こんにちは!JUPITA事業部の金本綾乃です。
今回は、最近ご相談が増えている石膏ボード製ルーバーWAVE-Sの色々をご紹介させていただきます。
先月のメールニュースのWAVE同様、一部受注を停止している商品ではありますが、
形状によってはご対応も可能ですので、ご検討いただいている場合はぜひ一度ご相談ください◎
お客様と会ってお話していると、頻繁に間接照明形状のJUPITAを使っていただいている方でも
「え!?ルーバーも作れるの!?」と驚かれることがかなりありますので、
まずはWAVE-Sの概要をおさらいさせてください。
石膏ボード製ルーバーWAVE-Sをよく知っていただいて、みなさまの抱える案件の
天井装飾の幅が広がれば大変うれしいです。
性質
・アルミルーバーと違い、製作に形材が不要 → 特殊な形状のルーバーを作りやすい
・現場で繋げればジョイントを隠すことができる
→ 表装を仕上げるとシームレスでジョイントが無いように見せられる
表装
・石膏ボードなのでクロス、シート、塗装など、様々な仕上げに対応可能
取付方法
・耐震クリップを使って、オリジナルYバーを野縁受けに止め付け
→ 軽鉄工事業者で取り付けできるため業者を減らせる、安全な無溶接施工が可能
既製品のルーバーと違い、オーダーメイドでいろんな形に対応できる性質上、
既製品に無いような特殊な形のルーバーをデザインしていただくと導入メリットがございます。
JUPITAのどの形状でも言えることですが、「こんなの作れる?」に対応するとともに、
様々な形のWAVE-Sが誕生しました。
前置きが長くなりましたが、Cチャンへ耐震クリップで止め付ける以外でのWAVE-Sを、本日はご紹介させてください。
◆L字金物パターン
耐震クリップを使用しないで、ボード2枚でL字金物をサンドするパターンです。
天井にあらかじめビスが効くようにベニヤやコンパネを仕込み、
ルーバーの付け根に埋め込んだL字の金物で天井に固定、
ルーバー間の天井ボードを貼り込んでいただくと、天井格子の完成です。
過去にサイトの方にあげている施工事例はこれより複雑な応用編ですが、
基本的な固定方法自体は同じです。
一辺の長さや縦横の比率を変えることで、市販の格子ルーバーには無い様々な形状が製作可能です。
耐震クリップでの施工方法は、ルーバーが野縁受けと垂直になるので、
どうしても取り付け位置が野縁受けの方向に左右されますが、この施工方法なら野縁受けの方向を気にせずナナメの形状も製作できます。
◆吊りパターン
吊り形状もご要望が多く現在検討中でして、チャンネル材を入れて角スタピースでボルトとつなげる方法や、
特殊金物を利用してそのままインサートからボルトで吊る方法など、現在模索中です。
以下写真の形状自体はシンプルなコの字の加工ですが、今後特殊形状も吊り形状で
製作が可能になるかもしれません!
まだまだ可能性を秘めたWAVE-S、今後もレポートしてまいります!