ご質問を頂きましたので
回答してみます。
いつも素晴らしい
学びのあるメルマガを
ありがとうございます。
弱みへの対処について
質問です。
私は資質のTOP10に
思考力が6つ、
人間関係力が2つ、
影響力が1つ、
実行力が10位に
慎重さが1つあるのみ、
と偏っています。
そのため、
つい考えすぎてしまって
行動に移すのが遅くなったり、
結局行動せずに
終わってしまって、
チャンスを
逃してしまうことが
多々あります。
実行力があるタイプと
組んで補えるのが
一番いいとは思うのですが、
いつもそれが叶うわけでは
ないので、
自力でも行動力を
アップさせられる方法を
模索しています。
そのための策として
何かアドバイスいただければ
幸いです。
ありがとうございます。
まずは、
「慎重さ」も
立派な実行力の資質なので
行動が起きないと
いうことでは
ないということに
自覚を持つことも
大事だと思います。
「慎重さ」を持つ人は
確かにリスクを検討する
時間が長くなる分
取り掛かるまでに
時間を要しますが、
それは結局、最終的には
動いて成果をだすために
考えるということなのです。
そして、
リスクが排除できるか
そこに備えた十分な準備が
できない限りは
動かないということは
言い換えると
動かないと決めて
そう行動しているとも
言えますよね。
とは言え
動けない感が
出てしまったり、
情報の不足により
判断がつかなかったりして
チャンスを逃した感が
出てしまうことは
確かにあるだろうと
思います。
そこでまず大事なのは、
実行力が高くて
ばりばり行動して
成果を出す人並に
自分がなろうと
しないことです。
違う資質を
持っている人は
違う資質を
持っているなりに
その人だけの
強みがある訳なので
まずその強みに
目を向けていくのが
大事なのは
言うまでもありません。
弱みへの対処は
あくまでその前提が
あってのことです。
弱みは
克服するものではなく
対処するものですから。
その前提で、
実行力が高くない場合で
“それなりに”
行動を起こすトリガーを
探す前提での
アドバイスです。
まず考えるべきは
ストレングスファインダー®の
4つの分類は
あくまでもっとも意識の
向きやすい方向性を
表しているのであって
それだけに
意識が向くということでは
ないということです。
すなわち、
戦略的思考力の
資質であっても
考えるばかりで
行動が
起きないということでは
必ずしもないということ。
要は、
その資質なりの
動機づけを自覚し、
それを行動と
結びつけていくことが
大事だと思います。
例えば、
「学習欲」であれば
新たな経験は
むしろ好物のはずです。
新たな経験は、
必ず何らかの学びに
つながるからです。
リスクを考え、
躊躇感が
出てしまう時でも
例えうまくいかなくとも
必ず学ぶべきものが
あるはずだと捉えれば
行動することへのハードルは
下がるはずです。
だから
リスクを想定して
動けない感が
出てしまった時こそ
意識的に
こう問いかけてみてください。
「もし
これにチャレンジしたら
どんな学びに
つながるだろうか?」
そうするこで
ひょっとしたら
やるリスクより
やらないリスクが
大きいことに
気づけるかもしれませんね。
他には例えば
「未来志向」であれば
何かを実行し
成果を出したその瞬間、
あるいはその先のことを
具体的に
イメージすればするほど
行動が起きやすくなると
思います。
他の資質の
グループで言えば
人間関係構築力を
活かすのであれば
対“ヒト”を考えることです。
例えば
「共感性」であれば
それを実行することで
誰が喜んでくれるのかを
できるだけ具体的に
イメージすることで
行動につながりやすく
なるかもしれません。
当たり前ですが、
どんな資質の組み合わせで
あっても
まったく行動しない人など
いる訳がないのです。
だから、
自分が行動している場面を
思い浮かべて
その時の動機づけに
目を向け、
それを自覚し
その動機づけを
意識的に活かすことで
“それなりに”行動に
つなげることができると
思います。