あなたのためと言いながら

ペーパードライバーだった娘が
車を買いました。


そのまま社会に
放り出す訳にもいかないので(笑)、
週末帰省してくるたびに
練習に付き合っています。


私には
苦い思い出があります。


私は前職時代の2000年に
家族を伴い
スコットランドに赴任しました。


向こうでは
学校には親が送迎するのが
当たり前となっていて
当然妻が送迎することに
なります。


そこで
当時ペーパードライバーだった
妻を猛特訓することに
なりました。


でもやっぱり
身内はダメですねぇ(^_^;)。


自分の思い通りに
運転してくれない(当たり前!)
妻にイライラして
ついつい怒鳴り散らして
しまいました。


すると当然相手は萎縮するし
やる気もなくすし
うまくいくはずがないですね。


今思うと、
まったく自分を俯瞰して
見ることができず、
自分のことが制御不能に
陥ることが多かったです。


その当時の自分に
根本的な誤った思い込みが
あったとすれば

自分がこうあるべきと
思っていることを
相手がしてくれないと
そうさせられない
自分の存在を否定される

というものです。


今振り返ると、
こういう誤った思い込みが
自分がうまくいかない
パターンを
作り出していたように
思います。


子育てしかり、
仕事におけるマネジメントや
部下育成しかり。


相手のためと言いながら、
結局は自分が認められるため
いや自分が否定されないために
相手をコントロールしようと
していたのです。


こういう誤った思い込みから
逃れるためには
まず自分に起こっていることを
客観的に見つめられるように
なることが必要です。


自分がどんな思考を持っていて
何に対してどんな反応が
出てしまっているのか。


それを知ることです。


手っ取り早いのが
ストレングスファインダーで
自分の資質を知ることです。


それぞれの資質と
それらの組み合わせで
どんな場面でどんな反応が
出がちなのかを
まず理解することからです。


そして、
自分の思考のクセの
土台となっている思い込みに
どんなものがあるのかを
見ていくことです。


そして
自分にこう問いかけます。


「それは、
その思い込みは、
これからも
ずっと持ち続ける必要が
あるのだろうか?」



もし
要らない思い込みならば
少しずつ手放す努力を
してみましょう。


手放せば、手放すほど
楽になります。


-------


えっ、
娘とはさぞかしうまく
いっているだろうって??

えぇ、まぁ、はい、そこは…
身内ですから…

えっ、説得力がない?(^_^;)

---------


今回の編集後記も
(実際は前記だけど(笑))
かなり力が入ってます。

ぜひ読んでください。


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 ストレングスファインダー®の資質「共感性」を活かすカギ

 

メルマガで書いた記事を加筆修正してブログにまとめました。

「共感性」を活かすカギは、相手と感情的に同化しがちな自分を俯瞰してみて、そうならないようにマネジメントすること。
編集後記
現在、
とあるプロジェクトの
全体マネジメントを
本業の傍ら
リモートにて
受け持っています。


その中でのやり取りで
自分に起こったことを
書きます。


ここまで書いて、

「あっ、これ本文で
書いた方がいいかも?!」

が例によってよぎりましたが(^_^;)、
とりあえず
このまま書きます(笑)。


メンバーの方から
やり取りの中で
いろいろと
質問を頂いたのですが、
なんとなく自分の中で
噛み合わない感があり
イライラ感を持っていました。


こういうとき、
昔の自分であれば
そのイライラ感をそのまま
相手にぶつけていたと
思います。


でも今は、
そのイライラ感は
自分の思考が
作り出しているものであり
相手にはその責任はないと
わかっているので、
その原因となっている
自分の思考を
さぐるようにしています。


さて、このケース。


まずは、
その方とのやり取りの中で
自分の今欲しい情報“だけ”が
得られないことに
ストレスを感じていることに
気づきました。


ここはおそらく
「アレンジ」がそうさせて
いるのだと思いますが
プロジェクト全体の進行の中で
“今”何が必要かを
自分の中で明確に持っています。


そして、
それ以外は
“今は”必要なくて
後で考えれば良いことだと
考えてしまいます。


そして私の場合は、
「適応性」的にも

今この瞬間のコトを解決する

ことにフォーカスしがちです。


一方その方は、全体像として
今自分に必要とされていることが
どういうつながりを持つのかが
知りたいのだと思います。


その点私は、

「そんなのやっているうちに
見えてくるから
今考えなくてもいい。」

と思えてしまう人なので
ここが噛み合わないのです。


そしてもう一つ
私がイライラした原因が
あります。


そのやり取りの中で
様々な資料を確認しないと
いけなかったのですが、
その時はスマホで
対応していました。


なので、必要に応じて
資料のpdfや写真を開いて
あちこち飛びながら
思考していました。


私の場合は、
頭の中にいろんな情報を
展開しながら考えるのが
苦手なので
その意味で
全体を俯瞰して見る感覚が
得られないことにも
ストレスを感じていました。


要はその状態では
自分の「アレンジ」が活かせず
欲求不満に
なっていたのです。


そこで今回は、
そのやり取りを一時停止させ
全体を整理する時間を
確保することにしました。


このあたりも、
以前の私であれば
「責任感」「自我」が出すぎて
「その場で答えなきゃ」となり
余計にストレスを抱える羽目に
なっていたと思います。


そうなると、
相手に責任はないのに
どこかで相手を
責める感じになって
うまくいかなかったと
思います。


これが
今まで私が繰り返してきた
最もうまくいかないパターンです。


それを
繰り返さなくなっただけでも
オトナになれたかな(笑)。



さて、本文は何を書こう…


株式会社ハート・ラボ・ジャパン

代表取締役 知識 茂雄



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