昨日は、知人の紹介で
人間関係で悩みを抱えている方の
お話しを聴いてきました。
こういう時、
私が大事にしているのは
その人のお話しに
しっかりと耳を傾け
その人がどんな思考パターンを
持っているのかを
聞き取ること。
ここでは
ストレングスファインダー®が
ベースにあることが
役に立っています。
もちろん、
どんなに話しを
しっかり聴いたとしても
資質を言い当てることは
出来ません。
そもそもそれが
目的でもありません。
それでも、
全く何もない状態からよりは
はるかに早く
相手の方の思考パターンに
“あたりをつける”ことが
できます。
そうやって
相手の方の思考パターンを
読み解きながら
それを否定するではなく
ただただ引き出していくと
そこには安心感が生まれ
そのうち思いの丈を
話してくれるように
なります。
そして、
このあたりから
相手の方の表情が
明らかに変わってきます。
今回も、
最初はとっても
緊張した面持ちだったのが
段々と柔らかな表情に
なってきました。
そこから先は、
少しだけコンサル的な要素も
入れながら
前向きに
今後をどうしていくのかを
考えてもらいます。
その人の思考パターンが
ある程度わかれば
周囲の人たちの
どんな言動にイライラし
どんな衝突やすれ違いが
起こるのはか
容易に見えてきます。
今回も、
「ひょっとしたら、
こういう場面で、
こんなことが
起こっているのでは
ないですか？」
と尋ねると、
大概のことは
その通りで当たっています。
そして、
そうやってお互いのすれ違いの
メカニズムがわかると
それをどうやって
解消していくのかの
答えも容易に見えてきます。
もちろん、
答えが出たとしても
それが
簡単に実行できるものかは
別問題ですね。
でも、
こうやって相手の
思考パターンを明確にし
それを否定するでなく
ニュートラルに
今起こっていることを
整理していくと
不思議なもので
自然と相手の方は
その問題を
自責で捉えるように
なっていきます。
決して自分を
いたずらに責めるわけでなく
ただ、目の前の問題は
自分で解決できる問題だと
捉えていくのです。
ここまでくると
どこからか
前向きなエネルギーが
湧いてくるような
感覚にすらなってくると
思います。
実際この方の場合も、
別れ際には
軽口をたたかれるくらい
気持ちが軽くなっている
様子でした。
少しはお役に立てたようで
私も安堵しました。
今でこそこうやって
まっとうに（？）
人と関われるようになった
私ですが、
その昔は全然ダメでした。
まず、
そもそも人の話しを
最後まで聴くことすら
出来ませんでした。
なぜならば、
自分の“こうあるべき”を
ただ押しつけるだけの
人間だったから。
それが、
最初はただただ我慢して
人の話を聴くことから始めて
相手の話しを引き出す術を
身につけ、
そして
ストレングスファインダー®
を通して
人の多様性を実感し
自分の“べき”を押しつけるでなく
ニュートラルに自分と相手の
思考や価値観の違いを
聞けるようになりました。
未だに初めての人と
いきなり一対一で話すのは
ちょー苦手だけれど(笑)、
こんな（あんな）自分でも
ここまで来れたんだなぁと
感慨深いものがありました。
やっぱり
コミュニケーションって
繰り返し、繰り返しの
練習で身につくものだと
思うのです。
そしてそれは、
もちろん現在進行形！！
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