今回は、
チームメンバーとして
一人ひとりが担うものが
自分の苦手なことだった場合に
“それなりに”対処する
方法について書きます。
ここで言う苦手とは、
それを得意とする資質が
下位にあるということを
指しています。
まず大事なのは、
その苦手さを
開示しておくと
いうことです。
ここがまた
微妙なのですが
先日書いたように
“言い訳に使う”
という意味ではなく、
例えば
「自分にとってこれは
苦手だから時間が掛かったり
うまくいかないことも
あると思うけど
許してね!」
という感じかな。
つまり、
それなりに頑張るとの
前提がありつつ
うまくいかないことが
あることを自分に許し、
相手にも同時に
許しを請う感じです。
ひょっとして
相手をイラつかせる場面が
あるかもしれないけれど
決して悪気があっての
ことではないことを
理解してもらうことです。
下位資質を含めた結果を
共有出来ていれば
理想的ですが
なかなかそうは
いかないので、
自ら苦手なことを
公言しておくことで
周囲の人に
助けてもらいやすくも
なりますよね。
その上で
今日のテーマは
苦手なことを“それなりに”
どう頑張るかの部分です。
まずは、
自分の上位資質で
何とか補えないかを
考えることです。
あるいは、
自分の上位資質の特徴を
理解した上で
折り合いをつけていく
感じです。
例えば、
実行力の資質が下位で、
「活発性」x「着想」
x「適応性」
だったりすると
何かを
継続的に実行することには
苦手意識があると思います。
こういう人は、
その瞬間に
思いついたことに
飛びつきやすいからです。
では、
その“続ける”という
苦手なことを
どうその“続けるのが苦手”な
資質を逆手にとって活かし
やるかということです。
上記のような人が
一つのことを続けるのが
苦手なのはなぜかと言えば
変化がないからです。
だから、
続けていく
=日々の変化に対応していく
に、何かしらの工夫で
変えてしまえば良いのです。
例えば
定期的に顧客を
訪問しなければならない
仕事であるならば、
毎回その日の思いつきで
客先に行くまでの
ルートを変えてしまうとか
交通手段を変えるとか、
もしくは、可能であれば
時間帯を変えるとか。
こういう変化を
取り入れていけば
そうしたなりに
そこで起こることにも
変化が生じます。
例えば、
電車の込み具合が
全然違ったり
普段遭遇しないような
人たちに遭遇したり。
「着想」を持つ人は
それまでと違うもの、ことに
触れると刺激され
新たなアイディアを
思いついたりするものですし。
ここでは、
ピンポイントで
資質の組み合わせの
例を出しましたが
考え方としては同じです。
苦手なことを
自分が動く際の自然な
動機づけと
どう紐づけていくかです。
そして、
しつこく繰り返しますが
ここで言っているのは
あくまで“それなりに”
頑張るための方法です。
上位資質を使えば
どんなことでも
得意な人たち並になれる
ということではないので
そこは、くれぐれも
誤解なきよう!