こんにちは、
さのますみです。

(このメールは佐野珠美の個人セッションのクライアントさまでEメールニュースレター配信にご了解いただきました方へお送りしています。)

年末のご挨拶 なんて仰々しいつもりはないのですが
感謝の気持ちをお便りするのにはちょうど良いタイミングかなと
思っております。

今年も、セッションの場で、皆さまお一人お一人の探求に
ご一緒させていただけましたことを心から光栄に思っています。

お一人お一人の方との出会いに
心からの喜びがあります。

本当は、お一人お一人にメッセージをお送りしたい気持ちです。
お一人お一人との出会いの瞬間は、からだに体験として記憶があります。

これは、私として、本当に幸せな瞬間です。
私の栄養です。

この出会いは、クライアントさんとして私は出会わせていただいておりますので、
もちろん、この出会いが、皆さまの今を生きていく時の何かの役に立っていたら幸いです。それを、心から願っております。

それを前提として、心からの感謝をお伝えしたい気持ちです。



思えば
「どうしたら、私は、私のまま
誰かと出会うことが出来るか?」

「どうしたら、
嘘偽りなく、私は、私のまま
誰かと居ることが出来るのだろうか?」

と、長年私は、この言葉をアタマに置いて生きてきたことを
今、考えています。


決して、目の前の人を騙そうとしている訳ではありません。
だけど、誰かを前にすると、自動的に自分に何かが起こっていることに気づいていました。

自分の発する言葉の一つ一つ、声の高さ、表情の一つ一つ、肩の位置までにも、
「今のは私ではない!」「気持ち悪い!」と、ダメを出していた時期があったことを思い出しています。

「私のまま」でありたい。
だけれども、気づけば気づくほど、それは、苦しみを増やしました。

なんと皮肉なことか。

同時に、この自分の欺きに気づいたとして、ではどうしたらいいのか?
「私のまま」とは、一体どれか?

という新たな問いも生み出していました。

そうなってくれば、「この過敏さを叩きのめしたい」
「自分へ向いている24時間警備システムを止めたい」
やがて、
「自分の息の根をとめるしかない」
とまでなってきます。

長年、海運会社で営業の仕事をしていました。
社内、社外で毎日様々な人たちとお会いし、やりとりをします。

こんな葛藤を、皮膚の内側では、一方では抱えながらも、
日中は、仕事を行います。行うことが出来ます。
きっとこれを読んでくださっている皆さまも身に覚えがおありと想像しています。

皮膚の内側では、毎日血みどろの内戦が起こっていました。
一方で、会社の中では、まあまあの評価を得て、
有難いことにまあまあ良い報酬を頂いていました。
だけど、私にとっては「それだけ」でした。

それは、ある部分の私を満たしました。が、
欠けた感覚を埋めることはありませんでした。

欠けた感覚を、感じないで済むことには一役かっていたと思っています。

そんな中で、2003年に脚が動かなくなりました。
蜂窩織炎という状態になっていました。

身体は本当に賢いなぁと思います。
私に一旦停止をさせてきました。入院を余儀なくされました。

退院後、会社の仕事に戻りましたが、前とは随分と違う感覚がありました。
自分の中で、様々な声がしていることに気がついてきました。
幻聴じゃありませんよ。笑

これは、本当に驚きでした。と、同時に、この感覚はどこかで知っているものでもありました。だから、信頼できそうにも思いました。でもまだ、疑いの方が大きかったけれど。

そんな延長で、ゲシュタルトに出会いました。

「ゲシュタルトの祈り」というパールズが作った詩に出会いました。衝撃でした。
身体の芯から震えるような衝撃がして、目から水が溢れてきました。
喉が震えて、音が出ました。

今、考えると、私の最深部が震え、共鳴したのでしょう。
そして、それを、抑えることはできなかった。
私の、もっとも奥で、「そのままの私」は死に絶えることなく、待っていた。

生命そのものに響いてきたようでした。

※『ゲシュタルトの祈り』へのリンクを貼っておきます。

そして、今も、それが続いているのがわかります。

私のゲシュタルトとの出会い。は、私が私の命を救ったストーリーでもあります。
(他にも救い方はあったと思いますし、その一つに過ぎず、それをその時は選択したということですが)
いや、まだ私は生きていて、ストーリーは途中ですから、この先どうなるかはわかりませんけれども、今のところを、ものすごくかいつまんで共有させていただきました。つまらない話だと思います。

