パートナーシップの
その4です。
今回から、少しずつ
思考のクセの違いによる
すれ違いと
そこへの対処方法について
見ていきましょう。
まずは、
思考が先に立つ人と
感覚型の人とのすれ違い。
例えば私のように
「分析思考」が高いと
自分のやることが
所望の結果につながるとの
筋道がちゃんと
見えていることが
大切です。
一方で、“概して”
「ポジティブ」上位の人は
根拠なく
「何とかなる」と
思いがちなところが
あります。
特に影響力と
人間関係構築力に
偏りのある人かな。
前者は動くために
根拠が必要であり、
後者はそこに
重きを置いていない感じ。
すると、
どういうすれ違いが
起こりがちなのか
容易に想像が
つきますよね?
多くの場合は、
「ポジティブ」
上位の人の言動に
「分析思考」が
イラつく感じ。
「分析思考」にとって
「なんとなく…」で
動く感覚はないし
「なんとなく…」で
動いてうまくいくとも
思えないのです。
だから、
「なんとなく…」の感覚で
相手が動いたとして
うまくいけば
“たまたま”だし、
うまくいかなければ
「それ見たことか!」
なのです。
もっと言えば
下手にうまく
いこうものなら
「図に乗るんじゃないよ!」
的な感じにすらなるかも。
こういう時、
どう対処するかと言えば
歩み寄るとしたら
「分析思考」持ちの方ですね。
なぜならば、
「ポジティブ」持ちの人は
基本“懲りない”から(笑)。
多少の失敗で懲りてたら
「ポジティブ」
じゃないですからね。
そして、
物事の理屈を考える
クセのない人に
逐一理屈を考えろ
というのも
やはり無理があります。
だから
「分析思考」側からみて
そこは諦める。
そして、
それまでと物事の見方を
変えていくことです。
根拠なく感覚で動いて
うまくいったことを
“たまたま”と
否定的に
捉えるのではなく
「そうか、
根拠なく動いても
うまくいくときは
いくんだ!」
と
それこそ“ポジティブ”に
捉えていくことです。
こういう
見方に変えていくと
逆にいくら論理立てて考え
根拠を見出しても
100%思うように
いくわけではないことにも
気づけるでしょう。
そうやって考えていくと
「分析思考」が
いい感じで
緩んでいくと思います。
もちろんだからと言って
いつでも相手に合わせて
根拠なく感覚で
動きましょうと
言いたいわけでは
ありません。
相手の動きが
いくらなんでも
どう考えても
うまくいかないのは
見えていることだって
あるでしょう。
そういう時は
しっかりとその理由を
相手にわかり易く
教えてあげれば
良いのです。
つまりは
「分析思考」の
出しどころを考える。
そういう意識を持って
相手と接していると
今度は相手の方から
必要な時に
アドバイスを求めるように
なるでしょう。
とにかく大事なのは
お互いに
相手の思考は
自分の思考に
広がりを
与えてくれるものだと
認識し、お互いを
尊重し合うことです。