今回は、
「分析思考」を
効果的に活かす方法を
書きます。
「分析思考」が
大切にしているのは、
事実と客観性。
複雑な事象から
客観的な事実を抽出して
その積み重ねから
物事の本質を
明らかにしていきます。
そして、
「分析思考」が
大切にしているは
論理性。
“論理”とは、
辞書によれば
事物の間にある
法則的な連関
とあります。
つまり、
どんな事象にも
それが起こるべきして
起こった原因があり、
「分析思考」の人は
その原因と結果の
因果関係を、
客観的事実の積み重ねで
明らかにしようとします。
客観的事実とは
誰が見てもそうだと
言えるものです。
だからこそ、
客観的事実や数字の
積み重ねで
明らかにされた事実は、
納得感、説得力が
高いわけです。
そして、
その思考ゆえに
「分析思考」上位の人は
どんなに込み入って
難解なことでも
それをわかり易く
説明することができます。
今目の前で
起こっている事象が、
なぜそうなっているのかを
順序立てて説明します。
◯◯がこうなって、
こうなるから、
こうなる…というように。
この複雑な事象を
シンプルにわかり易く
説明できる強みを
活かすことを考えましょう。
「分析思考」上位の
私の文章も
比較的わかり易いと
言ってもらえることが
多いです。
例えば今シリーズで
書いている
資質の効果的な活かし方
についても
それぞれの資質の特徴が
どこからやってくるのか、
すなわち、その資質の
本質や、動機づけは
何なのかを
詳らかにしながら
説明するようにしています。
なぜならば、
そうしないと
自分自身が
気持ち悪いからです。
「分析思考」の人が
大切にしているのは
「なぜそうなるのか?」
「なぜそう言えるのか?」
です。
この“なぜ”との疑問を
“問題”に向ければ
様々な問題の根本原因の
追求につながります。
「分析思考」の人は
様々な問題の
根本原因を見つけ
対症療法ではなく
根本対策までつなげることが
できます。
その強みを
活かし貢献することを
意識しましょう。
一方、
人間関係構築力が下位で
「分析思考」が上位の人は
感情の扱いが
苦手かもしれません。
人の感情とは複雑過ぎて
数値で表すことも
出来なければ
原因と結果の因果関係も
説明が容易ではないからです。
だから、
ただ共感を求めて
相手が口にしている
愚痴に対し、
その原因を分析し
対応策を
アドバイスしてしまう
なんてすれ違いが
起こりがちです。
はい、うちの夫婦間で
以前良く起こっていた
事象です(^_^;)。
ここも繰り返し
書いてきたことですが
チームで仕事をする場合は
相互補完を意識することが
大切です。
自分の高い論理性の強みを
活かし貢献しながら
直感や感情を
大切にしている人に
自分の苦手を
補ってもらうことを
意識するといいですね。