今回は、「回復志向」の
効果的な活かし方です。
「回復志向」は、
人や物事を
本来あるべき状態に
戻す資質です。
本来のあるべき姿と
現状のギャップに目を向け
そのギャップを
埋めていくのが
「回復志向」の
イメージです。
その意味で
この資質を活かすには
何事に対しても
本来あるべき姿を
クリアに
イメージしておくことが
とても大事です。
そうすれば、
何をどうすれば
自分の描いている
本来の姿に近づけるのかが
より見えやすくなると
思います。
「回復志向」上位の人は、
自分を高める際にも
今自分が出来ていない
ところに目を向けます。
なので、
対象が自分自身の場合は、
最終的にどういうところを
目指すのかを
言語化し、
明確にしておくと
良いと思います。
ただし、
あまりに大きな捉え方を
してしまうと大変なので
時間で区切るとか
ある意味少し
小さな単位で考えた方が
良いかもしれませんね。
「回復志向」上位の人は、
その思考の特性上
問題解決が得意です。
多くの人が
問題がある状況を好まず
モチベーションが
下がる中で
「回復志向」の人は
むしろモチベーション高く
問題解決に向き合います。
対人で言えば
困っている人の問題を
解決してあげたくなるとか。
そういった
自分の特性を活かして
何に対して
どう貢献できるのかを
考えましょう。
「回復志向」と
対極に位置しやすいのは
日本人の診断者の中では
最もTOP5に入る比率の多い
「最上志向」です。
「最上志向」上位の人は
「回復志向」が着目しがちな
問題に目を向けない
傾向があります。
その意味で、
特に「最上志向」持ちの多い
チーム、組織の中にあって
「回復志向」上位の人の
持つ視点は
貴重だと思います。
今は顕在化していなくとも
いずれ
取り返しのつかないことに
なりかねない問題の
目を摘んでおくとか
そういう役割を担える人は
組織の中にあって
基調な存在だと思います。