前回の続きです。
(バックナンバーは
こちら から)
私が、
「神様っているんだなぁ」
と思わされた出来事とは
出向先の工場が
閉鎖されることに
なったことです。
一般的に企業での
海外出向というのは
最低でも3年~5年程度
というのが
一般的だと思います。
それは、
あまりに短い期間だと
そこに掛けた費用が
回収できないからです。
私の前任者も
5年いたので
私自身もそれくらいの
期間を
覚悟していました。
ということは、
私のことを完全に
拒絶していた彼と
過ごす期間も
それくらいのスパンに
なってしまうと
いうことを意味します。
これが
日本にいたのであれば
おそらくどちらかが
移動してしまえば
済む話しです。
もちろん
根本的な解決策では
ないけれど...。
でも、海外だと
上記の理由で
そうそう簡単に
どちらかを
移動させることなど
出来ません。
それが結果的に
工場閉鎖の決定により
彼と共に過ごす期間が
一年ほどに
短縮されたのです。
実際には、
閉鎖が決まって以降は
事後処理しか
していなかったので
彼と仕事をしていた期間は
もっと短い期間でした。
正直、
完全に拒絶されたまま
3年、5年と
過ごしていたら
どうなっていたかは
まったくわかりません。
ひょっとしたら
どちらかが
精神を病んでいたり
したのかもしれません。
だからこそ、
とてもとても残念な
ニュースでありながらも
一方でほっとしている
自分がいたことも
事実です。
余談ですが、
工場閉鎖のニュースは
まず日本人スタッフに
伝えられ
その翌日に現地スタッフに
伝えられました。
その当日出社し
現地でのボスだった
同い年のマネジャーに
「Good Morning」
と挨拶したところ
返ってきた返事は
「Sorry, Chishiki-san,
I can't say "Good Morning"
today」
というものでした。
私としては
キューっと
胸が締め付けられる
思いがしました。
そんなこんなで
わずか一年半で
帰国することになった
私ですが
せっかく神様が
与えてくださった
気づきを活かし
自分としっかりと
向き合い
自分を変えることに
取り組むのは
まだまだ先のことでした。
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ここで書いていることは
繊細な内容なので
皆さんの心の内にだけ
留めておいてください。
その前提で
自分のダメっぷりを
赤裸々に書いていきます。
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