あなたのお声を募集しています〜!
 
 
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このメールマガジンでは、女性起業家の方が自分らしいブランディングをするための情報を、ご提供しています。


 
 

 

今回、こちらに書かせていただく24の資質は

私自身が38年の起業家として観てきた

企業のトップや成功したクライアント達

そして、2012年から個人コンサルテーションをさせていただいた

330名あまりのクライアントを観て分析したり

自分自身で経験したことからまとめた内容です

 

あなたのマインドセットにお役に立つなら幸いです

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『成功する起業家が持っている24の資質』06

6番目の資質『楽観』です!

 



『楽観』 とは・・・
自分が思い描いている成功のイメージを常に持ち続け

どんな最悪な事態であったとしても



 

これから起こるであろう良いことに

全神経を集中できることです

 



成功する為には

この『楽観』を意識の中に常に取り入れること
事態というのは・・・

 



色々な側面があり

最悪だと思えることも

実は次への大きな飛躍に繋がることだと認識していけると

環境はガラリと変わって行くのです

 



 

『楽観』は特に

最悪と見られる事態の時に大きな効力を発揮します







 

今日のお話の経営者S氏に

初めてお会いしたのは1989年


私がちょうど株式会社を設立した前年

30代のはじめ・・・今から29年ほど前の事です




とある経営者向けの勉強会でお会いし

その後、親しくさせていただき

お仲人までしていただいた方です

 

 

 

私よりも一回り上の年齢

30数名からなる大手デザイン会社を15年経営

アパレル関連の大手企業をクライアントに持ち

1991年当時、年商8億を達成なさっていました

 

 

 

1991年8月の日曜日の夕方

S氏から自宅にお電話が入ります

 

 

 

少々声のトーンが低く、いつもの明るい雰囲気はありません

『◯◯君はいるだろうか?』

 

 

 

ちょうどその日主人は

前の職場の同僚の結婚式で帰宅が遅い旨をお伝えすると



 

 

『実は、明日の月曜日が期日の約束手形の資金が用意できないんだ

 明日、これが決済できないと倒産なんだ・・・

 銀行の担当者は夏休み中で連絡が取れず、借り入れもできないんだ

 我が社の経営陣を集めても良い案が出ない

 至急、◯◯君に対策を相談する為に会いたいんだが・・・』

とのこと

 

 

 

主人の前職は今でいう「1部上場企業の投資部門」を担う

子会社の投資案件担当で、いわゆる金融のプロ

 

 

 

縁があり

結婚とともに私の会社に転職してきた経緯がありました

 

 

 

S氏は、そんなことを知っているからこそ

最後のツテで電話をかけてきたことが伝わってきました

 

 

 

帰宅後に、折り返しの電話をさせることを伝え切りましたが

携帯電話が無い時代のことです

さぞや気を揉まれたことかと・・・

 

 

 

3時間後、21時をまわって主人が帰宅し、、早速電話をかけ

『Sさん 明日期日の約束手形の総額はいくらですか?

 それは何社に別れていますか?

 それと、他社からの預かり手形(支払いされた)は、総額でいくらありますか?』

 

 

 

との質問をします



S氏からは・・・

『明日の期日の手形の総額は、3000万ちょっと

 支払い先は、12社

 他社からの預かり手形は、3000万弱』

との返事が帰ってきました

 

 

 

それを聞いて主人は

『Sさん 支払い先に手形のジャンプをお願いすれば良いんですよ

 知りませんか?

 明日、ご説明しますので、打つ手はありますから

 今日はもう遅いですからお帰りになってください

 明日、9時前に御社に伺います』

 

 

 

との返事をして電話を切りました

 



傍で見ていた私は・・・

何とかなるものなのか?

主人に聞いても答えません

『倒産』という文字だけが頭にグルグルと巡り

ご恩のある方の窮地です・・・ほとんど眠れずに朝を迎えました

 

 

 

 

翌朝

来なくても良いよ・・・と主人に言われながら

心配で一緒にS氏の会社にお邪魔しました

 

 

 

早速、S氏と経営陣を二人交えての緊急ミーティングです

 

 

 

対策としては

・今日が支払い期日になっている約束手形を渡した業者に電話をかけ

 手形の決済の件で至急話があるから、銀行に持ち込む前に

 来社してもらうようにすること

 ・来社した支払い先に、今日の銀行への手形の持ち込みを延期してもらう

 俗に言うジャンプしてもらい、新たな日付けを入れた新しい手形と取り替えてもらう

 (支払いの引き延ばしをお願いする)

・もしくは、S氏の会社が受け取っている大手クライアントの手形と、S氏の会社が振り
 出した手形とを取り替えてもらう

 

 

 

