みなさんこんにちは!JUPITAチームの三輪です。
先端を尖らせた間接照明ユニット「X-J Arrow」は発売よりホテル、空港ラウンジ、ビルエントランスなどの上質な空間で多く採用され、高い人気を誇っています。
不燃造作で、「X-J Arrow」のように先端を尖らす加工というのは、条件的にもなかなか難しいのです。
・人工木材 ⇨ 尖りは可能だが、製作・運搬時に起きてしまう破損を考慮し、あえて平面を設けている
・製作金物 ⇨ 通常の折り曲げの加工では、多少先端が丸まってしまう
従来このような理由を設計者さまも承知されているようで、間接照明で極端に尖ったデザインなどは、図面でスペックされることも、ほぼ見受けられませんでした。
数年前に「X-J Arrow」が登場し、まるでナイフ刃のような紙一枚の尖りは、JUPITA鋭角製品の特徴でもあり、デザインをされる方がその価値に注目し、ご依頼理由のひとつになっております。
その「X-J Arrow」について、形状オプションでさまざまなデザインを再現してきた中で、どうしても作ることの出来なかったのが、今回の円錐形状での間接照明です。
円錐とは、円を底面に上部へ向けて尖っていく立体のことで、石膏ボードの曲がりにくい特性からしても極めて困難な形状です。
各辺については、先端からの斜辺、照明を隠す垂直の対辺は緻密な計算式でR寸法に合わせた長さにNC制御のマシンでV溝加工され、各辺の接点は微調整しながら接合します。
組み立て作業も普通の「X-J Arrow」とは違い、非常に手強い造作ですが、ご相談の多かった特殊なデザインへ徐々にお応えできると思います。
まだ試作段階で、5000R以下も可能か、未知数ですが今後の期待は大きいです!
実物を見ることも可能です!お気軽にお申込みをお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします!