今回は、
「競争性」の
効果的な活かし方について
書きます。
「競争性」上位の人は
自分が特定の分野で
一番になる(勝つ)との
目標に向かっている時、
モチベーションが最大化します。
特に、
一番になることで得られる
自分にとっての
ある種のご褒美が
魅力的であればあるほど
“燃えます”。
そして、
自分にとっての“勝つ”というのが
誰に対して、何があれば
そう言えるのかが
明確である必要があります。
つまり、
明確なライバルの存在があり
そのライバルに勝つということを
定量的に測れる状態だと
自分が勝利を勝ち取るために
何を為すべきかが
明確になりやすいと思います。
まずはその点を意識して
できるだけそういう条件を
整えること、
あるいはそういう環境に
身を置くことを
意識しましょう。
とは言え、
明確にわかりやすく
上記のすべての条件が
わかりやすく揃うことは
稀だと思います。
だから
自分の中で
仮想のライバルを置く
(直接競い合っている訳では
ないけれど、
勝手にライバル視する)
とかで「競争性」を
発動させやすくするのも
ありだと思います。
もう少し
気軽に取り組むとすれば
日常の中に
ちょっとしたゲーム性を
盛り込んでいくと
良いと思います。
例えば、何かの
ルーティーン作業であれば
午前中までに
数多く仕上げた方が
ランチを奢ってもらうとか。
ただ勝負するだけでなく
勝つ=ご褒美ゲット
みたいな図式にすると
より効果的だと思います。
「競争性」があって
人間関係構築力の資質が
下位の場合で、“自分が勝つ”に
意識が向き過ぎてしまうと
周囲の人の気持ちを
置いていきがちだったりすると
思います。
チームで
仕事をしているのであれば
「包含」「共感性」「調和性」
などの人間関係構築力を持つ人に
サポートしてもらいながら
“チームで勝つ”の目標を定め
邁進していくことで
最も効果的に「競争性」を
活かせると思います。
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ご質問を頂きましたので
回答しておきます。
ブログの記事、
読ませて頂きました。
毎回読みやすく
分かり易い文章で
見習いたいなぁと
思っております。
コミュニケーション持ちの
思考整理についてご質問が
あります。
テーマは傾聴と資質です。
私は共感性1位、
コミュニケーション
2位なのですが、
人に話をしているとき
相手の感情をフィードバック
し過ぎてしまい
言いたいことを言えないことが
しばしばあります。
これは、
相手に響かない
話題・表現をやめて、
相手の共感を得られる
話題・表現に切り替えた方が
楽だからなんじゃないかと
推測してます。
(コミュニケーションの
ベースメントかもしれません)
で、そのせいで言いたいことが
言えないこともしばしば...
私の友人に着想1位の人がいます。
その友人といると
話のネタがポンポン膨らんで
跳ねる感じがして
とても楽しいのですが、
彼は傾聴がどうも苦手の様で、
私の話をしても
気付けば私は相槌メインの
聞き役になってます。
その経験から感じたのですが、
もしかして
傾聴向きな資質というのも
あるのではないでしょうか?
例えば、
話をルーチン的に
聞き流して
もらいたいのであれば規律性、
論理的に解釈して
フィードバックして
もらいたいなら分析思考、
感情に
寄り添って欲しいなら共感性、
面白い返しをして欲しいなら
コミュニケーションとか。
もしかしたら
コーチングトレーナーの
選び方にも
繋がるかもしれません!
何かコメントがあれば
頂けると幸いです。
ありがとうございます。
たぶんに建前的な答えに
なってしまうかもしれませんが
“傾聴向きな資質”というのは
存在しないというのが
私の見解です。
それは、傾聴は
トレーニングによって
身につくものだから…
というのが一つの理由です。
確かに、例えば
「共感性」であれば
無意識に
相手の気持ちに寄り添い
聴くことができるでしょう。
ただし、それが
ただちに“傾聴”かというと
必ずしもそうではないと
私は考えます。
感情に寄り添い過ぎても
感情にフォーカスし過ぎても
傾聴は難しくなると思います。
特に相手が
ネガティブな感情を
持っている場合は
聴いている自分が
辛くなってしまうでしょう。
その状態で聴いていることを
もはや傾聴とは
呼べないと思います。
逆に、
確かにいくらこちらで
話題を提供しても
無意識に自分の話しに
してしまう人もいますね。
だからと言って
こういう人が
一生傾聴が出来ない人かと言えば
そんなことはないと
思うのです。
繰り返しますが
傾聴はトレーニングで
身につきます。
実は、
コーチ、あるいは
コーチングを
学んでいる人の中で
多くの人は
そもそもコミュニケーションに
苦手意識のあった人たちです。
その中には
「もともと
人の話しを聴くのが苦手で…」
という人が
たくさんいます。
そういう人たちでも
トレーニングを積むことで
傾聴は身につきます。
では、
傾聴の本質は何かと言えば
「共感」です。
ただし、
ここでいう「共感」とは
相手の感情を
ただただ共に感じる
という意味ではなく、
相手がそう感じたという
その事実に
共感するということです。
具体的に言えば、
例えば相手が
「◯◯さんに
△△なんて言われて
本当に腹が立ちました」
と言った時に
「それは腹が立ちますよね!」
ではなく、
「なるほど、腹が立ったんですね」
と相手の感情を否定することなく
一方でただ同調するでなく
受け止めるということです。
感情にフォーカスし過ぎると
前者が起こりがちですし、
他者の価値観を
受け入れていないと、内心
「そんなことで腹立てなくても…」
と、ここでいう「共感」が
成り立たなくなります。
傾聴というのは
どんな資質であっても
つまり
どんな価値観を持っていても
自分を客観的に見ながら
自分の価値観を脇に置いて
相手の価値観を否定することなく
受け入れて
聴いていくことです。
繰り返しますが
この姿勢は
トレーニングによって
身につきます。
こういう前提があった上で
その土台の上に
☑より感情にフォーカスする人
☑使う言葉に敏感な人
☑どんなことでも淡々と
受け止めてくれる人
☑的確なフィードバックを
返してくれる人
など、
様々な特徴がその人の個性として
現れるのはあると思います。
まとめると、
コーチであれば
それがどんな資質を
持っている人であっても
傾聴はしているはずです。
その上での
個性として持っているものと
自分が求めているものの
相性を考えていただければ
良いのではないでしょうか。
おっと、
また長くなった…(^_^;) |