*ここで、約束手形のことを知らない方に、ちょっとご説明をします

手形とは、用紙に金額、日付等の必要事項を記入し相手に渡し(振り出し)支払いをするというもの、記載された期日後でなければ現金化(割引する場合などを除く)できませんが、現金化する場合は、手形を最寄りの銀行に持ち込み現金を受け取れます

 

 

 

こんなサイクルを、午前中いっぱいかけてやっていくうちに

朝、お会いした時にはうつむきかげんで顔色も悪いS氏の顔が

みるみる明るくなって行きます

 

 

 

支払い先の業者が全部帰ったあと

S氏がやっと口を開きました・・・

「昨夜は、本当にもうダメだと思ったんだよ

 いつもの月なら、メインの銀行からつなぎの資金を借り入れられるのに

 8月のお盆休みにまたがってたからね

 担当者は夏休みだし、支店長に話してもラチが開かないし

 会社には余分な資金は無いしね・・・」

 

 

 


それを聴きながら

私と主人もホッと胸をなでおろします

 

 

 

S氏が「黒字倒産になるところだったよ!」

「それにしても手形のジャンプなんて聞いたことなかったし、さすが〇〇君!

 助かったわ〜! 俺はやっぱり運が良いわ!

 これで銀行の担当者が夏休み明けたら、早速借り入れを実行してもらうわ」

豪快な大笑いデス〜!

 

 

 

 

ここまで話して

主人が気になっている会社の資金繰りのことで質問をしました

「Sさん 売り上げは順調に伸びていってるのでしょう?

 でも会社には常に資金がない状況って言うのはよくあることです

 仕入れとかで現金決済が多いのですか?」と

 

 

 

S氏は

「そうなんだよ、ここ5年は前年対比30%以上の伸びで売り上げは伸びているんだ

 だけど社員も増えていってるし、結構経費がかさんでね

 旅費だの交通費、現金仕入れなど、いつも会社の経理はヒーヒー言ってるよ」

 

 

 

この話を聞いて主人が

「月の経費を予算化しないとまずいと思いますよ、出る方を締めないと

 売り上げが伸びているうちは良いですけど

 売り上げが落ちて来た時に、資金繰りが今の数倍きつくなります」と

 

 

 

 S氏は

「解っちゃいるんだけどね

 うちみたいな会社は、現場の施工もある

 新しい取引相手もどんどん増える、アルバイトも増えてるからね

 売り上げ増加とともに経費も倍に跳ね上がっていくのよ

 まあ、景気もまだ持ちそうだからなんとかなるでしょう」

と何時ものポジティブ発言が飛び出しました

 

 

 

 

それを聞いて主人が口をつぐみます

私たちは、早々にその場を引き上げました

 

 

 

 

私には主人が何を言いたいのかが解りました

1990年の8月を境にして日本の金融政策により

「バルブ経済」の終焉が始まっていました

 

 

 

 

1990年の8月に主人からは

「川上の大手企業から徐々に銀行の貸し渋りや回収が始まりますよ

 川下の髙橋さんの業界に影響が出るのは1年くらいかかるかもしれないけど」

と聞いていたのです

  

 

 

 

 

そして、このエピソードの当時1991年の8月

とうとう、S氏の会社規模の中小企業に対しても

銀行が融資の貸し渋りが始まっているのが手を取るように解っていたからです

 

 

*参考文献

「1990年以降の日本の財政・金融政策の実証的評価」石田和彦

http://repository.tufs.ac.jp/bitstream/10108/56415/1/acs079002.pdf 

 

 

 

 

でも、S氏の会社は1991年度は

創業以来の最高売り上げ高を更新しそうな勢いで

主人の話は苦言にしか取れないようでした

 

 

 

 

そうして忙しさにまみれ

S氏ともお会いできない日々が続き1年数ケ月後

衝撃的な電話が入って来たのは1993年の6月

 

 



S氏の会社の懇意にしていたプロデューサーからでした

『本日、株式会社◯◯は倒産しました』・・・



 

 

電話口で私は

ああ・・・やっぱり と瞬時に思いながら

主人にそのことを話すと

「Sさんも体制を変えられなかったんでしょう

 あの時(1991年8月)のエピソードはこの前兆だったろうしね」と



私の脳裏には・・Sさんがまさか自殺・・と

いう不安もよぎりました

 

 

 

 

 翌日、なんとS氏から電話がかかって来ました

『お二人に会いたいんだが・・・』と

その日の夕方、指定された新宿のホテルのラウンジでお会いしました

 

 

 

 

S氏は、やつれた顔と一回り体が小さくなった感じがしました

そしてポツリポツリと話しだした内容は・・・

 

 

 