何を言いたいかと言うと、
あなたの、「そのままのあなた」、オーセンティックセルフ、あなたの核、
あなたはなんと呼ぶかはお任せしますけど、
それは、死なないです。

本当にしぶとい。

だから、どんなにあなたが、ないことにしようとしても無くなりません。
ずーっと居ます。しかも、変わらず居ます。

と言うことは、あなたが、根絶やしにしようとしている対象が、あなたが24時間システムで警戒している対象が、あなたそのものである可能性があります。 

嫌な言い方ですか?
ごめんなさい。

「出会う」という方法があります。
「対話」です。

もし、今まで戦っていたとしたら、
戦場じゃなくて、
暖かい空間で、座布団をお出して、
時間をとって、なんなら他の誰かも居る状態で、
ちょっとちょっとタイム!と言える状態で
言い分は全部聴いてもらえる状態で。

そして、それは、たった一回なんてケチなことは言わないで。
その日に出来る楽なところまでにして、また次もあるって
わかった状態で、ゆっくり出会うことが出来ます。

ゲシュタルトのセッションは、
こんなアプローチです。

一口にゲシュタルトと言っても、いろんなゲシュタルトが世の中に存在しています。

少なくとも、珠美の作るゲシュタルトの場は、このようです。

そして、クライアントの皆さまの感性の素晴らしさにいつも驚嘆しています。それは、本当に信頼できるものです。だから、私は、安心してファシリテートしています。

時に、自分自身に圧倒されるかもしれません。
どこから手をつけていいのか。
そもそも出会える相手なのか。

今、すでに、どこかに触れています。
すでに、始まっているところからなら、たやすいです。

そして、
それは、確実に、あなたが今を生きていく時助けになります。

なんでかといえば、自分を一番よく知っている人をチームメンバーに迎えていくプロセスだからです。自分自身とチームを組む。自分の中に相談相手を持つ。

その上で、世界と関わっていくことが出来ます。
これは、頼もしいです。

そんな、アプローチにほんの少しでも、何か可能性を感じてくださいましたならば、またセッションの場で、ワークショップの場で、皆さまとお会いできましたら幸せです。

ではでは、長くなりました。

どちらさまも、
良い年をお迎えください。

2019年が皆さま一人一人にとってさらに自分自身と出会い、発見する年になりますよう
皆さまが、自分自身の敏感さを叩きのめすことなく自分に備わる正確なセンサーとして信頼していけるよう、
皆さまが、自分自身の恐れを賢明さとしてチームとなっていけるよう
皆さまが、「そのままの私」に触れる瞬間をたくさん持てますよう
皆さまが、その真面目さ真摯さを自分自身の誇りに思えますよう
皆さまのそのやさしさを、誰かに向けるようにご自分自身へ向けることを忘れないよう
祈っております。

2019年にお会いできますことを願っております。

ありがとう!!


~~~~
★お知らせ

新年明けて、1月4、5、6日
金土日 ですが。
もし、需要があれば。。ですが、

この年が明けたばかりの時間の中
個人セッションを行いたいと思っています。
お声かけさせていただきます。

いずれの日も、午後1時ごろからとイメージしています。
そんな気がしましたら、ぜひ、教えてください。
探究をご一緒できましたら光栄です。
お問い合わせ、遠慮なく!
久しぶりの方、ぜひ、お会いしたいです。

ではでは、
長くなりました。

近いうちにお目にかかれる機会が起こりますことを、願っております。

いつも、ありがとうございます。

どちらさまも、
安全に、
この師走をお過ごしくださいと願います。

佐野珠美


追伸:
そして、話を冒頭に戻してみると、、
このセッションの場というのが、私が「そのままの私」でなければ成り立たない場でありました。私の苦しみから始まった試行錯誤は、ファシリテーターとして在ることの試行錯誤へと繋がっていました。そして今度は、「そのままの私」で在るということを本当に磨いていかなくてはならない。という方向へ変わっていきました。
それを、言語化し、セオリー化し、再現性のあるものにする過程は、現在行なわせて頂いておりますワークショップや、「すこし長期的な探求のグループ」において役に立っています。これが生きるという体験の意味かと、人類の仕組みに驚かされます。
ありがとう。



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