今回は、
「運命思考」の
効果的な活かし方について
書きます。
「運命思考」の原語は
Connectedness
=つながり。
すべての
物事、出来事、人に
つながりを見出す資質。
物事のすべては
つながっていて
意味のないことは
一つも起こらないし、
それぞれの出来事の
起こる順番も、タイミングも
すべては必然として
そうなっているのだと
感じています。
人との出会いに対しても
出会うべくして
出会った人として
そのご縁を大切にします。
そんな
「運命思考」の人は、
どんなことにも
意味付けをしています。
つまり、
たとえ今目の前で
うまくいかないことが
あっても
ただ後悔するでなく
それを次につなげるために
何をそこから学べるのか?
と考えます。
「今ここで
こういうことが
起こるということは
それにも
何か意味があるはずだ」
と。
そういう意味では
「運命思考」の人は
物事を
ものすごく長い時間軸で
捉えているのだと思います。
だから、
一瞬、一瞬での
心のゆらぎが少ない感じ。
「信念」上位の人のように
固い芯を感じる強さではなく
やわらかく、しなやかな
強さという感じ。
また、
ここもすべての物事が
つながっていると
感じていることから
「運命思考」の人は
人と争うことに
あまり意味を見出しません。
より正確に言えば、
誰かと競い、
争って勝つことで
自分だけが利益を得ることに
意味を見出しません。
そして、どんな人にも
そこに存在する意味を
見出すので
人を外見や、
内面的な価値観、
障害のあるなし等で
区別することがありません。
もはや
そういう存在そのもので
周囲に貢献していると
いう感じでしょうね。
ひょっとしたら
自らリーダーシップを
取ることは
少ないかもしれませんが、
もしそういう役割が
回ってきたとしても
それに抗うことは
ないと思います。
「運命思考」上位の
リーダーは
どんな人に対しても
その存在の意味を見出すので、
特定の人だけに
スポットライトを
当てるのではなく、
表立って活躍している人の
影にいて
人知れず努力して
サポートしている人たちにも
光を当ててあげることが
できるはずです。
そして何より
うまくいっていること
いっていないことすべてに
意味を見出し
尊重してくれるので、
そういうリーダーの下で
人は、決して“否定されない”
安心感を得るのでは
ないでしょうか。
一方、
上で書いてきたように
ある意味白黒はっきりさせて
何かを決断することは
苦手だと思うので、
その部分は、例えば
「指令性」「活発性」
「自己確信」
などを持つ“決められる”人に
委ねるのもアリだと思います。
「運命思考」は、
それを
持っていない人からは
割とわかりづらい
資質かもしれませんね。
特に、影響力、
実行力の資質が低めで
言動が表に現れづらい人は
「何を考えているか
わかりづらい」
という印象を
周囲の人に与えているかも
しれません。
自分が当たり前に
感じている“つながり”を
他の人は必ずしも
感じてはいないという
その事実を
ただ自覚しておくことも
大切かもしれませんね。