今回は、
「調和性」を
効果的に活かす方法を
書きます。
「調和性」は、
端的に言うと
“対立”を嫌います。
対立は
何も生み出さないし、
非生産的なものだと
無意識に考えています。
そこから、
自分自身で言えば
対立を起こさないように
出来る限り
周囲の人に合わせようと
します。
そのため、
その場にいる人の
声の調子、気持ちや
場の雰囲気に対する感度が
非常に高いです。
「共感性」と違うのは、
「調和性」で感じ取るのは
そこに対立感情があるか否か
だということです。
「共感性」は、
その場にいる一人ひとりが
笑顔でいることに
安心感を覚えますが、
「調和性」の場合は、
その場にいる全員の感情の
方向性が揃っていることに
安心感を覚える感じです。
例えば、
皆が真面目に、深刻に
議論している場で
ある意味
ふざけたような
おちゃらけたような
態度での発言があると
そういうのも
好まないと思います。
もっと言うと
そういう発言が
誰かの負の感情を
もたらすのではないかと
ドキッとする感じです。
そういう場の空気を
敏感に察知する能力に
長けていることを活かし、
無用な対立が起きないように
配慮していくことが
「調和性」を
効果的に活かすカギです。
これも、
自分では無意識に
やっていることだと
思いますが、
これをより意識的に
やっていくことが大事です。
例えば、
会議や打ち合わせの場で
誰かと誰かがの意見が
対立した際
それぞれの話しを
注意深く聞き
それぞれの主張の中での
共通点、合意点を見出し
それを提示していくとか。
「調和性」の人は、
無意識に
どんな人の、どんな意見にも
同意できる点を見出します。
その才能を活かし
ある種の調停役を担うことで
その才能が活かされます。
それから、
「調和性」の人は
無意識に場全体を見ています。
言葉には出していなくとも
何かしら
不満がある人の存在を
敏感にキャッチします。
その才能を活かし
そういう人に発言を
促すこともできますよね。
それから
「調和性」の
合意点を見出すとの才能は
今目の前で
議論されていることの
もっと先にある
大きな目的に照らすことで
目の前の対立が
必ずしも本質ではないことを
見抜いていると
いうことでもあります。
自分が見ている
本質的に目指すべき目的を
その場に提示することで
自然と対立が
収まっていくことも
あるでしょう。
例えば
何らかの“手段”について
意見の対立が
起こっているとき
「誰に何を届けたいのか」
等の本来の目的を
思い出させることで
今この瞬間に
些末なことまで
議論する必要はないことに
他の人が
気づけるかもしれません。
今回は、
少し抽象的過ぎて
難しいかもしれませんが
「調和性」を
持っている人ならば
なんとなく
わかってもらえると
思います。