前回の続きです。
自己を客観視しながらの
自己責任での選択を
ストレングスファインダー®を
絡めて説明してみます。
ストレングスファインダー®を
ベースにして
いろんな出来事に対し
反応してしまう自分を
客観的に見ながら
その先の言動を
選択していくことが
大切であると
繰り返し書いてきました。
そこに
ストレングスファインダー®を
当てはめて考える際に
大事なのが
自分が上位に持つ資質と
その組み合わせでの
バルコニーとベースメントを
把握し、
意識しておくことです。
簡単に言うと
バルコニー使いとは
強み使いであり
ベースメントは
その反対の使い方。
つまり、
ストレングスファインダー®を
ベースにした場合での
言動の選択、
特に自分にネガティブな
反応が生じた際の選択として
ベースメントに
陥らない選択をするというのが
一つのポイントになります。
言い換えると
反応のまま、
無意識に取っている言動は
往々にして
資質のベースメント使いに
なっていることが多いのです。
例えば私の場合だと
人を自分の基準で正したくなる
「責任感」という資質と
人と争いたくない
そして何かと相手に配慮する
「調和性」という資質を
併せ持っています。
ストレングスファインダー®での
自己理解を通して
主にこの二つの資質の
組み合わせにより
自分の中のややこしさが
生じていることを
理解することが出来ました。
例えば
チームで物事を進める際
自分なりに「こうすべき」
というものがあったとします。
「調和性」持ちの私は
それがありつつも
まずは他の人の意見を
聞きたくなります。
「調和性」という資質は
例え意見の対立が
あったとしても
必ず合意点が見いだせると
思っているので
まずは相手の意見を聞き
それに合わせて自分の意見を
どう調整できるかを
考えたいからです。
でも、人によっては、
SF的に言えば
「調和性」は低くて
影響力の資質が
高めのような人は、
(良し悪しでなく)
あまり人の意見を聞かずに
独断で物事を進めていくことも
あります。
そういう人と接した時
「調和性」で
人の意見を聞く
(=他者に配慮する)ことを
“自分は”大切としているので
その相手に対し
何となくネガティブな
印象を抱きます。
しかしながら
「調和性」ゆえに
本来「こうすべきだ!」
がありながら
それを声高に言うことは
ありません。
それどころか、
ある意味現実解を求める
「調和性」ゆえに
相手が「折れないな」と思うと
議論することすら
面倒になってしまい
黙り込んでしまうことも
あります。
そのくせ、
自分の言いたいことを
言っていないくせに
“人に配慮する”ことを
大切にしているだけに
“配慮されなかった”
(と感じている)ことに対し
静かに怒りを抱えたままに
なっています。
すると
何が起こりがちかと言えば
上で書いたようなことが
繰り返し起こると
段々と怒りのマグマが溜まり
ついには限界が来て
爆発してしまうことが
多くありました。
我ながら
面倒くさいやつだと
思います…(^_^;)
ここでの各資質の
ベースメントは、
「責任感」的に言えば
自分が大切にしていることは
相手も大切に“すべき”だと
勝手に思い込み
それを相手に押しつけようと
してしまうこと。
そして
「調和性」的に言えば
そう自己主張したいことが
ありつつも
他者との対立を恐れるあまり
主張しないということを
選択しがちだということ。
なので、
ここでの選択肢というのは
二つの方向性があります。
一つには、
自分の中の、自分だけの
「こうあるべき」を
緩める方向。
そしてもう一つは
対立への恐れを乗り越え
自己主張するという方向。
これを組み合わせていけば
こんな風に対処が
変わってくる可能性が
あります。
まず、
誰かが周囲の意見には
さほど耳を貸さずに
独断で物事を
進めようとしている時に
それ自体を否定するのではなく
「あ、こういう人なんだな」
と、まず一旦受け入れます。
それどころか、
ストレングスファインダー®での
相互理解が出来ていれば
それこそが
その人の強みであると認識でき、
そういう部分を
尊重することすら
出来るでしょう。
その上で今度は、
次の選択が出てきます。
それは、
自分の意見を主張するか否か。
それを
状況を俯瞰してみながら
判断します。
そしてもし、
主張すべきと判断したならば
そこに対し
反論が来るかもしれないし、
受け入れられないかもしれないし、
否定されるかもしれない、
その前提を起きつつ
それらも受け入れる覚悟で
すなわち自己責任で
主張するということになります。
ここも自分の資質に対し
自覚がないと
「自分が正しい意見を
主張しているのに!!」
との反応が
出てしまいかねません。
自分に起こる反応は、
あくまで自分の持つ資質が
反応しているのであって
それは自分だけの反応である。
これを自覚した上で
自分に起こる反応と
自分を取り巻く状況を
俯瞰してみながら
その先の言動を選択していく。
これが大事だということです。
今回はいきなり二つの
資質の組み合わせで
話しをしたので
少しわかりづらかったかも
しれませんね。
私の場合は
ここに「自我」も加わるので
実際もっと、もっと
ややこしいのですが…(^_^;)
上述したように
自分を客観視しながら
自分の資質がベースメント使いに
ならないよう
マネジメントするためには
その資質によってなぜ
そうなってしまうのかの
根っこの部分を知ることが
必要です。
そして他者理解においても
自分が
持っていない資質だからこそ
その根っこにある動機づけを
理解しておくことが必要です。
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