『◯◯君、髙橋さん あの時(1991年8月)は失礼いした

 あの時に君たちが僕に何を言いたかったのかは解っていたんだよ

 会社を拡大路線から適正規模にする時期だったこと

 売り上げ重視の経営から利益重視の経営に切り替える時期だったこと』

 

 

 

 

『でもあの時(1991年)は、クライアント企業の予算が過去最高で

 (クライアント企業の予算は、前年の1990年の売り上げに比例)

 あの流れが、あと1〜2年は続くだろうと思っていたんだ』

 

 

 

『政府の金融政策が、こんなに早く僕たちの業界にまで浸透するとは

 思いもよらなかった

 昨年1992年度は、クライアントの予算は前年比の3分の1

 今年1993年度は、さらに縮小されて

 なんとか対応しようと思って、昨年から対策を練ったり

 人員を整理したりしたんだが手を打つのが遅すぎた』と

 

 

 

 

主人は

『最高売り上げの翌年、昨年は税金もすごい金額だったでしょう?』と

切り出すと

 

 

 

 

S氏は

『そうなんだよ!

 それを支払うために、また借り入れをして

 まあ、よく貸してくれたと思いますよ

 でも、それが最後だったかな』

 

 

 

 

主人がうなずくと

S氏は

『僕は地方の美大の出で、実家は工芸品を作っている工房なんだ

 親子2代の歴史がある工房だけど、子供の頃から良く手伝わされたけど

 派手では無いし、時代に取り残されているようで』



『社会に出てからは、デザインというカッコ好い業界で

 東京で大きな会社を作って成功したいと、今まで来たんだ』

 

 

 

『だから会社を大きくすること、売り上げを伸ばすことだけにフォーカスして

 それが今回の失敗だったよ

 起業して15年で8億まで大きくできたけどね

 経営というのは、それだけじゃ無いってことが良く解ったよ』



『銀行の借り入れ高は、会社の勲章とまで思っていたけど

 銀行は雨振りの時には傘をさしてはくれない

 借り入れ体質の経営が最後のトドメを刺されたね』と

 

 

 

 

私が

『今後はどうなさるんですか?』と・・・

 

 



S氏は

『しばらくは今回の後始末をして

 お世話になりなった方々への挨拶まわり

 その後は、はっきり決まっていないけど
 東京にいられなくなったら実家にでも帰るかな』




主人は
『足場を変える良いチャンスかもしれませんね

 しばらくは日本の経済もくだり坂で
 ◯◯さんの足場だったアパレル業界も瀕死の状態でしょう』



S氏が
『そうなんだよ・・・
 全く違う業界で、全く違う仕事をすることになるだろう

 ま! 倒産したからって命までは取られないだろうから・・』

 

 

 

主人と私は・・・慰めの言葉もでず

その場を立ち去ることにしました




そして・・・半年後

S氏から再び電話が入りお会いした時には

かなり立ち直った様子で



 

『髙橋さん ご無沙汰したね

 あの後、不動産の処分やら離婚やら色々あったけど
 今は某花屋のホテルへの出店のコンサルをしているんだ』



『あの時以来、色々整理するもの
 見えていなかったものも解ってね
 このコンサル業務が終わったら、実家に帰って
 伝統工芸の世界にどっぷり浸かることになりそうだ』




『倒産の経験は痛かったけどね、まだまだ色々あるけど
 必要なサイクルだったかもしれないな・・本当に実感するのは
 もうしばらくかかりそうだけどね
 でも、僕は「物つくり」が好きなんだということだけは解ったよ』




『人生はまだまだこれから・・・僕でもやれることがまだまだありそうだよ』
と、、、、お聞きして




安堵の想いと

あ〜この方は、やっぱりどんな業界にいても

成功していく方なのだと実感したのです

 



まだまだ懸案思考はあるであろうに

最悪の自体にでも、何かしらの展望を持てること

小さな可能性『楽観』のできる視点を持ち合わせていることに

S氏の人間性を垣間見ました






それからの20数年

お会いする機械には恵まれませんが




 

風の頼りで

地方で伝統工芸の工房を引き継ぎ

20数年、事業をなさっているとのことです 

 

 

 

 

 

 

 

 

経営は時として無残な形で決断を迫ることがあります

資金の問題は、重くのしかかることも多々



でも、どんな事態の時でも

小さな可能性『楽観』を見出せさえいれば

なんとか乗り越えていけるものなのです



でも・・・
その時にあなたの奢りや打算、間違った目的を手放せることが

重要です




そして・・・

潮の変わり目の現在

仮想通貨バブルもその兆候かもしれません

 

 

あなたのこれからの『展望』や『楽観』が

あと数年で激変すると予測される経済の波を

乗り越えていける鍵となるでしょう

 

 

 

 

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◆◇◆  Tamami,s Letter

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