つい先ほどのセッションでの
クライアントさんからの
質問で
自分が無意識にとっていた
クライアントさんの
資質に応じたアプローチの
違いに気づきました。
コーチングの究極の目的は
その人がより幸せに
生きられるように
なることです。
その意味で、理想的には
一人ひとりが
その人の興味の向くまま
やりたいことを
やれるようになるのが
目指したい方向性です。
その場合、
大きく二つのアプローチが
あり得ます。
そしてそれは、
それぞれの
クライアントさんの
タイプにもよります。
それは、
そもそもネイティブに
好奇心のまま
やりたいことをやれる人。
もう一つは、
こうあるべき、
こうあらねばならないの
“べき、ねば”が強い人。
あるいは、
どちらかと言えば
他人軸になりやすく
自分で決めることが
苦手な人。
こう書くと、
最初のタイプの人って
放っておけばいいじゃん…
となってしまいそうですが
実はそうでもないのです。
どんな人であっても
社会生活を営む上で
他の人と触れ合ううちに
無意識に自分の言動に
制限を掛けてしまうことも
あるのです。
世の中のなんとなくの
“こうあるべき”に
無自覚に
影響を受けてしまうことが。
だから、
こういう方に対しては
自分の活き活きとしている
状態を
思い出してもらうことが
有効です。
自分が活き活きと
している状態って
なんだかんだ言って
自分の好奇心に
素直に従って
行動している時だと
いうことに、改めて
気づいてもらうのです。
一方、
後者のパターンの場合
ネイティブに
好奇心のまま
行動するということは
難しいと思います。
だからこそ
そういう人に対しては
意識的に“べき、ねば”を緩め
自分のやりたい気持ちを
意識的に
引っ張り出してもらうことを
提案します。
もちろん
あくまで提案であって
やるかどうかを決めるのは
クライアントです。
つまりは、
好奇心のままに動くことが
ネイティブな人は
それをいかに制限せずに
いられるか、
そうでない人は
いかに好奇心に
意識的に
スイッチを入れてあげるか
だと思っています。
自分自身はと言えば
明確に後者なので
こんな意識で
日々取り組んでいます。
“べき”ではなく、
“たい”で選ぶ。
迷った時は、
勇気の要る方を選ぶ。
そうやっていけば
結果的に
やりたいことが残り
やりたくないことが
排除されていきます。
究極的に
目指すべきところは、
ここだと思っています。
目指すべき場所が同じでも
そこに向かうまでの道筋は
人それぞれに違います。
ストレングスファインダー®が
その道筋を教えてくれます。